記事No |
: 2020 |
タイトル |
: Re: キャブの油面? |
投稿日 |
: 2024/05/16(Thu) 11:07:26 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
なおすけさん、お久しぶりでございます。
おお…130ccでパワーバンドが8500からとは…かなり素敵なエンジンですよね〜。 しかし発進出来ないとはちょっと災難ですね…
症状をお聞きする限り、私としても基本的に「濃い」症状だと思います。 しかしこの場合、ジェッティング的に濃いだけでは無く、なおすけさんがおっしゃる様に 油面での濃い&薄いといった、油面の動きによるジェットの「吸い上げ」にも絡んできているのは ほぼ間違い無いですよね。
油面を16→23mmまで下げても、まだフロートにガスが溜まらない状態で調子が良いのでしたら、 もっと油面を下げて見るしか手段が無いと思います。 キャブによっての油面の規定値はありますが、実質極端にキャブが傾いている場合ですと、 もう全くアテにならない物だと私は思っていますよ。
私昔、Dioに変な角度でキャブを付けていたコトがあるのですが、この場合、キャブ吸入口が 車体後方に向いていたので、キャブの油面自体は「加速した時にキャブ後方に寄る」 といった症状が起き、あまり油面が低いと薄くなりすぎて失速感が出た経験があります。
なおすけさんのBW`sをモトチャンプ183Pで拝見したのですが、キャブ自体はなんとなく左にねじって 取り付けられてますよね? これだと加速時に油面自体が「吸気口から見てキャブの右半分」に寄ってしまっていると思われます。 ですので真っ直ぐキャブを付けている場合よりも、加速時には濃い目になるのではないか? とも思います。 (加速時にフロート後方にガスが寄ってしまい、水平取り付けよりはジェットに対してガスが 流入しやすい、といった感じでしょうか…)
ヤマハ横置き系エンジンは…元々キャブが「横出し」ですので、吸入口を前方に向けたり キャブ本体を極端な「ひねり」を加えた取り付けにすると途端にジェッティングが安定しない、 といった傾向がありますよね。 これは基本設計の問題なので改善は難しいですが…
実際、吸気口の向き一つで、コーナーリング中にいきなり失速したりもしますしね。 キャブが大きい、もしくはコーナーリングスピードが高く流入空気の圧が高い状態だと 顕著に現れます。 (直線だけのドラッグマシンでも、そういったトラブルを見た事がありますので)
この原理は、私も極端なキャブの取り付け方でしか経験した事が無いので正解とは限りませんが、 ハイチューンだとキャブのほんの少しの傾きでも、油面&ジェッティングがシビアになる事は 大いにあるんですよね。 とりあえずは限界まで油面&スロージェットを下げられてはいかがでしょうか。
それでダメなら…スロットルバルブ&ジェットニードルのバランスも合わせて考えた方が よろしいかと思われます。
後、あくまで想像ですが…キャッチタンクの位置をもっと下げ、なおかつタンクの空気穴を 大きくするのも効果的ではあると思います。 その方が油面が安定すると私は思っていますので。
長文になりましたが…参考にして頂ければ幸いです。 分かりにくい所等ありましたらどんどんご指摘下さいね。
それでは失礼します。 管理人でした。
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