記事No |
: 1113 |
タイトル |
: Re: Re: Re: 第三掃気 |
投稿日 |
: 2024/05/15(Wed) 16:09:35 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
皆様こんばんは。連続レス日和の管理人でございまっす。
さてさてまず写真ですが・・・メインHPスペースを使い切ってましたので削除してました(汗 再度UPしましたのどうぞ↓
http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/sirindakakou.jpg
この加工、私的には「掃気通路を短くし、回転上昇を速くする」と言った狙いがあるんです。 ですので2次圧縮比の調整は大前提なんですよ。 1次圧縮比については、あまりにトルクが落ちた場合は補正する、といった感じに考えておりますです。
この系統の加工で「エンジンの回転上昇」が速くなったのでしたら、まず成功と考えて良いと思います。 しかしらりほ〜さんの場合、1次圧縮比のダウンによるトルク不足が大きいんでしょうね。 90ですともともと回転上昇の速いエンジンではありませんので、トルクを出してやらないと 掃気通路の短絡化はあまり効果を発揮しない可能性があります・・・
対策としては
1の方法は・・・横型JOGですとクランクケースの第1&第2掃気の立ち上がり部分にパテが盛れますね。 もしくは山田さんの様に大きめのリードバルブで1次圧縮を稼ぐのも有効ですが・・・あまり効果は 無いかもしれません。 リードバルブが入る隙間ギリギリを残して、リードバルブ廻りを埋める方が良いですね。
・・・ここで便乗でジャーニーさんにおすすめの方法を。 縦置きJOGで定番の方法です。横置きより埋めるスペースがある&簡単ですので効果はありますよ。 こんな感じです↓
http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ss1_32mile/fsjog_spec/fs_ets_01.jpg
もう見られたかもしれませんが、灰色の部分はデイトナの「アルミ金属充填材」で埋めてあるんです。 縦置きの場合、ここのリードブロック取り付け面も「クランクケース」ですので、ここの 容積も狭いに越した事は無いですね。 後、シリンダーのリードバルブ取り付け面も加工屋さんにお願いして切削してもらえばなお良いです。 吸気通路は短くなり、1次圧縮は高くなり、タイヤにもマニが当たりにくくなる、といい事ずくめですね(笑
えっと話がそれました(笑 次に2ですが、これも有効ではあるんですが・・・本当は順序が逆なんです。 1次圧縮比を上げすぎて上が回らない場合に、2次圧縮を落とすのが基本だと私は思っていますので。 2次圧縮を高めると、トータルでのエンジンの出力的な物は戻ってくるかも知れませんが、ポンピングロスによる 悪影響は1次圧縮よりもはるかに大きいので、あまりお勧め出来ません。 熱的な問題もありますしね。 ・・・山田さんスミマセン(汗
3は・・・ハッキリ言って効果は無いと思います。 リセッティングする事により、走行時の「フィーリング」は良くなるかも知れませんが、 エンジン自体に致命的な欠陥がある場合は、いくらリセッティングしても誤魔化しにしか ならない物なんですよね。 ・・・キツい言葉だとは思いますが、「基本がダメになってるとセッティング云々の問題では無い」 と言う事なんです(汗
最期に4ですが・・・これはどうしようも無い場合の最終奥義と言う事でどうでしょうか? まだまだ加工の余地があるのでしたら、新しい物は勿体無いと思いますよ。 ・・・私、シリンダーはメタメタになっても実験の場合は使い続けます。 少々減ったり抱き付いたりしても、「加工した特性」は早々変化するものではありませんので。
ふむむ・・・毎度の長文で失礼しました。 個人的には・・・一次圧縮回復の方向性が良いと思いますよ。
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