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記事No 6244
タイトル ライディング・切り返しについて相談
投稿日 : 2011/09/30(Fri) 00:44:01
投稿者 ジョルノおやじ
参照先
管理人様、閲覧者の皆々様、こんばんわ。最近スクーター改造してないジョルノおやじです。

なんでか?って言いますと、ギアー付の空冷2st12インチスポーツ車にこっそり乗ってみたり、あれこれナニして二種状態の物に修正して、気が付くと、同じカタチのバイクが二台。。。と言った感じで、浮気が本気を超えてしまったことを認めざるを得ぬ事態 orz

そんな今日この頃なのですが、40過ぎてるオッサンがこんな物に乗ると当然、目を三角にして『カメッ!!!』という具合になってしまうんですが、あれだけ車体がコンパクトだと誰でも膝が擦るわけでして。そういうフォームで走るのが楽しかったりで。

そこでスクーターを引っ張り出して走り比べてみると、どうにも同じようなライディングに至らず膝下にはまだまだ余裕あったりするんです。以前は気にならなかったタンクが無いとかステップが無いといった要素が浮上し、バンク状態からの復帰でどうやって躰を切り返せば良いのだろうと困ってます。以前はリーンイン程度のコーナーリング姿勢でしたので気が付かなかった事なんですが、最近はちょっとした拍子に尻をシートから外してしまうしで、、、

アドバイスくださいませ。

記事No 6248
タイトル Re: ライディング・切り返しについて相談
投稿日 : 2011/10/01(Sat) 20:57:16
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
ジョルノおやじさん毎度でございます〜

さてさて、珍しくと言いますか非常に稀なライディングについてのご質問ですね。
一応この辺も私の守備範囲内なので、何でもご質問下さいな。
…この手のご質問は文章では表現しづらいのでいつもより長くなりがちですが(汗


> なんでか?って言いますと、ギアー付の空冷2st12インチスポーツ車にこっそり乗ってみたり、あれこれナニして二種状態の物に修正して、気が付くと、同じカタチのバイクが二台。。。と言った感じで、浮気が本気を超えてしまったことを認めざるを得ぬ事態 orz

確かこれは以前にも伺ったかと思いますが、12インチのはしりでもあるヤマハの
自然空冷2stスポーツ(?)車ですよね。
この辺、ポン付けごにょごにょとかが行える世代の車両なので、いじくっても結構
面白いというのは分かりますです(笑


> そんな今日この頃なのですが、40過ぎてるオッサンがこんな物に乗ると当然、目を三角にして『カメッ!!!』という具合になってしまうんですが、あれだけ車体がコンパクトだと誰でも膝が擦るわけでして。そういうフォームで走るのが楽しかったりで。

12インチだと他のバイクとはこれまた一味違った乗り味ですが、これはこれで
ホンダNSR50だと「3/4(スリークォーター)スポーツ!」と言われた事もあり、
スポーツモデル車サイズダウンという事で、やる気にさせる車両である事は
間違いありませんね〜
…ちなみにバリバリ伝説は私もそれなりに好きですよ(笑


> そこでスクーターを引っ張り出して走り比べてみると、どうにも同じようなライディングに至らず膝下にはまだまだ余裕あったりするんです。

そしてスクーターとのスポーツ特性の違いですが、こればっかりは同じバイクとはいえ
かなり異なる点があるのが現実です。

まず、スクーターというのはエンジンがリヤミッドマウントなので、かなりフロントへの
荷重は少ない上、ブレーキング時には何もせずともフロントへの過負荷には
なりづらいですが、10インチの小径タイヤへの負担を鑑みるとこれはこれで
どうしようも無い点になります。

が、その反面ブレーキング時には人間が動いて後方への荷重移動を行わないと
すぐにフロント限界が来てしまいますし、コーナーリング中もハンドルに寄りかかる
様なスタイルではすぐにフロントが過負荷+リヤすっぽ抜けでさくっと滑りますが(笑


対して普通のバイクだと、エンジンはフロントミッドマウントで車体の中心にあり、
人間があまり前後に移動せずとも、ある程度はブレーキングやコーナーリングに
対して理想に近いポジションになっています。

いくら旧式ヤマハの12インチ車両とはいえ、その辺はさすがにスクーターとは
比べるべくもない良バランスに近い、というのが大前提ですね。


なので、スクーターでバランスの良いライディングを行おうとすれば、普通の
バイクに比べるとかなりの割合で積極的に人間の荷重移動、バランス調整を
行ってやらねば全く上手くは走れないんです。

元々のシート高さと10インチタイヤではハングオンスタイルを取ってもそうそう
ある程度のバンク角で膝が地面に接する事はありえず、基本的にスクーターで
ハングオンスタイルの膝擦りを行うのであれば、かなりの無理膝が前提で
半分尻をずらしたスタイル程度では、タイヤのバンキング限界を越えても
膝が地面に設置する事は無いでしょう。

タイヤ自体は10インチとはいえ、ノーバンクからフルバンクまでの範囲というのは
ありますから、その6〜7割バンクの時点で膝が設置する、といったライディング
スタイルを自分で決めていかねばなりませんね。

これは体格や車両によっても大きく左右されるので、どの位が最適なのかは
練習して身につけるしかありません。


> 以前は気にならなかったタンクが無いとかステップが無いといった要素が浮上し

これは、あくまでスクーターを普通に乗っていたのではまず必要とは感じませんし、
スポーツタイプのバイクに乗り、人間での積極的なコントロールやバランス感覚を
体感で知らないとそうそう分からない、と言っても良いでしょう。

ジョルノおやじさんはスクーター以外の車両でそういった点を体感したからこそ、
スクーターに乗った時のバランス感に不安を覚えている訳ですね。
これはいつものクチのチューニングではありませんが、「それしか知らない」のでは
色々と制限は出てしまう物なので。


で、スクーターにタンクが無いのは当然として、ステップは無い事は無いでしょう(笑
実際に股の間にタンクのある普通のバイクでも、確かにタンクホールドは必要ですが、
攻める系統の走りであれば両足の太ももでしっかりタンクを挟み込んでから
ブレーキングする、なんて事は状況的にほとんどありえないので。

ならどこでホールドしているのかといえば、結局はスクーターと同じで
かかとの内側や足の親指の付け根等の狭い範囲にて、全ての荷重を
受け止めているんですよ。
(タンクの後方のカドも補助的には使いますが…)

スクーターの場合は、バックステップ乗りを行っても車種によってはステップの
位置が悪くて真っ当なホールド感が得られない場合もありますが、それは
各自で何とかするしかなく、かなりの脚力と言いますか関節の柔軟性も
必須になってきますね。


これはとても大切な事で、別にハングオンしなくとも、スクーターのブレーキング時に
左手を離してもがっつりブレーキングが出来る、位の下半身ホールド感を練習で
身につけるのが最善です。

本当に左手をハンドルから離すのではなく、多少浮かせてやり、「ブレーキング時に
ハンドルを押さえない、しがみ付かない」といった状態を作り出し、その状態を
下半身のみで安定させ、フロントブレーキ1本でのセオリー通りのブレーキングを
練習するととっても勉強になりますね。

これは別に「攻めるぞ!」といった時でなくとも、普段乗っている段階でもいくらでも
練習が出来ます。

リヤブレーキは「制動」に使うものではなく、リヤミッドエンジンのスクーターの場合
ブレーキングの最初の一瞬だけはリヤを先にかけはじめ、リヤを沈ませてから
フロントを全力でかける、という方向性でして、この割合が通常のバイクよりは
大きめになっている、という面もあったりしますよ。
(スクーターのレーシングマシンのリヤブレーキはスカスカに調整する事が大半です)

まずは、こういった直進状態とそこからのブレーキングにて、しっかりと下半身で
車体をホールドして股の間で遊ばせる、といった感覚を養っていくことが
スクーターのみならず、バイク全般のライディングの基本となって行きますね。

これがある程度出来ないと、コーナーリング時のバランスやら切り返しやらは
次の段階でして、「直線で出来ない事はコーナーでは絶対出来ない」という事だと
考えて頂けると幸いです。


> バンク状態からの復帰でどうやって躰を切り返せば良いのだろうと困ってます。

と、実際の切り返しだと、これはセオリー通り、わずかにハンドルを切り込ませて
フロントが地面から起き上がる力をきっかけとし、外足を踏ん張っていきながら
腰からぐいっとシートへ向けて体を起こす、といった感じでしょうか。

もちろん、スクーターならではの極端なハングオンスタイルを取っている場合、
重心もかなり地面に近く、体を引き起こすのにはかなりの力も要りますが、
これも出切るだけハンドルに負担や外乱を与えずに下半身のみで復帰を行うと
いった点がミソです。

実際にはハンドルも結構使いますが、まずはほぼ下半身のみで体の引き起こしと
切り返しを練習しないと、ハナからハンドルに頼っていたのでは悪いクセが付いて
しまう事が多いので…


> 以前はリーンイン程度のコーナーリング姿勢でしたので気が付かなかった事なんですが、最近はちょっとした拍子に尻をシートから外してしまうしで、、、

いや、リーンウィズから派生するリーンイン、アウトは全ての基本ですよ。
これがしっかり出来ていて初めて、重心を大きくずらすハングオンスタイルが
可能となるんですね。

リーンウィズは当然として、リーンインでもアウトでも、尻の着座位置はシートから
動かしませんし、それは「タイヤの接地面の延長線上に尻がある」という事なので、
一番、尻でタイヤの状態を感じ取りやすく、上半身の移動においてはあくまで
副産物でしかありません。

尻が浮いたりずれたりするハングオンスタイルはこの基本を崩してしまうので、
重心(腰と尻)がタイヤの接地面よりイン側に、そして下に移動する事により実際の
タイヤのコーナーリングフォースは強く出来ますが、コントロール自体はかなり
難しい事になってきます。

特に、見よう見まねでシートにぶら下がっている様なスタイルだと、タイヤの挙動が
おかしくなった時に復帰するためのコントロールが出来ずそのまま転倒、という
事もあったりするので、曲がるからといって常にハングオンスタイル風味で曲がって
いくのは危険もはらみますよ。

むしろハングオンは単体のコーナーを大きく攻める為のスタイルであり、よほどの
事が無い限り、街乗りスタンスではリーンイン程度が一番振り回しやすいです。
きついUターンとかだとリーンアウトも交えますし、この辺の使い分けが一番
大切な事ではと私は考えていますね。


と、長くなってしまいましたが。
スクーターといえど、いやスクーターであるからこそ、人間できっちりと車体を
ホールドしていないと危険な面もあり、「ながら運転」では絶対に身に付かないと
いった所でもあります。

何も考えずに普通にシートに座り、足はステップボードに揃えておいてもそれなりの
走行バランスを保つ事が出来る様になっているのがスクーターなので、さらにそれを
崩すとなれば人間の前後左右への積極的な荷重移動が必要であり、それをスムーズに
行うには下半身でのマシンホールドが一番大事となる、という事になります。

これはハングオンだろうがリーンウィズだろうがバイクだろうがスクーターであろうが
基本中の基本です。


そしてそれをスムーズに行うには、まずはストレートでのブレーキングがしっかりと
出来る事が最優先事項であり、真っ直ぐ走ってる状態でロクに止まれもしないのに
「スムーズに曲がろう」なんて考える事自体がおかしいので(笑

人間って、それなりの気合いと根性があればそれなりに加速とコーナーリングって
出来ますが、ブレーキングだけはそうは行きません。
上手い下手が一番出る所なので、これが出来ないと他も出来ない、と言っても
過言では無いでしょう。

コーナリングにしても、ブレーキングが一切伴わないコーナーリングというのは
なかなかあるものではありませんしね。



最後に補足ですが、モトチャンプとかでもよくある、現在のスクーターハングオンの
定番とも言える「外足外し」のスタイルは、本来は邪道とも言えるスタイルであり、
あれはコントロールの面から言えば諸刃の剣である、といった事もお忘れなき様に
お願いしますね。


ではでは。
不明瞭な点があればツッコミ下さいませ。
管理人でした〜

記事No 6251
タイトル Re^2: ライディング・切り返しについて相談
投稿日 : 2011/10/02(Sun) 19:52:41
投稿者 ジョルノおやじ
参照先
管理人様、今回も懇切丁寧なアドバイスありがとうございます。

> 一応この辺も私の守備範囲内なので、何でもご質問下さいな。
> …この手のご質問は文章では表現しづらいのでいつもより長くなりがちですが(汗
毎度、お手数おかけします。m(__)m

>ヤマハの
> 自然空冷2stスポーツ(?)車ですよね。
> この辺、ポン付けごにょごにょとかが行える世代の車両なので、いじくっても結構
> 面白いというのは分かりますです(笑
はい。以前お見せした赤白タバコ模様のあれです。ここのHPでお勉強させていただいたことでかなり深々とバイクを弄れる様になりまして、余った50エンジンにもフレーム買い与えたり足回り買い与えたりと、お決まりの旧車レストアマニアコースへと(苦)

> ホンダNSR50だと「3/4(スリークォーター)スポーツ!」と言われた事もあり、
懐かしい響きですね。

> スポーツモデル車サイズダウンという事で、やる気にさせる車両である事は
> 間違いありませんね〜
80ccにエンジン積み替えたら世界が変わった感じです。(勿論、サスは前後ともに強化で、タイヤはハイグリップ新品です)

> そしてスクーターとのスポーツ特性の違いですが、こればっかりは同じバイクとはいえ
> かなり異なる点があるのが現実です。
>
> まず、スクーターというのはエンジンがリヤミッドマウントなので、かなりフロントへの
> 荷重は少ない上、ブレーキング時には何もせずともフロントへの過負荷には
> なりづらいですが、10インチの小径タイヤへの負担を鑑みるとこれはこれで
> どうしようも無い点になります。
>
> が、その反面ブレーキング時には人間が動いて後方への荷重移動を行わないと
> すぐにフロント限界が来てしまいますし、コーナーリング中もハンドルに寄りかかる
> 様なスタイルではすぐにフロントが過負荷+リヤすっぽ抜けでさくっと滑りますが(笑
学生時代、当時、スクーターで夜な夜な走りこんでいたものですが、こういうさくっと滑るっていうのは当時のタイヤTT100のせいだと思ってました(経験多数ありまっせ)
そんな感じでリーンイン程度の姿勢でスタンド火花の限界フルバンクが当時の悪い癖で、近年でもステップボード横からつま先を出してバンク角測る癖が残っていました。(アメリカンに乗っていた時期もあり、そのスタイルが定着していたんです)

> 対して普通のバイクだと、エンジンはフロントミッドマウントで車体の中心にあり、
> 人間があまり前後に移動せずとも、ある程度はブレーキングやコーナーリングに
> 対して理想に近いポジションになっています。
>
> いくら旧式ヤマハの12インチ車両とはいえ、その辺はさすがにスクーターとは
> 比べるべくもない良バランスに近い、というのが大前提ですね。
そうですね、乗り物としてそういう風に出来ているっていうのを感じますね。

> タイヤ自体は10インチとはいえ、ノーバンクからフルバンクまでの範囲というのは
> ありますから、その6〜7割バンクの時点で膝が設置する、といったライディング
> スタイルを自分で決めていかねばなりませんね。
なるほど。。。このあたりは共通の要素になるんですね。

> これは体格や車両によっても大きく左右されるので、どの位が最適なのかは
> 練習して身につけるしかありません。
私、脚短いんでマモラ乗りになっちゃいそうですね。

> で、スクーターにタンクが無いのは当然として、ステップは無い事は無いでしょう(笑
> 実際に股の間にタンクのある普通のバイクでも、確かにタンクホールドは必要ですが、
> 攻める系統の走りであれば両足の太ももでしっかりタンクを挟み込んでから
> ブレーキングする、なんて事は状況的にほとんどありえないので。
>
> ならどこでホールドしているのかといえば、結局はスクーターと同じで
> かかとの内側や足の親指の付け根等の狭い範囲にて、全ての荷重を
> 受け止めているんですよ。
> (タンクの後方のカドも補助的には使いますが…)
>
> スクーターの場合は、バックステップ乗りを行っても車種によってはステップの
> 位置が悪くて真っ当なホールド感が得られない場合もありますが、それは
> 各自で何とかするしかなく、かなりの脚力と言いますか関節の柔軟性も
> 必須になってきますね。
このポイントはかなり重要そうですね。ジョルノのシートカウル。。。足の置き所難しいっすね。
>
> これはとても大切な事で、別にハングオンしなくとも、スクーターのブレーキング時に
> 左手を離してもがっつりブレーキングが出来る、位の下半身ホールド感を練習で
> 身につけるのが最善です。
>
> 本当に左手をハンドルから離すのではなく、多少浮かせてやり、「ブレーキング時に
> ハンドルを押さえない、しがみ付かない」といった状態を作り出し、その状態を
> 下半身のみで安定させ、フロントブレーキ1本でのセオリー通りのブレーキングを
> 練習するととっても勉強になりますね。
>
> これは別に「攻めるぞ!」といった時でなくとも、普段乗っている段階でもいくらでも
> 練習が出来ます。
>
> リヤブレーキは「制動」に使うものではなく、リヤミッドエンジンのスクーターの場合
> ブレーキングの最初の一瞬だけはリヤを先にかけはじめ、リヤを沈ませてから
> フロントを全力でかける、という方向性でして、この割合が通常のバイクよりは
> 大きめになっている、という面もあったりしますよ。
> (スクーターのレーシングマシンのリヤブレーキはスカスカに調整する事が大半です)
>
> まずは、こういった直進状態とそこからのブレーキングにて、しっかりと下半身で
> 車体をホールドして股の間で遊ばせる、といった感覚を養っていく
スクーターだと尚更足で挟み込むことしか無いということですね。


> と、実際の切り返しだと、これはセオリー通り、わずかにハンドルを切り込ませて
> フロントが地面から起き上がる力をきっかけとし、外足を踏ん張っていきながら
> 腰からぐいっとシートへ向けて体を起こす、といった感じでしょうか。
> これも出切るだけハンドルに負担や外乱を与えずに下半身のみで復帰を行うと
> いった点がミソです。
これ、動画のコンテンツで見ていると管理人さんの言うとおりのニュアンスそのものなんですけど、スクーターでこれってかなり難しいものですね。。。

> そしてそれをスムーズに行うには、まずはストレートでのブレーキングがしっかりと
> 出来る事が最優先事項であり、真っ直ぐ走ってる状態でロクに止まれもしないのに
> 「スムーズに曲がろう」なんて考える事自体がおかしいので(笑
>
> 人間って、それなりの気合いと根性があればそれなりに加速とコーナーリングって
> 出来ますが、ブレーキングだけはそうは行きません。
> 上手い下手が一番出る所なので、これが出来ないと他も出来ない、と言っても
> 過言では無いでしょう。
>
> コーナリングにしても、ブレーキングが一切伴わないコーナーリングというのは
> なかなかあるものではありませんしね。
先ずはブレーキングでマシンを牛耳ることからコーナーリングへという事ですね。

> 定番とも言える「外足外し」のスタイルは、本来は邪道とも言えるスタイルであり、
> あれはコントロールの面から言えば諸刃の剣である、といった事もお忘れなき様に
> お願いしますね。
体格的にこのスタイルになりそうですけど、安全の確保が出来る場所でパイロン8の字でじっくりやってみます。蟻んこ乗りで乗りこなせれば理想ですね。

今回もありがとうございました。ではまた。

記事No 6259
タイトル Re^3: ライディング・切り返しについて相談
投稿日 : 2011/10/05(Wed) 22:36:50
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
ジョルノおやじさん毎度でございます〜

さてさて今回はちょっとだけ補足をば。


> はい。以前お見せした赤白タバコ模様のあれです。ここのHPでお勉強させていただいたことでかなり深々とバイクを弄れる様になりまして、余った50エンジンにもフレーム買い与えたり足回り買い与えたりと、お決まりの旧車レストアマニアコースへと(苦)

なるほど、順調にマニアへの道を歩まれているみたいで(笑
が、楽しいものは楽しいのでどうにもなりませんから是非その方向で
突っ走って頂きたいですよ〜


> 80ccにエンジン積み替えたら世界が変わった感じです。(勿論、サスは前後ともに強化で、タイヤはハイグリップ新品です)

単純互換で上位エンジンがあるのが面白い所ですよね〜
私、昔知人の車両でチャンバーやらキャブやらくっつけまくってみたら
死ぬほどピーキーになってまともに乗れなくなったというオチが(笑

そういえばリヤって120幅のタイヤが入らなかった記憶が蘇ってきましたね。
チェーンに干渉した気がしますが…(汗


> 学生時代、当時、スクーターで夜な夜な走りこんでいたものですが、こういうさくっと滑るっていうのは当時のタイヤTT100のせいだと思ってました(経験多数ありまっせ)

あ、ジョルノおやじさんってそういうのの経験者さんでしたか(汗
これは失礼しました。
…それならばかなりはしょっても良かった気がしている今日この頃です(笑

が、昔のタイヤや足廻りだとどうしても人間がコントロールしてやってなんぼ、的な
モノになりますし、現在のタイヤとかだともっと車両に頼っても良い方向性には
なっているので、昔とは違ったスタイルの追求も面白いと思いますよ。

後、タイヤの件だと、今日日のタイヤだと空気圧が高すぎると跳ねたりして
真っ当に性能を生かせないので、標準空気圧よりは低めにしていないと
どうしても扱いづらいですね。

一般ハイグリップタイヤならば足廻りにもよりますがF1.1&R1.4程度でOKですし、
それより低くてもいける場合もありますんで、とにかく高すぎるとハイグリップ
タイヤの恩恵を受けられないのでこの辺も自分好みの調整が必要かと。
社外のリヤサスでリヤ2kgとかだと乗れたもんじゃありませんしね(笑


> そんな感じでリーンイン程度の姿勢でスタンド火花の限界フルバンクが当時の悪い癖で、近年でもステップボード横からつま先を出してバンク角測る癖が残っていました。(アメリカンに乗っていた時期もあり、そのスタイルが定着していたんです)

なるほど、これだと余計に「重心ずらし」のスタイルは難しい面もありそうですが。
とにもかくにも、スクーターは極力バンクさせないで大きな旋回力を産む方向性が
第一なので、どこかを擦るまでバンクさせるのが定番だとちょっと不味いです。

とはいえ、これは足廻りにもよりますし、フルノーマルのヘコヘコサス状態だと
ちょっと無理をすればどこか擦るのは当然ですから、スポーツ的な走りを
行う場合は足廻りのバランスもとっても大切になってきますね。
スクーターってのは元々、「攻める」様には出来ていないのですから(笑


> 私、脚短いんでマモラ乗りになっちゃいそうですね。

うーん、ある意味MT車でのマモラ乗りはかなり独特になりますが(汗
こればっかりは人間の横スライド量を調整しつつ、膝を大きく開くといった
意識を持って乗ればある程度改善出来ると思いますよ。
さすがに私も、MT車だと外足が浮く走り方にはならないので。


> このポイントはかなり重要そうですね。ジョルノのシートカウル。。。足の置き所難しいっすね。

ステップホールドに感しては元々の車体の作りがモノを言いますから、
ちょっとでも「置き場」があればそこに滑り止めを張るとかといった事も
非常に有用ですね。

後、ヤフオクで売られている様なハイグリップシートも、スクーターの
ライディングに対してはとっても有用になりますよ。
滑るシートだと上手く行かない場合も多々あったりしますんで。


> これ、動画のコンテンツで見ていると管理人さんの言うとおりのニュアンスそのものなんですけど、スクーターでこれってかなり難しいものですね。。。

そうなんですよ。大きくハングオンしたスタイルだとどうしても切り返しには
苦労が伴いますが、リーンウィズ系のハングオンスタイルだとスクーターの場合
鬼バンクでも膝が地面に接地しないので、こればかりは誰が乗ってももはや
どうしようもないんですよね(泣
だからこそああいった極端なスタイルが確立されてきたのだと思いますです。


> 体格的にこのスタイルになりそうですけど、安全の確保が出来る場所でパイロン8の字でじっくりやってみます。蟻んこ乗りで乗りこなせれば理想ですね。

パイロンターンの練習だと、速度が低めの為に車体のホールドを遠心力に
頼れないので練習にはかなり有用ですが、その分ホールドはしっかりしないと
いけないので、外足が外れる場合であれば膝裏でシートを鬼の様に挟んで
しっかりとホールドしないといけませんね。


ではでは。
ライディングを高めるのも楽しみ方の一つですから、怪我だけには気をつけて
楽しんで下さいませ〜
管理人でした。

記事No 6262
タイトル Re^4: ライディング・切り返しについて相談
投稿日 : 2011/10/06(Thu) 13:31:39
投稿者 ジョルノおやじ
参照先
管理人様、こんにちわ。

足ツッタあーーー!!! 練習開始で即座に外足裏&尻頬が硬直(獏!)
  
その後、あわてて準備運動(遅いって・・)して練習開始したジョルノおやじです。

未だ膝擂らずですが、バンクしつつ旋回中シートへ外足ふくらはぎでマシンを抑える感覚は把握出来ました。
スタンドが摺りっぱなしでしたので、まだバンク角だけが深い事は確かです。

乗車スタイルはもうちょっと、大胆に外足はずして尻を横へ運んで徐々に路面へと下りてみようと思うところです。

ヘッドのセンターが否応なしに内側へ外れていくのですが、練習段階では逆らわずヘッドもセンターから外してみた方が良いのでしょうか?そこのところを教えてください。

話し変わって12インチ車の方ですが。
> なるほど、順調にマニアへの道を歩まれているみたいで(笑
> が、楽しいものは楽しいのでどうにもなりませんから是非その方向で
> 突っ走って頂きたいですよ〜
突っ走って、今度は自家塗装も必要に迫られて、ガンとエアフィルターを購入し、2液ウレタン塗装に挑戦です。(二号車は某化粧品スポンサーカラーTE●H21)


> > 80ccにエンジン積み替えたら世界が変わった感じです。(勿論、サスは前後ともに強化で、タイヤはハイグリップ新品です)
>
> 単純互換で上位エンジンがあるのが面白い所ですよね〜
> 私、昔知人の車両でチャンバーやらキャブやらくっつけまくってみたら
> 死ぬほどピーキーになって
80エンジンのみ購入でマフラー無かったので、チャンバーは社外品買いましたが、我らの世代が知るところのメーカーは杯盤となっており、そんなメーカー知らないぞ?っていう、なんとか屋とかいう所のパンチメッシュ内蔵のチャンバー着けて走行も案外イカしていて満足してますよ。
今時のチャンバーって油の詰まったノーマルマフラーより静かで早くてトルクあるんですね。驚きました。

> そういえばリヤって120幅のタイヤが入らなかった記憶が蘇ってきましたね。
> チェーンに干渉した気がしますが…(汗
BT120・80−12で入りましたよチェーンラインOKです!

> あ、ジョルノおやじさんってそういうのの経験者さんでしたか(汗
> これは失礼しました。
> …それならばかなりはしょっても良かった気がしている今日この頃です(笑
いえいえ(汗)自分、所謂、根性だけのコーナーリングっていう古いタイプでして。。。勉強になります。
夜走りで後続車の友人から『火花怖ぇよ。』『膝の空き缶いらねえんじゃね?』言われてました。(苦)

> が、昔のタイヤや足廻りだとどうしても人間がコントロールしてやってなんぼ、的な
> モノになりますし、現在のタイヤとかだともっと車両に頼っても良い方向性には
> なっているので、昔とは違ったスタイルの追求も面白いと思いますよ。
ホント、ハイグリップタイヤって凄いですわぁ。でも、ちょっと車体重量とかボディー剛性に対して強く感じる気がしますけど、面白い物ですね。

> 後、タイヤの件だと、今日日のタイヤだと空気圧が高すぎると跳ねたりして
> 真っ当に性能を生かせないので、標準空気圧よりは低めにしていないと
> どうしても扱いづらいですね。
>
> 一般ハイグリップタイヤならば足廻りにもよりますがF1.1&R1.4程度でOKですし、

えっ!?F1.1でOKなんですか?(驚)今、F&Rともに1.5でした。

> なるほど、これだと余計に「重心ずらし」のスタイルは難しい面もありそうですが。
> とにもかくにも、スクーターは極力バンクさせないで大きな旋回力を産む方向性が
> 第一なので、どこかを擦るまでバンクさせるのが定番だとちょっと不味いです。
先ずはバンクさせない旋回を体で覚えるしかないですな。

>
> うーん、ある意味MT車でのマモラ乗りはかなり独特になりますが(汗
> こればっかりは人間の横スライド量を調整しつつ、膝を大きく開くといった
> 意識を持って乗ればある程度改善出来ると思いますよ。
> さすがに私も、MT車だと外足が浮く走り方にはならないので。
この乗り分けが難しく思いませんか?無意識にMT車とスクーターの乗りこなし出来るものですか?

なんとなく今現在、自分で把握できたスクーターでのハングオンイメージですが、ブレーキング→ヒョコンと体をマシンの横へ移動(内膝&尻は路面へ接近)→外脚ふくらはぎでマシンを押さえて旋回(膝すりでバンク角制限)→下半身パワーで『オリャッ!!』と復帰&加速。。。こんな感じです。

腕と脚の長さが足りない事を実感します(笑)

革パンと樹脂まな板で厚くしたバンクセンサーで地味に練習続けます。

質問になってるポイントだけで良いのでもう一度教えてくださいm( )m

記事No 6263
タイトル 進歩ありました
投稿日 : 2011/10/08(Sat) 23:09:05
投稿者 ジョルノおやじ
参照先
管理人様、こんばんわ。

今日の8の字練習で、やっとハングオン姿勢からの切り返しの感覚がつかめてきました。と、同時に膝スリでの旋回も可能になりました。今回の質問、闇雲に慣れるより、的確に習って良かったです。ありがとうございました。

スタンド擦ったのが一回あったので、もうちょっと車体を起こしたフォームで固めてみようと思います。

旋回中の外脚はやはりステップから離れてしまうことになりましたが、踵あたりでパイプモールにしがみつく事が出来たので、一応、ホールドしている自覚はある感じです。でも、まだまだハンドルにぶら下がる感覚は強いです。

まだ、切り返しの頂点でシート上を通過する腰が高く浮く感じがありますが、今後の練習でなんとかなるかな?って思える感じです。

20年近く乗ってきた愛車の違った一面をやっと見ることが出来ました。

ではまた。

記事No 6264
タイトル Re: さらなるアドバイス(おまけつき)
投稿日 : 2011/10/09(Sun) 01:18:36
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
ジョルノおやじさん毎度でございます〜

さてさて、密かに練習をされているみたいですが、まとめてレスさせて
頂きますね。


> 足ツッタあーーー!!! 練習開始で即座に外足裏&尻頬が硬直(獏!)
>   
> その後、あわてて準備運動(遅いって・・)して練習開始したジョルノおやじです。

えーっと準備運動は大切ですよ(笑
常日頃からスポーツとかジョギングとかやっている人でも、スクーターに乗って
スポーツ的なライディングをしようとすれば、普段使わない独特の筋肉や筋を
使った上、おかしな方向に関節や体を捻るので、関節のストレッチは絶対に
必須ですね。

…スポットに行くまで自走で行って、そのままさくっと攻められるといった事は
肉体が若くないと無理です、とは断言出来るので_| ̄|○
私も準備運動やストレッチをしてても、さすがにサーキット走行を行うと股関節や
膝関節の痛みはそれなりに来てしまいますし、ね(笑


> 未だ膝擂らずですが、バンクしつつ旋回中シートへ外足ふくらはぎでマシンを抑える感覚は把握出来ました。
> スタンドが摺りっぱなしでしたので、まだバンク角だけが深い事は確かです。

スタンドが接地するという場合、これはサスがふにゃふにゃで車両自体の
車高が低すぎるとかでもワリとよく起こりますし、レーシングマシン的な
車体であれば私も何が悪いのかをアドバイス出来るのですが、ジョルノ改だと
さすがにちょっと分からないので、一概にフォームが悪くてバンク角が大きく
なっている、とは言いきれない面もあるかと思います。


> 乗車スタイルはもうちょっと、大胆に外足はずして尻を横へ運んで徐々に路面へと下りてみようと思うところです。
>
> ヘッドのセンターが否応なしに内側へ外れていくのですが、練習段階では逆らわずヘッドもセンターから外してみた方が良いのでしょうか?そこのところを教えてください。

ヘッドのセンターというのは、人間の頭が重心の中心軸から外れていくと
いう事ですよね。
これは、体全体をイン側にスライドさせていっているのであれば特に悪くは
ありませんし、むしろそれを無理矢理抑えもうとするとリーンアウト気味に
なってしまい、ハングオンスタイルが前提だとこれはあまりよろしくないと
私は考えていますよ。

腰も上半身も頭も、全てを同一に横スライドさせられるのがハングオンスタイルの
基本なので、そのままの調子で良いと思います。


> BT120・80−12で入りましたよチェーンラインOKです!

ありゃ?確かMBR710だと入らなかった記憶があるのですが、なんとなく
タイヤの銘柄にもよりそうな予感がしています(汗


> 夜走りで後続車の友人から『火花怖ぇよ。』『膝の空き缶いらねえんじゃね?』言われてました。(苦)

空き缶の火花って私好きなんですけれどね〜(笑
そういえば大昔、空き缶に替わる物を探していた時にスポーツ用の
布製サポーターという物を使ってみたことがあるのですが…

当然のごとくアスファルトにはすさまじいいグリップ力を発揮し、
そのまますぽーんと膝から転倒しましたが(笑


> えっ!?F1.1でOKなんですか?(驚)今、F&Rともに1.5でした。

ハイグリップタイヤのタイヤ空気圧ですが、これは存じない方も多いみたいで。
基本、フロントはそこそこ真っ当な足廻りであれば1.0〜1.2kg程度で十分で、
それ以上上げると跳ねまくる上に、タイヤが潰せないので旋回力も全く
生み出せなかったりしますよ。

ホイールに入れていないタイヤ自体をうにゅうにゅとこねくりまわすとよく
分かるかと思いますが、市販ハイグリップだと一般ストリートタイヤとは
比べ物にならない位に、縦方向の復元力が強いです。

空気圧をしっかりと管理し、過剰な圧は避けないと、設計されたタイヤ本来の
性能って全く出てこないので、高すぎる空気圧は絶対に避けた方が良いですね。
タイヤというのは、柔らかめのコンパウンド部分「のみ」でグリップするものでは
ありませんからね。

伊達に「ハイグリップ」を名乗っているワケではなく、一般ハイグリップタイヤって
公道走行は可能ですが、美味しく使うためにはそれこそストリートタイヤとは
一味違った運用が必須、という事です。

もちろん空気圧はタイヤの銘柄にもよりますがそこまで極端な差は出ないですね。


> この乗り分けが難しく思いませんか?無意識にMT車とスクーターの乗りこなし出来るものですか?

MT車とスクーターの乗り分けですが…そうですね、私自身としてはやはり
その辺りは普段はMT車に乗ることがほとんどなくとも、ある程度は常に考えて
「乗っている」ので、乗り分けといった事に関してそこまで気にした事は
ありません。

ぱっと違う車種に乗り換えても、ブレーキのタッチやらサスの具合やらを最初に
確かめさえすれば、スクーターからMT車に乗り換えてもその逆でも、別に
すぱっと体の感覚自体がその車両に合わせて切り替わります。

私、普段はサーキットでもMT車に乗る事はかなり少ないですが、別に普通LVに
攻めろと言われれば余程苦手なフィーリングで無い限りはある程度はいけますし、
感覚という物は今まで培ってきたモノがあるので、早々乗り方を忘れたりも
しないですね。

昔、スクーターの耐久レースがあってそのすぐ後にM12マシンでの耐久に助っ人で
連続で参戦したりした事もありますが、違和感は最初の30秒位だけでしたね。

なので、個人的にはその乗り分けというのは難しいとは思いませんが、これは
やはり熟練度に関する部分が大きいな、と思う次第ですよ。

ひとつだけ言える事は、高名なライダーの方やハイレベルな方であれば
スクーターでもMT車でもどっちもある程度こなせる、というのはあります。


> なんとなく今現在、自分で把握できたスクーターでのハングオンイメージですが、ブレーキング→ヒョコンと体をマシンの横へ移動(内膝&尻は路面へ接近)→外脚ふくらはぎでマシンを押さえて旋回(膝すりでバンク角制限)→下半身パワーで『オリャッ!!』と復帰&加速。。。こんな感じです。

えと、これは一点だけ不味い所があります。

>ブレーキング→ヒョコンと体をマシンの横へ移動(内膝&尻は路面へ接近)

ここがよろしくなく、「ある程度」はブレーキング時にはすでにイン側へ体を
多少はずらしてからブレーキングを始めるのが鉄則です。

もちろんスクーターハングオンスタイルの様に全て体をスライドさせきって
しまうと駄目ですが、半ケツ程度はずらしてやり、頭のみは車両のセンターに
残しつつ、直線的なブレーキングを始めます。


そして、減速がある程度終わり、コーナーに対して突っ込んでいく段階で、
フロントブレーキをリリースしながら体も下方向&前方へするっと移動して
行くんですよ。

もちろん、この段階では旋回力を生み出すためにイン側ステップは踏んで
いないといけませんが、体重&荷重移動の為にハンドルにしがみついても
いけません。
フロント負担が大きすぎるとその時点ですっぽーんと抜ける可能性もあるので。


と、ブレーキングに関してはどうしても難しくなりますが、半分だけハングオン
スタイルを「構えながら」、全力の減速の為のブレーキングを行わないと
いけないので、余計に下半身ホールドが大切である、といった事もお分かり
頂けるかと思いますよ。

正直、ここに関してはタンクにちょっとは頼れるMT車の方がはるかにマシです(笑


> 腕と脚の長さが足りない事を実感します(笑)
>
> 革パンと樹脂まな板で厚くしたバンクセンサーで地味に練習続けます。

手足の長さは個人差があるのでどうしようもないですが、上手い方は体が
小柄でも、きちんとしたライディングは出来るものですから、練習あるのみです。

逆に、車種によっては手足が長い方が、収まりが効かずにスクーターの車体には
つらい、といったデメリットがあるので。

私は身長173あるのですが、ライブDioの車体だとシートポジション的にウンコ座りに
なってしまい、ヒザの屈曲度がかなり大きい上、シートに座っている尻部分より
ヒザの方が上にあるので、切り返し等は結構辛かったりしますよ(泣

これって、膝が90°に曲がる程度の椅子に座ってから立ち上がるのと、それより
もっと低い椅子に座り、半ばウンコ座り状態から立ち上がるのとをイメージして
頂ければよく分かるかとも。

なので、極論ですが私はスクーターライダーというのはある程度小柄な方の方が
向いている、と考えていたりしますね…



> 今日の8の字練習で、やっとハングオン姿勢からの切り返しの感覚がつかめてきました。と、同時に膝スリでの旋回も可能になりました。今回の質問、闇雲に慣れるより、的確に習って良かったです。ありがとうございました。

でもって、今日は膝が擦れたのですね。
おめでとうございます〜
…これって何度聞いても嬉しい事ですね(笑


> スタンド擦ったのが一回あったので、もうちょっと車体を起こしたフォームで固めてみようと思います。
>
> 旋回中の外脚はやはりステップから離れてしまうことになりましたが、踵あたりでパイプモールにしがみつく事が出来たので、一応、ホールドしている自覚はある感じです。でも、まだまだハンドルにぶら下がる感覚は強いです。

この辺で一番大切なのは、「ご自身にて何がどうなっているか」をきちんと把握しつつ
走られている、という事でしょう。

がむしゃらに走っていたのではいつか壁が来ますし、それでは速くは走れるかも
しれませんが、上手くはなかなかならないので、常に自分の走り方を考えて
分析していく事が一番上達への近道です。
可能であれば写真や動画を撮ってみるのも良い事ですね。


> まだ、切り返しの頂点でシート上を通過する腰が高く浮く感じがありますが、今後の練習でなんとかなるかな?って思える感じです。

これは前述の様に、足の長さとステップからシートまでの高さにもかなり
左右されるので、ある程度は仕方がありません。
私はライブDioだと絶対に尻が浮かないと切り返せないので、これだけは
足を短くするしか解決方法が無いという(泣


> 20年近く乗ってきた愛車の違った一面をやっと見ることが出来ました。

え、20年もお乗りなのですかね(汗
それであれば…攻める為の車両を用意した上で練習を始める、といった
場合よりは、車体各部の動き等は完全に体が覚えているでしょうから
すごく良い事だと思います。

これまたちょっとした事例ですが…普段ある程度バイクに乗ってる人が、
サーキット等を走ろうとしても、何かの車両を用意し、それに「攻める時」にしか
乗らないのでは正直、練習してもなかなか上手くなれないです。

レーサーだともちろん公道で乗るワケには行きませんが、スクーターだと
少なくとも常に乗っておく事は出来ますし、そういった風にある程度は自分の
体に対して攻める為の車両を馴染ませておかないと、上達が阻害される
事は多いですね。

仮に、NSR50を買ってきてレーサーにしても、今までNSRに乗ったことがなく
周に一回だけしかサーキットで乗らないのでは、よほど他の畑での経験があると
いったパターンでないと、かなりの練習量をこなさないと上達しない、といった事も
ザラにあるので…



後、膝スリが出来た後のチェックポイントとしまして、非常に大切な点が
あったりします。

おそらくジョルノおやじさんはパイロン的な物を使っての練習だと思いますが、
これだと、コーナーリング中はずーっと膝を接地させたままで旋回しても
普通にぐるーっと曲がれますよね?

これを、背の高いパイロンとかではなく、背の低い空き缶とかタイヤとかで
転回ポイントを作って、そこをギリギリまでインを付いて走ってみて下さいな。


この場合だと、膝自体がイン側を舐める様なラインを取る事が可能ですが、
パイロンとは違い、高さがない転回ポイントだとそこを膝を上げてかわしていく、と
いった事が必要になります。

サーキットの場合だと、初期旋回で路面に膝を当てても、旋回中に
一番イン側に寄るクリッピングポイントだと、タイヤ自体が縁石ギリギリに
あり、膝自体は路面から浮かせて縁石の上を擦っている、という状態が
とても多いんですよ。


で、これを練習してみると…膝を強く地面に押し当て、そこを支持点として
頼りすぎていると、フルバンクに近い状態を維持したまま、膝だけひょいっと
上げて逃がす、という事が出来無いんですよね。

前述の車体ホールドが弱かったり、ハンドルぶら下がり傾向が強い人の場合だと、
これがなかなか出来ないので、いかにコーナーリング中に膝をアテにしている上に
下半身のコントロールの自由度が無いか、がモロに出てしまいます。


もちろん、これはそれなりにハイレベルな事なのでいきなりは無理だと思いますが、
ハングオンスタイルで膝を擦っていても、膝だけひょこっと上げられる位の
「人車の一体感」というのが究極的なスクーターのホールド具合になる、と私は
考えていますね。

スクーターレースの動画とかでも、それなりのLVになると膝をひょこっと一瞬だけ
上げて縁石をかわしている、といった事が見て取れますから、是非youtubeとかで
ご覧下さいな。

これは駐車場もしくは峠的な環境では分かりづらいのですが、ハングオンがある程度
出来る様になると、逆に膝を地面に接地させていないと安定させられない、という
悪循環にも陥る事があるのでご注意下さい。


後最後に。
これは攻めなくとも基本中の基本ですが、「目線」です。

特に、駐車場だとタイトターンになるかと思いますし、180°のUターンという
状況もありえるでしょう。

こういった場合でもクリッピングポイントを過ぎてアクセルを開けられる段階では
完全に「頭ごとコーナーの出口を見ている」状態になっていなといけません。
(後で画像板に私の写真貼っておきます)

初心者と中級以上の熟練者の差はここが一番はっきり出ると私は感じて
いますが、コーナーリング中に頭ごと90°真横に向いている、といった具合で
無いと、180°ターンの場合は曲がれるとかそれ以前の問題になってしまいますね。

バイクというのは見ている方向に進みますから、これは街乗りでも大変有用で、
極端な位に「先を見る」のが基本中の基本だったりしますよ。

こればっかりは意識していないと駄目なので、常日頃からこれを意識して
運転していると、決してマイナスにはなりませんし安全面からでもかなり
有用になってきますので是非お試し下さいな。


ではでは。
長くなりましたが、スクーターでのスポーツ的な走行というのも面白いものなので
怪我だけには気をつけて楽しんで下さいな。
管理人でした〜

記事No 6266
タイトル Re^2: さらなるアドバイス(おまけつき)
投稿日 : 2011/10/10(Mon) 03:38:39
投稿者 ジョルノおやじ
参照先
管理人様、いつも深いお話ありがとうございます。

> 常日頃からスポーツとかジョギングとかやっている人でも、スクーターに乗って
> スポーツ的なライディングをしようとすれば、普段使わない独特の筋肉や筋を
> 使った上、おかしな方向に関節や体を捻るので、関節のストレッチは絶対に
> 必須ですね。
これ、12インチMT車で走行練習重ねてある程度股関節開いたり身体ひねるとかに慣れていたつもりだったんですが、乗り物が違うだけでもどえらい苦痛が間接やら筋にくるもんですね。

> …スポットに行くまで自走で行って、そのままさくっと攻められるといった事は
> 肉体が若くないと無理です、とは断言出来るので_| ̄|○
人とマシンのウォーミングアップ必要ですね。もう、若くは無いorz。。。

> 私も準備運動やストレッチをしてても、さすがにサーキット走行を行うと股関節や
> 膝関節の痛みはそれなりに来てしまいますし、ね(笑
今、痛いころですね(笑)
>

> スタンドが接地するという場合、これはサスがふにゃふにゃで車両自体の
> 車高が低すぎるとかでもワリとよく起こりますし、レーシングマシン的な
> 車体であれば私も何が悪いのかをアドバイス出来るのですが、ジョルノ改だと
> さすがにちょっと分からないので、一概にフォームが悪くてバンク角が大きく
> なっている、とは言いきれない面もあるかと思います。
フロントサスはノーマルです。
リアサスはカヤバ ガスショックSG250で強さは真ん中です。
ライダー体重は現在73kg


> > 乗車スタイルはもうちょっと、大胆に外足はずして尻を横へ運んで徐々に路面へと下りてみようと思うところです。
> >
> > ヘッドのセンターが否応なしに内側へ外れていくのですが、練習段階では逆らわずヘッドもセンターから外してみた方が良いのでしょうか?そこのところを教えてください。
>
> ヘッドのセンターというのは、人間の頭が重心の中心軸から外れていくと
> いう事ですよね。
はい。そのことです。


布製サポーターという物を使ってみたことがあるのですが…
>
> 当然のごとくアスファルトにはすさまじいいグリップ力を発揮し、
> そのまますぽーんと膝から転倒しましたが(笑
これ、私も12インチMT乗り始めの最初、園芸用の膝当て使ってみたんですが、膝が持っていかれますね(笑)


> ハイグリップタイヤのタイヤ空気圧ですが、これは存じない方も多いみたいで。
> 基本、フロントはそこそこ真っ当な足廻りであれば1.0〜1.2kg程度で十分で、
> それ以上上げると跳ねまくる上に、タイヤが潰せないので旋回力も全く
> 生み出せなかったりしますよ。
>
> ホイールに入れていないタイヤ自体をうにゅうにゅとこねくりまわすとよく
> 分かるかと思いますが、市販ハイグリップだと一般ストリートタイヤとは
> 比べ物にならない位に、縦方向の復元力が強いです。
>
> 空気圧をしっかりと管理し、過剰な圧は避けないと、設計されたタイヤ本来の
> 性能って全く出てこないので、高すぎる空気圧は絶対に避けた方が良いですね。
> タイヤというのは、柔らかめのコンパウンド部分「のみ」でグリップするものでは
> ありませんからね。
>
> 伊達に「ハイグリップ」を名乗っているワケではなく、一般ハイグリップタイヤって
> 公道走行は可能ですが、美味しく使うためにはそれこそストリートタイヤとは
> 一味違った運用が必須、という事です。
>
> もちろん空気圧はタイヤの銘柄にもよりますがそこまで極端な差は出ないですね。
こういう情報って検索しても意外と見つからなかったんですよ。


> MT車とスクーターの乗り分けですが…そうですね、私自身としてはやはり
> その辺りは普段はMT車に乗ることがほとんどなくとも、ある程度は常に考えて
> 「乗っている」ので、乗り分けといった事に関してそこまで気にした事は
> ありません。
>
> ぱっと違う車種に乗り換えても、ブレーキのタッチやらサスの具合やらを最初に
> 確かめさえすれば、スクーターからMT車に乗り換えてもその逆でも、別に
> すぱっと体の感覚自体がその車両に合わせて切り替わります。
>
> 私、普段はサーキットでもMT車に乗る事はかなり少ないですが、別に普通LVに
> 攻めろと言われれば余程苦手なフィーリングで無い限りはある程度はいけますし、
> 感覚という物は今まで培ってきたモノがあるので、早々乗り方を忘れたりも
> しないですね。
>
> 昔、スクーターの耐久レースがあってそのすぐ後にM12マシンでの耐久に助っ人で
> 連続で参戦したりした事もありますが、違和感は最初の30秒位だけでしたね。
>
> なので、個人的にはその乗り分けというのは難しいとは思いませんが、これは
> やはり熟練度に関する部分が大きいな、と思う次第ですよ。
>
> ひとつだけ言える事は、高名なライダーの方やハイレベルな方であれば
> スクーターでもMT車でもどっちもある程度こなせる、というのはあります。
なるほど、攻める感覚は相違ないんですね。

実はですね、ちょっと話違いますが数日前、旧友(MT専門でレースやっていた人物。スクーターは詳しくない)とのバイク談義で、『アメリカンってどうやって曲がりゃ良いんだか解かんなくね?』と逆に聞かれた事ありましたよ。


> > なんとなく今現在、自分で把握できたスクーターでのハングオンイメージですが、ブレーキング→ヒョコンと体をマシンの横へ移動(内膝&尻は路面へ接近)→外脚ふくらはぎでマシンを押さえて旋回(膝すりでバンク角制限)→下半身パワーで『オリャッ!!』と復帰&加速。。。こんな感じです。
>
> えと、これは一点だけ不味い所があります。
>
> >ブレーキング→ヒョコンと体をマシンの横へ移動(内膝&尻は路面へ接近)
>
> ここがよろしくなく、「ある程度」はブレーキング時にはすでにイン側へ体を
> 多少はずらしてからブレーキングを始めるのが鉄則です。
> もちろんスクーターハングオンスタイルの様に全て体をスライドさせきって
> しまうと駄目ですが、半ケツ程度はずらしてやり、頭のみは車両のセンターに
> 残しつつ、直線的なブレーキングを始めます。
> そして、減速がある程度終わり、コーナーに対して突っ込んでいく段階で、
> フロントブレーキをリリースしながら体も下方向&前方へするっと移動して
> 行くんですよ。
>
> もちろん、この段階では旋回力を生み出すためにイン側ステップは踏んで
> いないといけませんが、体重&荷重移動の為にハンドルにしがみついても
> いけません。
> フロント負担が大きすぎるとその時点ですっぽーんと抜ける可能性もあるので。
>
>
> と、ブレーキングに関してはどうしても難しくなりますが、半分だけハングオン
> スタイルを「構えながら」、全力の減速の為のブレーキングを行わないと
> いけないので、余計に下半身ホールドが大切である、といった事もお分かり
> 頂けるかと思いますよ。
おっと!(汗)動画コーナーで確認してみたらこれも文面どおりですね。これは忠実にまねしてみます。

> 正直、ここに関してはタンクにちょっとは頼れるMT車の方がはるかにマシです(笑
>
>
> > 腕と脚の長さが足りない事を実感します(笑)
> >
> > 革パンと樹脂まな板で厚くしたバンクセンサーで地味に練習続けます。
>
> 手足の長さは個人差があるのでどうしようもないですが、上手い方は体が
> 小柄でも、きちんとしたライディングは出来るものですから、練習あるのみです。
>
> 逆に、車種によっては手足が長い方が、収まりが効かずにスクーターの車体には
> つらい、といったデメリットがあるので。
>
> 私は身長173あるのですが、ライブDioの車体だとシートポジション的にウンコ座りに
> なってしまい、ヒザの屈曲度がかなり大きい上、シートに座っている尻部分より
> ヒザの方が上にあるので、切り返し等は結構辛かったりしますよ(泣
>
> これって、膝が90°に曲がる程度の椅子に座ってから立ち上がるのと、それより
> もっと低い椅子に座り、半ばウンコ座り状態から立ち上がるのとをイメージして
> 頂ければよく分かるかとも。
そうかぁ。。。長身の人でもそれなりにポジション辛いのがスクーターなんですね。


> でもって、今日は膝が擦れたのですね。
> おめでとうございます〜
> …これって何度聞いても嬉しい事ですね(笑
ありがとうございますぅ〜。膝擦れて祝いのお言葉頂戴できるのはここだけです(笑)
>
>
> 可能であれば写真や動画を撮ってみるのも良い事ですね。
>
>
> > まだ、切り返しの頂点でシート上を通過する腰が高く浮く感じがありますが、今後の練習でなんとかなるかな?って思える感じです。
>
> これは前述の様に、足の長さとステップからシートまでの高さにもかなり
> 左右されるので、ある程度は仕方がありません。
> 私はライブDioだと絶対に尻が浮かないと切り返せないので、これだけは
> 足を短くするしか解決方法が無いという(泣
何を贅沢なっ!(羨)もし、切り詰めるんなら、あまった脚譲ってください。
>

> え、20年もお乗りなのですかね(汗
ええ、新発売で。バイク店でもこの車種初購入のお客でしたね。

> それであれば…攻める為の車両を用意した上で練習を始める、といった
> 場合よりは、車体各部の動き等は完全に体が覚えているでしょうから
> すごく良い事だと思います。
長年乗ってきたということもあって、ブレーキ改造のときもボトムリンク式サスで行ったものそういうわけなんです。


> 後、膝スリが出来た後のチェックポイントとしまして、非常に大切な点が
> あったりします。
>
> おそらくジョルノおやじさんはパイロン的な物を使っての練習だと思いますが、
> これだと、コーナーリング中はずーっと膝を接地させたままで旋回しても
> 普通にぐるーっと曲がれますよね?
>
> これを、背の高いパイロンとかではなく、背の低い空き缶とかタイヤとかで
> 転回ポイントを作って、そこをギリギリまでインを付いて走ってみて下さいな。
>
>
> この場合だと、膝自体がイン側を舐める様なラインを取る事が可能ですが、
> パイロンとは違い、高さがない転回ポイントだとそこを膝を上げてかわしていく、と
> いった事が必要になります。
>
> サーキットの場合だと、初期旋回で路面に膝を当てても、旋回中に
> 一番イン側に寄るクリッピングポイントだと、タイヤ自体が縁石ギリギリに
> あり、膝自体は路面から浮かせて縁石の上を擦っている、という状態が
> とても多いんですよ。
>
>
> で、これを練習してみると…膝を強く地面に押し当て、そこを支持点として
> 頼りすぎていると、フルバンクに近い状態を維持したまま、膝だけひょいっと
> 上げて逃がす、という事が出来無いんですよね。
>
> 前述の車体ホールドが弱かったり、ハンドルぶら下がり傾向が強い人の場合だと、
> これがなかなか出来ないので、いかにコーナーリング中に膝をアテにしている上に
> 下半身のコントロールの自由度が無いか、がモロに出てしまいます。
>
>
> もちろん、これはそれなりにハイレベルな事なのでいきなりは無理だと思いますが、
> ハングオンスタイルで膝を擦っていても、膝だけひょこっと上げられる位の
> 「人車の一体感」というのが究極的なスクーターのホールド具合になる、と私は
> 考えていますね。
12MT車ではこれは可能だと思います。(出来る自信ある)スクーターでも同じ事できそうな気がします。練習に取り入れて試します。

> これは駐車場もしくは峠的な環境では分かりづらいのですが、ハングオンがある程度
> 出来る様になると、逆に膝を地面に接地させていないと安定させられない、という
> 悪循環にも陥る事があるのでご注意下さい。
これも12MT車の乗り始め時期はゴリゴリの三点支持で膝が地面グリップしちゃってましたが、今はヒザ擦る気持ちで構えれば擦るというレベルで軽く擦っているかどうかぐらいで走行練習しています。

ですので、先日のスクーターハングオン切り替えし練習でヒザが擦った時も軽く擦ってみたり、強く擦ってみたりを試してグルグル廻ってました。
>
> 後最後に。
> これは攻めなくとも基本中の基本ですが、「目線」です。
>
誰かに写真撮影してもらわないと自分がどうなっているか判らないですね、
機会があったら、写真投稿してみますので、それまでに完成度高めておきます。その時は評価ビシバシ頼みます!

では、また。

記事No 6269
タイトル Re^3: 最後に補足です
投稿日 : 2011/10/11(Tue) 02:37:20
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
ジョルノおやじさん毎度でございます〜

さて、今回はちょっとだけ補足なんかをば。


> フロントサスはノーマルです。
> リアサスはカヤバ ガスショックSG250で強さは真ん中です。
> ライダー体重は現在73kg

フロントはタクトの物を流用されていると記憶していますが、これだと
どうしてもある程度の弱さはあるかと思いますし、ボトムリンク式の為に
フレキシブルな挙動の把握は難しい、といった点は前提でしょうね。

が、こういった点はおかしな外乱を与えさえしなければなんとかなるので、
基本に忠実に「ハンドルはそれなりにしっかり持ち、方の力は抜く」と
いった方向性でひとつ。

リヤサスも、可能であれば他の長さの物も用意すればハンドリングから
何からが変わりますから、多少変更してみるのも面白いですよ。
結構激変する場合もありますし、基本的にノーマル系統のバランスだと
曲がらない、曲げてもコントロールしづらいというのが10インチ車の
基本ですから。

この辺は好みの問題も大きいですが、色々やってみるのが一番の
近道でしょうね。


> こういう情報って検索しても意外と見つからなかったんですよ。

ハイグリップタイヤの空気圧ですが、私もコンテンツ内とかにはたまに
書いていたりもしますが、これはレース、サーキットの現場ではまず
当たり前のLVになってますから、ハイグリップタイヤを使う時の注釈と
しては発表する人も少ないのかな、と思っていたりしますね…


> 実はですね、ちょっと話違いますが数日前、旧友(MT専門でレースやっていた人物。スクーターは詳しくない)とのバイク談義で、『アメリカンってどうやって曲がりゃ良いんだか解かんなくね?』と逆に聞かれた事ありましたよ。

なるほど、確かにそれは面白い意見ですね(笑
が、ノーマル車であるならばいくらアメリカンであるとはいえ、ステップとかも
異常に踏みづらいとか曲げられない位置に付いている事って少ないので
普通に乗っていれば「それなり」には曲がれますよね。

が、この辺はある意味スクーターも同じで、元々曲がらないものを曲げるから
面白いのであり、攻める、限界に迫るといったコントロールの面では
スクーターでもレプリカでもアメリカンでもヨーロピアンでもレーサーでも
結果的には同じ事になります。

「速く走る」のであればそれはレーサーが一番ですが、どんな車両でも
コントロールを積極的に行い、限界を見極めつつ攻めていく、というのは
限界の高い低いに関係なく面白い事である、と私は考えています。


> ありがとうございますぅ〜。膝擦れて祝いのお言葉頂戴できるのはここだけです(笑)

うーむ、確かによく考えると誰にも褒められない事ではありますが(汗
私は嬉しいですよ、という事でひとつ。


> 長年乗ってきたということもあって、ブレーキ改造のときもボトムリンク式サスで行ったものそういうわけなんです。

なるほど、これで納得が出来ましたよ〜
あのボトムリンク+ディスク移植はそういった経緯があったのですね。
いやはや、それこそがこだわりというヤツかと。


> これも12MT車の乗り始め時期はゴリゴリの三点支持で膝が地面グリップしちゃってましたが、今はヒザ擦る気持ちで構えれば擦るというレベルで軽く擦っているかどうかぐらいで走行練習しています。
>
> ですので、先日のスクーターハングオン切り替えし練習でヒザが擦った時も軽く擦ってみたり、強く擦ってみたりを試してグルグル廻ってました。

おっと、この辺はすでに12インチで習得済みだったのですね〜
ハングオンスタイル+三点支持コーナーリングはメリットデメリットがはっきり
出ますから、場合によって使い分けが出来ればベストですね。


> 誰かに写真撮影してもらわないと自分がどうなっているか判らないですね、
> 機会があったら、写真投稿してみますので、それまでに完成度高めておきます。その時は評価ビシバシ頼みます!

ええ、写真から学べる事はとても多いですし、かなり客観的に見られるので
出来る限り写真を取りまくるのも良いと思いますよ。


ではでは。
また何かあれば遠慮無くご質問下さいな。
管理人でした〜

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