記事No |
: 283 |
タイトル |
: Re: 迷ったのですが |
投稿日 |
: 2024/05/16(Thu) 13:54:10 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
プラティーさん、こんばんは。
ベルト、難しいですよね・・・ 最大変速時のプーリー側ベルト移動量を使い切るには、AF28ZXですとやはり少々長いベルトが 必要だと思うんですよ。 大径プーリーの再加速状態ですと、どうしてもワイドレシオ状態からのキックダウンになってしまいますので、 少々の加速の悪さはやむを得ないですね・・・
そして、現物を見た訳ではありませんので憶測ですが、トルクカムが直線タイプなのに再加速 での変速が遅れる(上り坂の負荷と同意義です)のは、プーリーフェイス面角度&ウェイトローラー の移動角度とトルクカムの角度が合っていないからなんですよ。 これは社外品プーリーだと結構起きる症状ですので。
プーリー内側のウェイトローラー移動溝が極端に2段階になっているタイプなどは、ノーマルの トルクカムのキックダウン特性(?)にあわせて作られていますので、トルクカムとのバランスが 悪くなっていることも考えられますね。 (もちろん、ノーマルトルクカム&ハイスピードプーリーでは走れた物では無いと思います)
この場合ですとセンタースプリングの強化も有効だと思います。 ホンダ車でも、直線タイプトルクカム仕様でしたら効果はあると思います。 しかし、「変速している時間が短くなる」のは間違いありませんので、回転を喰われすぎて 「コシのある変速」が行われにくくなってしまい、回転で伸びていく所の最高速がダウンすると思いますが・・・
前置きがメチャクチャ長くなりましたが(汗)、ご質問のクラッチスプリングは「ノーマルでデチューンになる」 というのも間違いではありませんよ。 あまり硬い物を入れてしまうと回転が喰われてしまい、結果的に上が伸びなくなる事はありますね。 しかし変速回転数を超えない限りは、セッティング的にはそれで正常なんですよ。
ノーマルセッティングという物は、「かなり限られた回転数の範囲内でスピードを出す」設計に なっていますので、少しも無駄な回転を使わない様になっているんです。 ですので、フルノーマル車でもクラッチミート回転を少々上げ、変速回転数に近づけた状態が 理想といえば理想なんです。 「最高速が落ちる」という弊害がある場合でも、それはそのエンジンの限界であって、セッティング的には そちらの方が良いはずなんです。 (再加速、登坂力の点でも)
私でしたらフルノーマル車でも、一番おいしいトルクを発生する回転数にクラッチミート回転を合わせ、上が伸びないのでしたらそこから変速比チューンを行います。 「エンジン回転数のおいしい所を使う」のがまず大前提だと思いますので。 (ワイドレシオすぎるプーリーは、所詮ムリヤリの最高速UPだと思います)
プラティーさんの仕様も、クラッチスプリングの変更、またはクラッチシューの軽量化は正解だと 思いますよ。 当サイト内の「駆動系の基本」にも書いてありますが、「クラッチミートが再加速に影響する」という 事になりますね。 これってかなり重要事項だと私は思っています。
分かりにくくて申し訳ありません・・・ 私的にはこの様な感じではないかと推測しますよ。 参考にして頂ければ幸いです。
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