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記事No 7554
タイトル ライブディオ クラッチシュー摩耗について
投稿日 : 2018/05/04(Fri) 17:28:31
投稿者 カプ太
参照先
ねぎのリーダー様 はじめまして
近頃は一緒にスクーターいじりをしてくれる仲間のいない寂しさを、時々こちらのサイトを見て紛らわせている中年男性です。
私以外にも世の中で未だにスクーターを楽しんでいる方々が沢山?いることに励まされています。

今回、初めて書き込みさせていただくのですが、クラッチシュー摩耗について、考察というかご意見を聞けたらと思い書き込みます。

ちなみに、車両は
ライブディオチェスタ 排ガス規制前
マフラーはk1(非zxライブ用)純正
ポートタイミングはほぼ純正の高さで、スクエアに加工
純正プーリー加工で高速側にWRの可動域を広げた程度のファインチューンです。

クラッチについて思うことのきっかけとしては、
冷間時には、スムーズな発進と加速をするが温まって来るとダルい発信しかしなくなる症状が出てしまい、WRを替えてみたり、燃調を薄めにしたり、はたまた濃い目に振ってみたりしましたが、どうにもこれといった解決にならない。

軽めのWRセットでは幾分マシな感じにはなるものの根本的には症状は消えない。

クラッチ側をバラしてみたところ、クラッチシューが残り1mmを切るぐらい減っていました。

多分これが原因だと思い、今日部品を注文し連休明けにでも届いたら交換する予定です。(これが原因でなくても明らかに交換必須なぐらい減ってましたが)

クラッチシューが極度に減っていた場合には

半クラ状態が無くなるため、スタート時の回転数が落ち、トルクバンドに入るまでがダルい!

しっかりミートしないため、スベり過多でトルクカム作用がイマイチで2速発進のようになってしまう。

このどちらかだと考えていますがどういった考え方が妥当でしょうか?

そもそも 冷間時はクラッチは滑るものなのか、食いつくものなのか?

ご意見 アドバイスをお願いします!

ちなまに、走り出してから5分ぐらいは、バッチリ加速します。

タコメーター見る限り、クラッチ繋がったあとには滑って回転数だけ上がるような挙動はありません。

クラッチつながるのは4,500
変速回転数は7,200

だるい症状の時は、4,000位でエンジン回転が停滞し3秒ぐらいかかって吹け上がる感じです。

記事No 7555
タイトル Re: ライブディオ クラッチシュー摩耗について
投稿日 : 2018/05/06(Sun) 03:01:56
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先
カプ太さん初めまして。
管理人ねぎのリーダーでございます。
色々参考にして頂けている様で嬉しいですよ。どうもありがとうございます。

今の時代、2stスクーターを楽しむ方もめっきり減ってしまいましたが…
情報技術が進化した時代でもありますから、どこかにスキモノの方は
居るんだなあ、と思えるのは私も嬉しい事だと考えておりますよ〜


> 今回、初めて書き込みさせていただくのですが、クラッチシュー摩耗について、考察というかご意見を聞けたらと思い書き込みます。
>
> ちなみに、車両は
> ライブディオチェスタ 排ガス規制前
> マフラーはk1(非zxライブ用)純正
> ポートタイミングはほぼ純正の高さで、スクエアに加工
> 純正プーリー加工で高速側にWRの可動域を広げた程度のファインチューンです。

さてさて、クラッチについての見解をご希望、という事ですが車両はライブDioの
チェスタで、ライトチューン風味的な状態なのですね。
これであればそこまでトラブルが出やすい状態では無いかな、と推測します。


> クラッチについて思うことのきっかけとしては、
> 冷間時には、スムーズな発進と加速をするが温まって来るとダルい発信しかしなくなる症状が出てしまい、WRを替えてみたり、燃調を薄めにしたり、はたまた濃い目に振ってみたりしましたが、どうにもこれといった解決にならない。
>
> 軽めのWRセットでは幾分マシな感じにはなるものの根本的には症状は消えない。

クラッチシューそのものはノーマルであり、かつクラッチミート回転数等は
変更していない、といった解釈とさせて頂きますね。
が、その上で温間時になると熱ダレの様な症状が出てくる、という事でしょうか。


> クラッチ側をバラしてみたところ、クラッチシューが残り1mmを切るぐらい減っていました。
>
> 多分これが原因だと思い、今日部品を注文し連休明けにでも届いたら交換する予定です。(これが原因でなくても明らかに交換必須なぐらい減ってましたが)

こちら、シュー自体はなかなか磨耗するものではありませんが、極低速域で
かつアクセルを一気に開けない様な発進を繰り返していた場合、クラッチが
アウターに接触するか否か、といった状態を断続的に繰り返す事になるので
おばちゃんが乗っていた車両等だと、走行距離のワリにクラッチシューがかなり
磨耗している事は現実的にあったりしますね。

もちろん、油分が付いた状態で運用していてもそうなりますが、その場合は
シューが真っ黒に焼き付いているので目視でも判断出来るでしょう。

一応、磨耗限度としてはシューの厚みで2oなので、それ以下になるとクラッチシュー
自体が遠心力で開ききった時のアウターへの当たり角度がおかしくなる、と
いう事になってしまいますね。


> クラッチシューが極度に減っていた場合には
>
> 半クラ状態が無くなるため、スタート時の回転数が落ち、トルクバンドに入るまでがダルい!
>
> しっかりミートしないため、スベり過多でトルクカム作用がイマイチで2速発進のようになってしまう。
>
> このどちらかだと考えていますがどういった考え方が妥当でしょうか?

考察についての検証ですが、まずシューの磨耗が進んでいた場合でも、アウターの
Rに合わせてきちんと磨耗して行っていた場合だと、半クラが無くなる等の症状は
まず起こりえません。

なお大前提として、エンジンのピークが7000rpm程度にあり、かつクラッチ自体が
4000rpm程度でクラッチインを始める様なノーマル仕様だと、半クラ自体がほとんど
存在せず、一瞬に近い時間でクラッチが完全ミートしてから加速を始めるといた
状態になっていますから、こういった場合には半クラがどうの、といった考慮はほぼ
必要ない、と言っても良いでしょう。

そもそも、アクセルを開けた瞬間にクラッチミート間が薄い、となれば実際には
シューの摩擦具合も影響はしますが、一気にアクセルを大きく開けた場合には
遠心力&シューの勢いってかなりの物なので、そこで2速発進の様な状態になると
いうのはちと考えづらいと私は分析します。
(※地が見える程にシューが減っているのであれば話は別ですが)


> ちなまに、走り出してから5分ぐらいは、バッチリ加速します。

そしてこれはスクーターの大前提としまして、冷間時から運用を始めた場合には
5分程度は経たないと駆動系の各部が適温にはなりづらく、「本来の特性」を
発揮する事は出来ません。

全ての状態が新車同様であればそこまで違和感は出ませんが、それでも
ベルトやらプーリーやらが一瞬で動作適温まで達するか、といえば絶対に
そうはならない、といった点はご留意下さいな。

なので、もしもセットを取るならばその「走行後5分経った状態」を基準として
行っていくものであり、そうやった場合には冷間時ではかなり違和感のある
状態にはなるでしょうが、それが本来正常な状態であるという事です。


なお、その前提を鑑みた場合でしばらく走行した後のダルさが出る、といった
事であれば、熱に対する影響力の大きな点が出ている、という事になるでしょう。
クラッチだけに注視出来るのは「他の駆動系構成パーツが完全に正常である」
事が絶対条件である、とも言えますので…

ざっくり言えばまずはプーリーとベルトの劣化であり、おっしゃる通りクラッチは
発進時には多大な影響があるものではありますが、クラッチインする瞬間でも
プーリーはスライドしようと試みようとしていますし、ベルトも最小変速状態で
あるとはいえ、それなりにトルクカムで張られて挟まれている為に、そちらが
劣化していればいくらクラッチを考慮しても問題解決にはなりません。

一般的に熱ダレ、といった状態に陥るのはまず駆動系の劣化や磨耗が9割方を
占めており、これにはプーリー中央部に圧入されている真鍮色のメタルの
磨耗している場合がかなり多いです。

ベルトもゴムなのであまりにも古いとか硬化しているといった場合にはタレの
要因にはなりますが、ノーマルパワーが前提であればそこまで致命的な
要因となる事はあまり多くは無いですね。


なので、プーリーに関しては純正の加工品という事ですがこれは走行距離的に
新品から何km程度使われていますかね?
これがあまりにも古い場合だと、何をやってもおかしな状態が出たり、温間時に
極端な差が出てしまうという事になるので…個人的にはまずは純正プーリーを
新品交換してから5分程度走ってみる、といった確認が必要だと分析します。

正直、これに関しては「純正新品」に交換してみた事が無いと絶対に経験出来ない
ポイントなので…ものすごく基本的な事ではあるのですがトラブルシュートや
セッティング面においてこれを一度も経験していないと的外れな考察になる事も
少なくありませんので注意かなとも。
(※もし直近に交換済み、という事であればご容赦をば)


もちろんクラッチシューも磨耗しているのであれば交換は必要ですが、それも
ふまえるのであればプーリーのメタル劣化も大きく注視すべき点である、と私は
思いますよ。

後、これは機械的構造の面からの追記ですが、クラッチシューを新品交換する
場合は、アウターも1からアタリを取る為に新品交換した方が良いです。
通常は、クラッチとアウターはセットで使い続けるものですから、仮にアウターの
内壁に焼きが入っていたり溝が出来ていたりしたら新しいシューにもダメージを
蓄積してしまうので…


> そもそも 冷間時はクラッチは滑るものなのか、食いつくものなのか?

こちらに関しては、正直私はさして変わらないと感じておりますよ。
超高回転型エンジンでのクラッチインでも、冷間と温間の差、というものは
ほとんど出てきませんし、温間で多少鈍く感じる場合ならハナから温間時に
希望のミートに合う様なセットを施すのが筋ですしね。


> タコメーター見る限り、クラッチ繋がったあとには滑って回転数だけ上がるような挙動はありません。
>
> クラッチつながるのは4,500
> 変速回転数は7,200
>
> だるい症状の時は、4,000位でエンジン回転が停滞し3秒ぐらいかかって吹け上がる感じです。

クラッチの滑り、というのはスクーターの駆動系が真っ当に動作している場合は
ノーマル風味車では人間の体感で感じる事の出来るレベルでは起こりえません。

何をもってクラッチの滑り、と判断しているかにもよりますが、仮に半クラ状態が
長く続いた場合だと、プーリー自体はどんどん変速を行ってしまっているので
構成が真っ当であれば、エンジン回転数はそこまで極端に上がりも下がりも
しませんしね。

クラッチイン直後エンジン回転数が停滞している、というのはある意味では
真っ当な変速が出来ていないのと同義なので、それもあって私としてはクラッチ
シューの云々よりもプーリーの劣化の方が先に来ているのでは無いかな?と
分析してみたいと思いますよ。


最後に余談ですが、シューの磨耗そのものとなれば…私、今実働させている
FN仕様のライブDio-ZX、ノーマルレーサーですがこれなんかはクラッチイン回転の
UPの為にわざわざかなり減っている純正シューを用いていたりします。

厚み的には全然2oも無い位なのですが、だからといって発進がおかしくなったり
温間時にもっさりしたりは一切しませんよ。
駆動系セットにおいてはボス長が極端に短かったりして、ハナから2速発進している
状態であってもおかしくはならない、といった点を補足させて頂きますね。


ではでは、長くなりましたが不明瞭な点があればツッコミ下さいませ。
管理人でした〜

記事No 7557
タイトル Re^2: ライブディオ クラッチシュー摩耗について
投稿日 : 2018/05/06(Sun) 07:19:29
投稿者 カプ太
参照先
ねぎのリーダー様

コメントありがとうございます。

プーリーの劣化は有りそうです
距離不明ではありますが、もう一つ予備プーリーを持っているので試してみます。

プーリー変更と、クラッチシュー交換しましたら
報告の書き込みしようと思います!

記事No 7558
タイトル Re^3: ライブディオ クラッチシュー摩耗について
投稿日 : 2018/05/07(Mon) 18:34:13
投稿者 カプ太
参照先
ねぎのリーダー様

折角のコメントを頂いたので補足というかこれを見た誰かの参考となるためにも追記させて頂きます。

なので、プーリーに関しては純正の加工品という事ですがこれは走行距離的に
新品から何km程度使われていますかね?
これがあまりにも古い場合だと、何をやってもおかしな状態が出たり、温間時に
極端な差が出てしまうという事になるので…個人的にはまずは純正プーリーを
新品交換してから5分程度走ってみる、といった確認が必要だと分析します。

>正直、これに関しては「純正新品」に交換してみた事が無いと絶対に経験出来ない
>ポイントなので…ものすごく基本的な事ではあるのですがトラブルシュートや
>セッティング面においてこれを一度も経験していないと的外れな考察になる事も
>少なくありませんので注意かなとも。
>(※もし直近に交換済み、という事であればご容赦をば)

加工元のプーリーは中古車にくっついてきたものなので走行距離は不明です。
バイク屋で購入したときの状態はシリンダとピストンも社外品の50CC多分台湾製が付いていた車両なので、全体のくたびれ具合を加味してもメーター3周(3万キロ超)は行っていると想像されます。


> タコメーター見る限り、クラッチ繋がったあとには滑って回転数だけ上がるような挙動はありません。
>
> クラッチつながるのは4,500
> 変速回転数は7,200
>
> だるい症状の時は、4,000位でエンジン回転が停滞し3秒ぐらいかかって吹け上がる感じです。

>クラッチの滑り、というのはスクーターの駆動系が真っ当に動作している場合は
>ノーマル風味車では人間の体感で感じる事の出来るレベルでは起こりえません。

>何をもってクラッチの滑り、と判断しているかにもよりますが、仮に半クラ状態が
>長く続いた場合だと、プーリー自体はどんどん変速を行ってしまっているので
>構成が真っ当であれば、エンジン回転数はそこまで極端に上がりも下がりも
しませんしね。

タコメーター見る限りは滑りとは考えにくいと表現したつもりだったのですが、日本語は難しいですね。
紛らわしい言い回しで申し訳ありません。



>クラッチイン直後エンジン回転数が停滞している、というのはある意味では
>真っ当な変速が出来ていないのと同義なので、それもあって私としてはクラッチ
>シューの云々よりもプーリーの劣化の方が先に来ているのでは無いかな?と
>分析してみたいと思いますよ。

これについては、出だしだけなので微速前進している状況下からの加速では全く不満ない状況です。

>最後に余談ですが、シューの磨耗そのものとなれば…私、今実働させている
>FN仕様のライブDio-ZX、ノーマルレーサーですがこれなんかはクラッチイン回転の
>UPの為にわざわざかなり減っている純正シューを用いていたりします。

>厚み的には全然2oも無い位なのですが、だからといって発進がおかしくなったり
>温間時にもっさりしたりは一切しませんよ。
>駆動系セットにおいてはボス長が極端に短かったりして、ハナから2速発進している
>状態であってもおかしくはならない、といった点を補足させて頂きますね。


>ではでは、長くなりましたが不明瞭な点があればツッコミ下さいませ。
管理人でした〜

後出しじゃんけんのようで恐縮ですが、いろいろ書き込んでいるうちに、クラッチイン回転数が低いだけなんじゃないかと思えてきました。
シューの残りがこんなに減っていてはクラッチスプリングもへたっていてもふしぎじゃないなと思えてきまして・・・

台湾シリンダの再生中古バイクであることを考えると、スプリングも怪しい気がしています。ちなみにアズキ色のスプリングでした。


ノーマルに毛が生えた程度のエンジンですが、クラッチインが3,000RPM台だと低すぎるという事もありますかね?

いづれにしてもいろいろ試して再度ご報告いたします。

記事No 7561
タイトル Re^4: ライブディオ クラッチシュー摩耗について
投稿日 : 2018/05/11(Fri) 00:43:23
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先
カプ太さん毎度でございます〜
さてさて今回はちょっとだけ補足をば。


> プーリーの劣化は有りそうです
> 距離不明ではありますが、もう一つ予備プーリーを持っているので試してみます。

えと、これは使用距離不明であれば今の物よりマシ、といった保障はありませんし
同じ状態になってしまう可能性の方が高いと思われますよ。
…これ、前述しましたがこれだけは一度、純正新品を奢ってやった方が間違いなく
体感効果や経験として後々の為に役に立ちますから、是非新品を使ってみて
頂きたいです。(現在は4000円位です)

はっきり申しますが、得体の知れないパーツ同士であれこれ手を動かしていても
何の解決にもならないどころか時間の無駄にもなる、とも言えますので…


> 加工元のプーリーは中古車にくっついてきたものなので走行距離は不明です。
> バイク屋で購入したときの状態はシリンダとピストンも社外品の50CC多分台湾製が付いていた車両なので、全体のくたびれ具合を加味してもメーター3周(3万キロ超)は行っていると想像されます。

なるほど、それであれば全体的にかなり走行距離がかさんでいるのですね。
となると、単純にリフレッシュしていない部位でのトラブル要因といった可能性も
ありますから、一概に駆動系だけの問題とも言えなさそうな気もします。

なお、プーリーはご自身で加工された物では無いのですね。
…それならなおの事、しっかりしたノーマル新品を使った方がベターでしょう。
これは私の持論でもありますが「ノーマル純正の100%」を知らないのでは
それ以上を求める事も目指す事も不可能だ、と考えておりますので。


> タコメーター見る限りは滑りとは考えにくいと表現したつもりだったのですが、日本語は難しいですね。
> 紛らわしい言い回しで申し訳ありません。

いえいえ、このあたりはスクーターのクラッチイン近辺のメカニズムは結構
難しい上、文章のやりとりではどうしても意思疎通が完璧とは行かないのは
基本ですから、何かおかしな点があればどんどんツッコミ下さいませ。


> 後出しじゃんけんのようで恐縮ですが、いろいろ書き込んでいるうちに、クラッチイン回転数が低いだけなんじゃないかと思えてきました。

クラッチイン回転数はタコメーターが正常だとすれば、そんなにおかしくは無いと
私は思いますよ。
ただし、クラッチがイン、すなわちシューがアウターに接触する瞬間に、変速が
全く進んでいないのか否か、でも判断は変わって来るので難しいんですね。


> シューの残りがこんなに減っていてはクラッチスプリングもへたっていてもふしぎじゃないなと思えてきまして・・・
>
> 台湾シリンダの再生中古バイクであることを考えると、スプリングも怪しい気がしています。ちなみにアズキ色のスプリングでした。

クラッチスプリング自体はそうそうへたるモノではありませんし、純正の弱めの
モノだとしても明らかにクラッチイン、ミート回転が下がってしまうというならば
スプリング自体はもうべろんべろんに伸びきっていないとおかしいんですね。

某ヤマハ車の様に、元々線径が細く弱いスプリングを純正装着していた場合、
走行距離がかさむと明らかにクラッチがおかしくなったりしてリコールが出た
事例もあるのですが、ホンダ系だとそこまでおかしいのは過去に例は無いです。

むしろ、o単位で磨耗しているクラッチシューであれば、その磨耗具合がクラッチ
イン回転数を上げてしまうメリットの方が大きいですよ。
ノーマル前提であれば、1o減ったクラッチシューなら3〜400rpm程度はクラッチイン
回転数が上がるのに対し、数万km単位で走ったクラッチスプリングでどれだけ
クラッチイン回転数が下がるかと言えば100rpmも違わないので。

劣化と磨耗、といった状態を前提としても、いくらクラッチスプリングがへたって
いたとしても、シュー磨耗によるメリットの方が大きく出る、という事です。


クラッチスプリングの色としては…これは年式やタイプでかなり様々な物が
あるので一概には言えませんが、基本、ライブDioチェスタの場合は特殊な
車両の為、他のライブDio系が一律同じクラッチスプリングなのに対して
多少違ったモノが使われてもいるので怪しいと感じるならば純正を買って
みるしか無いでしょうね。

このあたりも、前述の様に「ノーマル新品」でない状態にてあれこれ言っても
始まらないので…これは私は細かいのではなく、その位メカニズムとして
シビアに作られているものである、といった点は何卒ご留意下さいな。


> ノーマルに毛が生えた程度のエンジンですが、クラッチインが3,000RPM台だと低すぎるという事もありますかね?

うーん、基本的に4000rpm前後であればそこまで走れない、といった事はまず
無いんですよ。3500rpmとかでもそこまでもっさりした経験は無いです。

現状4500rpmでクラッチインしているのであれば、元々2速発進的になっている
ライブDioチェスタでもノーマル風味であれば充分な数値でしょう。
だからこそ、私はクラッチイン回転数ではなく他に問題がありそうだ、と分析
しているワケですしね。


ではでは、いつもながら長くなりましたが良くなる方向性を願っておりますです。
管理人でした〜

記事No 7564
タイトル Re^5: ライブディオ クラッチシュー摩耗について
投稿日 : 2018/05/15(Tue) 13:53:07
投稿者 カプ太
参照先
> えと、これは使用距離不明であれば今の物よりマシ、といった保障はありませんし
> 同じ状態になってしまう可能性の方が高いと思われますよ。
> …これ、前述しましたがこれだけは一度、純正新品を奢ってやった方が間違いなく
> 体感効果や経験として後々の為に役に立ちますから、是非新品を使ってみて
> 頂きたいです。(現在は4000円位です)
>
> はっきり申しますが、得体の知れないパーツ同士であれこれ手を動かしていても
> 何の解決にもならないどころか時間の無駄にもなる、とも言えますので…
>
おっっしゃるとおりですね、新品プーリーいちどためしてみるひつようがありそうですね。
ちなみに、得体の知らないプーリーとうさん臭くて30分ではずした横綱プーリーをはめてみましたが、余り状況は変わりませんでした。
トラブルシュートにはなっていませんが、一応ご報告
クラッチはシューの残りの少なさから一応交換しました。

> なるほど、それであれば全体的にかなり走行距離がかさんでいるのですね。
> となると、単純にリフレッシュしていない部位でのトラブル要因といった可能性も
> ありますから、一概に駆動系だけの問題とも言えなさそうな気もします。
>
> なお、プーリーはご自身で加工された物では無いのですね。
> …それならなおの事、しっかりしたノーマル新品を使った方がベターでしょう。
> これは私の持論でもありますが「ノーマル純正の100%」を知らないのでは
> それ以上を求める事も目指す事も不可能だ、と考えておりますので。

中古車についていた純正プーリーを自分で加工したものです。
ローラーの外側の壁をぶち抜いて、平たいヤスリで手削りしたものです。


>
> クラッチイン回転数はタコメーターが正常だとすれば、そんなにおかしくは無いと
> 私は思いますよ。
> ただし、クラッチがイン、すなわちシューがアウターに接触する瞬間に、変速が
> 全く進んでいないのか否か、でも判断は変わって来るので難しいんですね。
>
>
> > シューの残りがこんなに減っていてはクラッチスプリングもへたっていてもふしぎじゃないなと思えてきまして・・・
> >
> > 台湾シリンダの再生中古バイクであることを考えると、スプリングも怪しい気がしています。ちなみにアズキ色のスプリングでした。
>
> クラッチスプリング自体はそうそうへたるモノではありませんし、純正の弱めの
> モノだとしても明らかにクラッチイン、ミート回転が下がってしまうというならば
> スプリング自体はもうべろんべろんに伸びきっていないとおかしいんですね。
>
> 某ヤマハ車の様に、元々線径が細く弱いスプリングを純正装着していた場合、
> 走行距離がかさむと明らかにクラッチがおかしくなったりしてリコールが出た
> 事例もあるのですが、ホンダ系だとそこまでおかしいのは過去に例は無いです。
>
> むしろ、o単位で磨耗しているクラッチシューであれば、その磨耗具合がクラッチ
> イン回転数を上げてしまうメリットの方が大きいですよ。
> ノーマル前提であれば、1o減ったクラッチシューなら3〜400rpm程度はクラッチイン
> 回転数が上がるのに対し、数万km単位で走ったクラッチスプリングでどれだけ
> クラッチイン回転数が下がるかと言えば100rpmも違わないので。
>
> 劣化と磨耗、といった状態を前提としても、いくらクラッチスプリングがへたって
> いたとしても、シュー磨耗によるメリットの方が大きく出る、という事です。
>
>
> クラッチスプリングの色としては…これは年式やタイプでかなり様々な物が
> あるので一概には言えませんが、基本、ライブDioチェスタの場合は特殊な
> 車両の為、他のライブDio系が一律同じクラッチスプリングなのに対して
> 多少違ったモノが使われてもいるので怪しいと感じるならば純正を買って
> みるしか無いでしょうね。

クラッチスプリングはそうそうダメになる物ではないんですね。
ライブ前期しか載っていないパーツリスト確認ですが、チェスタだけ別品番でした。

> このあたりも、前述の様に「ノーマル新品」でない状態にてあれこれ言っても
> 始まらないので…これは私は細かいのではなく、その位メカニズムとして
> シビアに作られているものである、といった点は何卒ご留意下さいな。
>
>

> うーん、基本的に4000rpm前後であればそこまで走れない、といった事はまず
> 無いんですよ。3500rpmとかでもそこまでもっさりした経験は無いです。
>
> 現状4500rpmでクラッチインしているのであれば、元々2速発進的になっている
> ライブDioチェスタでもノーマル風味であれば充分な数値でしょう。
> だからこそ、私はクラッチイン回転数ではなく他に問題がありそうだ、と分析
> しているワケですしね。
>
>
> ではでは、いつもながら長くなりましたが良くなる方向性を願っておりますです。
> 管理人でした〜

長くなって恐縮ですが、とりあえずの状況報告でした。
おっさんになると作業に着手できる時間が少なくて全然物事が進みませんが、のんびり取り組んでまた報告したいと思います。

記事No 7566
タイトル 解決: ライブディオ クラッチシュー摩耗について
投稿日 : 2018/05/19(Sat) 15:27:58
投稿者 カプ太
参照先
ネギのリーダー様

解決したので、報告です。

かなりどんくさい原因でしたが、ベルトが犯人でした。
ボスタッチするぎりぎり程に幅が減ってるのが悪さをしていました。

温まるとしっかりボスに乗っかり、まずはベルトが滑る

再び開けたプーリーに薄っすらと跡が付き始めているのを見つけて、よくよく見ると、プーリーボスとの隙間が無い状態!

予備のベルトに変えてみると、完全復活!

ベルトはまだ大丈夫だという思い込みで遠回りしましたが、カツンと来る出足を取り戻して、満足です!

記事No 7568
タイトル Re: 解決: ライブディオ クラッチシュー摩耗について
投稿日 : 2018/05/21(Mon) 22:56:48
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先
カプ太さん毎度でございます〜
どうやら問題解決した様で何よりですよ。


> かなりどんくさい原因でしたが、ベルトが犯人でした。
> ボスタッチするぎりぎり程に幅が減ってるのが悪さをしていました。

うーん、ボスに当たる位まで幅が磨耗していたとなればそれはかなりの
劣化だと見受けられますね。
これ、標準指定では15.5o幅が1o減ると交換、となっていますが世の中には
それ以上減っても平気で交換しないパターンもありますし…


> 温まるとしっかりボスに乗っかり、まずはベルトが滑る

おっしゃる通り、ベルトが暖まり柔軟性が出ると、それまでギリギリボスに接触を
していなかったベルト裏面がボスに接触、ベルト側圧を逃がしてしまうといった
症状になっていたのですね。

…こうなると不味いので、メーカー側では「1o幅が減ったら交換」を規定して
いるというのが基本になります。



> 再び開けたプーリーに薄っすらと跡が付き始めているのを見つけて、よくよく見ると、プーリーボスとの隙間が無い状態!
>
> 予備のベルトに変えてみると、完全復活!
>
> ベルトはまだ大丈夫だという思い込みで遠回りしましたが、カツンと来る出足を取り戻して、満足です!

ベルト交換で解決、という事で良かったですよ。
ただし、こういうのはクラッチシューの磨耗具合もそうですがやはり最低限度は
実測による数字管理を行わないと駄目です。

見慣れていれば話は別ですが、幅15.5o基準のベルトが14.5oになっていると
しても、それを目視だけで判断出来る人、というのはなかなか居ないと思いますんで。
人間の感覚や目視って繊細ではありますが、意外とアテにならない事もありますから
整備というのは基本、サービスマニュアルに則った測定を行わないと駄目ですね。

測定せずにいけると思い込んでしまったらそれが原因で痛い目を見たら元も子も
ありませんので(泣


ではでは、何はともあれ解決してほっとしました、という事で…
管理人でした。

記事No 7576
タイトル Re^2: 解決: ライブディオ クラッチシュー摩耗について
投稿日 : 2018/05/30(Wed) 09:49:26
投稿者 カプ太
参照先
その後の参考報告

沖縄ホンダ株式会社 部品部へ突撃したところ パーツ在庫と小売価格確認の結果をさらします。

2018年5月現在
非ZXベルト 23100-GG2-751 3,445円(税別)在庫有り
フェイス  22110-GAH-690 5,905円(税別)在庫なし→販売店から注文して下さいとの事
8.5G WR  22123-GZO-000 1,380円(税別)在庫有り ※6個セット

こんな感じでした。
沖縄なので、本州と価格差 在庫の事情が違うかもしれませんが、ご参考まで!

記事No 7577
タイトル Re^3: 解決: ライブディオ クラッチシュー摩耗について
投稿日 : 2018/06/04(Mon) 05:45:01
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先
カプ太さん毎度でございます〜
さてさて、純正部品相場のご報告ありがとうございますです。
こういうのって実際に買った時のお値段が分かると助かりますんで…(汗


> 2018年5月現在
> 非ZXベルト 23100-GG2-751 3,445円(税別)在庫有り
> フェイス  22110-GAH-690 5,905円(税別)在庫なし→販売店から注文して下さいとの事
> 8.5G WR  22123-GZO-000 1,380円(税別)在庫有り ※6個セット

ふむふむ…ベルトとWRはいたって普通の値上がり幅のままの様ですが、
GAH-690の小径プーリーは結構お値段するんですねえ(汗
GBL-700とかGAH-880の方だと4000円ちょいなんですが、今は小径の方が高いとは
勉強になりましたよ。

ただ、こればかりは純正品質を求めるならやむを得ないところなのでどうしても
割り切らないといけないのが辛い所です_| ̄|○


> 沖縄なので、本州と価格差 在庫の事情が違うかもしれませんが、ご参考まで!

純正部品の単価そのものは全国どこも変わらないはずですよ。
「販売」する段になって多少は違いがある、というのは(以下略


あと余談ですが、メーカーの部品販売部から一般ユーザーが直接購入出来る
システムがあるのは羨ましいですよ〜
コチラの地方でも大昔にはあったのですが、あまりに一般客が多かった為か「一般の
方はバイク屋を通じて購入して下さい」というシステムに変更されて急ぎの時に直接
行っても買えなくなってしまった、という(泣


ではでは、今回はこの辺りで失礼しますね。
管理人でした〜

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