記事No |
: 6464 |
タイトル |
: Re: リアサスインプレ&駆動系セッティングについて |
投稿日 |
: 2012/02/21(Tue) 05:39:51 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://www.neginoleader.com |
つーさん毎度でございます〜
さてさて早速ですが、リヤサスはすでに投入されたみたいで。 スタンドが接地するのはフロント回りの構成の影響もあるので完全にリヤタイヤを 浮かすとなればなかなか難しい面もあるかと思いますが…
で、リヤサスの上下の取り付けボルトはあまりオーバーに締めてもダメだというのは いつものクチですが、サスが新品だとシートにゆっくり座って立って、というのを 繰り返し、ある程度慣らしをしてやると内部のシール等の寿命が伸びだりしますよ。
上下ガチガチ固定な上にいきなり悪路走りまくり、となると確実に寿命は短くなって しまうのでご注意をば(汗
ほいでもってご質問ですが…
> KN企画のスポーツチャンバーをくんでみた際、MJ78か80で大体のセットは出来たのですが、80番でアクセル開度3/4辺りで失速感があったので78番にしてみたところ、アクセル開度3/4辺りでの失速感は無くなりました。
えーと、私はこのチャンバーはどんなモノかは知らないのですが、ノーマル風エンジンに 取り付けているのにそこまでMJがどうこう、といった点まで気にしないといけなかったのでしょうか?
なお、アクセル開度3/4で失速感、という事ですが、そこまで一気にがばっと開けるとぶぼぶぼと カブッた感が出るのとはまた違いますよね? 失速感、というのは表現が難しいと思いますが、カブらない濃い目の状態でも薄めの状態で どちらも「失速感」という物は出る事があるので判断には気を付けて下さいな。
いつものクチで、確実に行きたいならばMJ90番とかをくっつけてみてちょっとずつ下げて いくのが一番間違いないですね。
> しかし、プラグの焼けを確認するとき、プラグのカーボンがほとんど着かず濃いのか薄いのか、よく分からなかったりします。 > (確かBPR8HSだったと思います。)
このプラグはまだ新しい、という事なのでしょうか? それであればキャブセッティングでの焼け色は付きづらくて当然でして、新品でカーボンが 一切堆積していないプラグをキャブセッティングに使う人は通常はまずいないです。
焼けが分かりづらい状態でキャブをどうこうといじくっても意味はありませんし、下手をすると 判断を誤る事もあるのでこれは私からはお奨め出来ませんね。 中古で良いので、ある程度カーボンが堆積しているプラグを使ってジェットをいじり、その 焼け具合を見ていくのが定番中の定番ですよ。
> こんな時は、6番プラグで焼け具合を確認しても宜しいのでしょうか?
これは熱価を低くしてプラグを加熱させ、焼けやすくするといった感じでしょうか? 別にこれが意味が無いとは言いませんし、ノーマルエンジン風味の物にちょっとした スポーツマフラー的なモノを使うなら6番だからプラグが焼損する、といった事はまず ありえませんのでそれでも良いと思いますよ。
ただし、これを行うのはリスクは高まりますから、8番ではどうあっても真っ黒でくすぶって MJをいくら下げても走らない上にエンジンも暖まりづらい、という状況でもなければ プラグの熱価を下げる事はわざわざやらない方が良いです。
プラグの熱価というものは、あくまで「プラグから逃げる熱の量」を調整している物であり 燃焼室温度をどうこう、とコントロールするのはあくまで副産物である、という事も 覚えておかれると宜しいかとも。
この辺、別スレですがDIO50RRさんへのレスにも似た様な事をアドバイスしていますんで 是非ご覧下さいな。
> また、WRはノーマルマフラーの時のセッティングなのですが、加速感など最高速などもほぼ変わらない感じですが、この場合はWRを軽くしたりして変速回転数を上げても最高速は伸びないのでしょうか?
えと、これは私に聞かれても分かりませんよ。私がそのチャンバーを設計した訳では ありませんからね(笑 こういうのはメーカーさんに聞くのが一番で、何回転くらいが一番美味しいパワーバンドに なっていますか?と問うのが一番ですよ。 ちなみに、自社の製品に対してこれを答えられない所だと私はチャンバー自体を一切 信用しませんが。
それを伺った上で、そのあたりで変速する様にWRを調整すれば良いのですから。 なお、WR重量がいくつなら何回転変速になる、ってのはいつも言っていますが全てが 同一条件下の車両でも無いと一概には言えませんので。
で、少なくとも、ノーマルマフラーである程度パワーバンドを捕まえて変速させていた状態で 社外チャンバーをポンでくっつけてまともに走るのであれば、パワーバンド回転域はノーマル マフラーとさして変わっていない特性である、という事は確実でしょうね。
ならば、同一回転域のパワーバンド内の力が上がっていないとノーマルに勝る面は 全く無い、とも言えるんですがノーマル風の互換品ならまあそんなものでしょう。 ノーマルより性能が落ちないだけラッキーだ、と考えれば悪くないかとも。
> この場合はWRを軽くしたりして変速回転数を上げても最高速は伸びないのでしょうか?
そして、変速回転数をいくら高くしても最高速度には関係ありません。
仮に、
7000rpm変速のまま最大変速→その後8000rpmまで回る
のと
6000rpm変速のまま最大変速→その後8000rpmまで回る
のでは、結局は最大変速状態でエンジン回転数が同一になってるとその時点での 最高速度の差なんて出ないんですよ(笑
これが仮に5000rpm変速で明らかにパワーバンドを外していると最大変速しきれない 場合もある上、MAXであろう8000rpm(仮)到達にはかなりの長い距離を走らないと 到達出来ない場合もありますんで問題外ですが、完全にオーバーレブで変速させている、 といった状態でも無い限りは、WRの重量とか変速回転数がいくつか、という事自体は 「最高速度」にはほとんど影響は無いんですね。
が、現在使っているチャンバーが10000rpm程度に一番美味しいピークパワーが 存在するのであれば、その辺を使って加速出来る様にしないと一生美味しい所は 食べられない、というだけです(笑
>今は、8.0グラム×6個です。手元にある7.5グラム×6個にしてみます。
いや、一度で良いのでその8gを3個で走ってみて下さいな。 現状、チャンバー交換のみでもある程度走れているので無いとは思いますが、 チャンバーの特性をちゃんと判断するには、「明らかにここまで上を使うとオーバーレブで パワーバンドじゃない」といった点を「自分で」判断かつ体感しておかないとダメです。
これは何でもそうですが、自分自身のエンジンのどこからどこまで位の回転域が 美味しい所なのか、を判断しておかないと何も始まらないんですよ。
それが分かりもしないのにいくらキャブやらWRをいじくっても時間の無駄ですし、 結局手数をこなして一番速く走ったところがベストだ、というのも否定はしませんが いつか出るであろうまぐれ当たりを狙って手を汚すのは無駄だと私は考えて いますんでね…
とまあ、ココまで書くとすでに言わずともお分かりかと思いますが、現在つーさんが 気になっている部分を自分で分析してセッティングに生かすには、タコメーターは 無いとお話にもならない所まで来ている、という事なんですね。
いつもながらはっきり言いますが、パワーバンドの位置や幅、特性が明らかに変化して いるであろう社外品チャンバーをあれこれとセットしたい場合、タコが無いと目安も 目安すらも掴めなくなってくるので…
ある程度走って満足なのであれば別に良いですが、WRをちょびっと変更したみたいな 微細な差まで気にするのならタコは必須だと私は思いますよ。
> それと、冬のキャブセッティングで夏に走った際は、混合気は濃くなる傾向ですよね?(少し頭の中で混乱しています(汗)
そうですね、理屈としてはそれで合っていますよ。 が、だからといって冬にキャブセットを取っていた物が、夏になるとカブって走らないとか 明確にゴボつきまくる、と言うのであればそれは冬場でもかなり濃い目ギリギリのセットで あった、という証明なので。
少なくとも、ノーマル風エンジン+ノーマル風キャブ+エアクリ付きならば季節が変わって そこまで大きな気候の影響を受ける、という事は少ないですよ。 これから直キャブで標高何千メートルの山に登る、というのであれば話は別ですが、 気にしすぎもよくありませんので多少の環境変化が起ころうとも許容範囲を持った キャブセットを施してやる、といった事を念頭においておくのが一番ですね。
何かちょっとでも変わったらギリギリまで詰める、というのが何でもかんでもベストな 訳ではありませんから…
ではでは。 不明瞭な点があればまたツッコミ下さいませ。 管理人でした〜
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