記事No |
: 6840 |
タイトル |
: Re^3: 正確にはバラせませんがねぎシリヘッドについて |
投稿日 |
: 2014/10/10(Fri) 23:40:49 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://www.neginoleader.com |
にけさん毎度でございます〜 さてさて今日も補足なんかを少々。
> このエンジンは改造車とはいえ、私にしてはかなり安全マージンを取った仕様 > でしたので、なんでこんな症状がでるのか???でした。 > > 簡単に仕様を書きますと、ヘッドはねぎシリ準拠?(笑)進角はノーマル+3度 > > タイミングはBTDC90度のつもり・・・これが怪しいかもです(汗)
ふむふむ…エンジンはライトチューンな仕様の様ですが、ヘッドがねぎシリ準拠、と いう事ですがSTD用かSP用かでもちょっとは差があったりしますよ。
数値はバラせないのですが、容積のみの差で言えば0.4〜0.5cc程度の差なので その位であればなんとかプラグにワッシャー追加でもカバー出来ない事は 無いですね。
で、排気ポートタイミングはBBDC(ですよね)90°に設定してある、という事ですが これが怪しい、となればちょっと問題です(汗
V100のノーマルシリンダー構成を崩さず、排気ポートの開口部のみの位置で 記せば、シリンダー上面からの「距離」は26.3〜26.4o程度でBBDC90°になります。 ただしこれはシリンダー全長が84.1〜2o程度であり、なおかつピストン上死点時の 「肩落ち」が0.5〜0.6oある状態が前提なので、コンマ1程度の製造誤差等は ありますが基準の数値的にはそんな感じになりますね。
(※大丈夫だとは思いますがクランク角度で計算する場合はピストン上死点時の 「肩落ち」を忘れてはいけません)
仮にねぎシリSPヘッドの容積を用いた場合だと、排気ポートの位置的には シリンダーの上面から28oとかだとちょっと不味くなってきますが、かといって 圧縮比的には9:1オーバーとかの数値では無いので、いきなりプレイグニッション 誘発という可能性は低いのでは…とも思います(汗
ちなみに、圧縮比で言えば異常なデトネーションが起こるのが圧縮比に要因が ある場合、数値的には9:1とかオーバーじゃないとなかなか起こらないです。 10:1超えているともう何やってもボン、ですね(笑 もちろん他が不味いとそこまで行かずともあっさりトラブります。
> ポートもノーマルマフラー前提で、弦長は67パーセント程度のスクエアポートです。
排気ポート弦長がボア径の67%あれば、熱的にもまずまずクリア出来るかとは 思いますし、上側形状が一直線のスクエアならば余計に大丈夫でしょう。
> おっしゃるように、最初組み込んでナラシをしている時に加速状態で > > ヤバい雰囲気がありました。もしかするとポートの削る寸法を間違えて > > 異常な高圧縮になっていたかもしれません(汗)
慣らしの時点で異常があった、となればそれはやっぱり異常ですよ(汗 しかし…作成時のミスを鑑みるならばねぎシリ準拠のヘッド、というのも ちょっと怪しいかもしれません。
容積対比としては二種エンジンの場合はそこまでシビアにはならないのですが、 色々ネタバレは出来ませんが一応の目安として、ねぎシリヘッドはSTDでもSPでも 計測容積では11ccもはありませんし10ccを切ってもいません、という点のみ 記させて頂きますね。 (一応、ノーマルは13.5ccという基準データです)
> プラグにかましたワッシャーは合計2ミリで、その後は症状は収まっていますが、 > > 変に力強い?回転フィールながらも少し多めにアクセルを開けるだけで変速回転数は > > 7300rpmを示しておりました。
うーん…プラグに2o分のワッシャー追加でそこまで変化した、というのがどうにも しっくり来ないんですよねえ。
HリーチのB○HSを用いていたとしても、2o分ならば容積的には0.3〜0.4cc程度の 差にしかなりませんから、圧縮比に影響する部分としてはかなり小さいですし。 (※二種のローポート仕様だからこそ、です)
> このまま全開にしていたらおそらくデトネーションになっていたのでしょうか?
こればかりはどうにも分かりづらいですね。 実際、そこまでヤバい状態なのであればプラグの先端は白めでしょうし、 エンジン周りやマフラー回りも、いつもとは体感で分かる位にまで熱を持って いるはずですから…
> その後ワッシャーをかまして同じ駆動系のままタコをつけたままにして > > 全開走行などしておりますが、変速回転数はMAX7200rpmまでです。 > > やはりといいますか、高圧縮によってパワーだけは出ていたのかなと?(無論危険な状態で) > > こうなったらもう一度シリンダーを外して検証してみます。
そうですね、不安があるのであればもう一度再計測してみるのが一番精神的にも 良いと思いますよ(笑 うっかりミス、というのは誰にでもあるものですし、私もたまに非常につまらない事を やらかしたりはしますんで、気になったら目視&計測、を旨としておりますよ。
…しかし、V100ノーマル仕様でMAX7200rpmであれば排気ポートタイミングが BBDC90°よりは遅そうな気もしてしまいます(汗
> また、ライブディオの方は、何かと興味があるので、代車が手配でき次第 > > 預かろうと思います(笑) > > 壊すリスクもありますが、好奇心が勝りました(笑)
なるほど、それはそれで面白いと思いますよ〜 にけさんは以前にスーパーDio-ZXにもお乗りだったかと記憶していますが、 大径ではない小径の駆動系、そしてライブDio特有の色々なやりづらさ、なおかつ 経年劣化の進んでいる原付一種、となれば色々発見もあるかとも。
これは別に強制するつもりではありませんが、自分の専門以外の車種ってのも たまに触って素直に挑んでみるのもスクーターいじりの面白さだと思いますんで。 また良き結果を期待しておりますです。
ではでは今回はこの辺りで失礼しますね。 管理人でした〜
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