まっつさん初めまして。 当HP管理人のねぎのリーダーでございます。
さてさて、バリマシ時代とはこれまた懐かしい響きですねえ(汗 近年はめっきりそのワードを聞く事も無くなってしまいましたが、まだまだ当時の事を 覚えておられる方がおられるというのは嬉しいですよ〜 …ちなみに私は今でもやってる事があまり変わっていない、という(以下略
> ホムペを最近知り勉強させていただいてます。L-DIOを16年で3台目〔2台誘拐され〕をレストア中です。
なるほど、ライブDioを16年で3台というのは素敵ですね。余程お好きなのかと思いますよ。 しかし誘拐…盗難というのは許せませんねえ、 盗んだ人間は地獄に落ちるべきですよホントに。
と、それではご質問の件ですが。
> OHの為、シリンダーをバラしたとこ。。。シリンダー傷、ピストンかじり、トップリング行方不明と重症でした。。。 > シリンダーの交換をしたいのですが何種類かありますがシリンダー側面のA-5表記が中期だと > おもうのですが他にもカスタムベースに適したものがあればおしえてください
腰上が全損状態、という感じですがこれはおっしゃる通り重症ですね_| ̄|○ が、ノーマルベースでレストアされるのであれば、純正品はまだまだ入手出来ますからなんとか なるかと思います。
そしてシリンダーの刻印ですが、これは明確に何番だからこの年式、という点は申し訳ありませんが 私はちとおぼろげにしか把握していません。
初期型のA-○という番号の若い物だと、FNベースとしてはちょっとマシといったモノも中には ありましたが、1年しか製造されていない上に今では手に入っても劣化品しかないので 事実上、シリンダー選択肢としては排ガス規制の入っていないものであればどれも大しては 変わらない、と考えて良いでしょう。
もちろん、ノーマルレースでFNクラスマシンを作成、といった場合であればまた話はちょっと 変わってきますが、普通に修理してレストアを行うのであれば、規制後の物だけを避ければ ベターでしょう。
規制後のシリンダーだと、外見はぱっと見では大した変化はありませんが、全てのポートの 位置を下げる為に鋳型から変わっており、大きな違いとしては一番上の冷却フィンの上に シリンダースリーブ部分が飛び出ており、規制前と比べると明らかに形が違っていると いった特徴があります。
この手のシリンダーはレストアベースといえども出来れば避けたい物ですし、程度が多少 悪くとも排ガス規制前の物を使うのがベターですね。 正直、ライブDio系は他のDio系と違い、グレードによるシリンダーの差異が無く品番まで 同一なので、規制さえ入っていなければどれでも使える、といったメリットもありますしね。
後、リングに関しても純正では2種類の製造会社から選べましたが、今は統一品ですし ピストン自体もAピストンとそれ以外の標準ピストンは選べますが、パーツリスト表記の 品番とはかなり変わっているので、これはどれを選んでも勝手に統合品番が来ますね。
現在、少し小さいAピストンは「13120-GBL-505」、標準ピストンは「13110-GBL-505」に なっている模様なので参考までにどうぞ。 …とはいってもAピストンを使う機会というのは新品シリンダーにあわせての調整を行う 時しかありませんのであまり気にしなくてもOKです(笑
最後におまけですが、ライブDio系のピストンピンで純正流用品があり、ヤマハの品ですが 「183-11633-01」で12x35oの物があり、これがちょっとだけ軽い物で流用出来ます。 ただし、ピストン側の製造誤差によってはピンの末端が上手くはまらない場合もあるので、 確実に使える軽いピンが欲しいならばキタコの軽量ピストンピン12x35がベターでしょう。
と、基本的にライブDio系の場合、エンジンチューンでパワーを上げるとなるとかなり至難の 技になるので、性能の良いノーマルマフラーを生かしつつチューンしていく、といった方向性が 一番無難に行けますよ。
もちろん、このあたりは何をどうしたいのか、といった方向性があれば改めてアドバイスを 差し上げますのでまたご質問下さいな。
ではでは本日はこの辺りで失礼しますね。 管理人でした〜
|