記事No |
: 124 |
タイトル |
: Re: Re: ZR・Fサスのバラし方 |
投稿日 |
: 2024/05/17(Fri) 08:57:11 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
MR.XYGさん、おはようございます。
ZRフォークのバラし方は・・・少し特殊だったりします。 普通のフォークとは全く違った仕組みになっているんですよ。 同じグリスダンパーでも、Zとも少し違ったりします。
では、定番のヘタクソな絵でご説明します(笑
http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/zrfork_01.jpg
まず右側フォークは、アウターチューブ上部に付いている黒いゴムを外し、その中の巨大サークリップを外せばインナーチューブがスライドメタルごと抜けます。 このサークリップは巨大ですので、先の細いラジオペンチか、先端が交換式ではないゴツいサークリッププライヤーを使わないとなかなか外れません。
ちなみに内側に「絞って」外すタイプのサークリップです。 (作業時にはインナーチューブを縮めた状態で行うのが理想ですね。個人的には加工ラジオペンチが良いと思いますよ)
右側フォーク底部のボルトは、アウターチューブ本体とアクスルシャフトが入る色違いの部分を合わせているだけの役目しかしていないんですよ。
そして左側ですが、右側と同様に巨大サークリップを外すのですが、その前にインナーチューブ内側に固定されているダンパーロッドをインナーから外さないとインナーチューブそのものが外れません。
これは小さいサークリップ(Eリング)で留まっていますので、まずコレを外し、「押さえ」になっているワッシャーを外せばダンパーロッド上側がフリーになります。
インナーチューブのみを抜く場合は、フォーク底部のボルトを外す必要はありません。 (右側と同様に、アウターチューブの2分割&ダンパーロッド下側固定の役割ですね)
最後に、オーバーホールのポイントですが、「スライドメタル」の交換が基本になります。 しかし距離を走っているフォークですと、インナーチューブが磨耗している可能性もかなりありますので、スライドメタルとインナーチューブの間にもガタが無いか確認すべきですね。 (下手をするとアウターチューブ内壁の磨耗、ということもあります)
最大のツボは入念なグリスアップですね。 レース用マシンですと、かなり頻繁にグリスの入れ替えを行っています。 (私はZRには固めのシリコングリスかZOILグリスが好みですね)
長くなってしまいましたが、こんな説明でご理解頂けましたか?(汗 なにしろ特殊なブツなので、一度バラバラに分解してじっくり観察する事をおすすめしますよ。
P・S マジェですか・・・JOGなら125クラスには勝てるエンジンだと信じています(笑
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