記事No |
: 2847 |
タイトル |
: Re: Re: Re: Re: Re: 再加速時 |
投稿日 |
: 2024/05/15(Wed) 16:17:12 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
ひろさん、初めまして。 当HP管理人の「ねぎのリーダー」でございます〜
ふむふむ…なかなか激しいマシンにお乗りの様ですねぇ(汗 それだけのチューンだと、熱ダレも相当激しいかと思われますよ。
ボア、キャブ、チャンバーを拝見しますとさほど回していく構成では無いと思いますが、 75ccもあるとそれでもエンジン自体の熱ダレは激しいと推測します。 分離給油では無いと思いますが、混合でも30:1位の混合比が必要な排気量ですよね。 …こういった場合はやはり水冷が一番ですが…(汗
次に駆動系ですが、グッピさんのおっしゃる >最高速が伸びない場合(プーリーが最大変速まで使えてない場合) と言う物がありますが、これはあくまで、あまりにもパワーバンドから変速回転が外れている、 もしくはWRが軽すぎて変速し切れていない、といった状況の時に起こりえます。
しかし勘違いしないで頂きたいのが、「プーリーを使い切れていない」と言う場合、 上記の様な原因があると、端っこが少し使い切れないのではなく、プーリー自体が 半分位しか変速していない状態となります。
ですので、マジックで線を引いている場合でも、基本的にマジック線の残りが1cm、という場合ですと それは駆動系の構成に問題があるのであって、WRが原因で変速しきっていない訳では ありませんのでご注意をば。
それにしてもトータル64.5gは重いです(汗 軽くするとスピードに繋がらない、と言う事ですが、きちんとパワーバンド内で変速し、 その上で「スピードが出ない」のならはそれでセッティングは正常なんですよ。
良く誤解されていますが、これは本当にグッピさんのおっしゃる通り、WRは「パワーバンド内で 変速させるセッティング手段」なのであって、「スピードが出る所にあわせる」物では 決してありません。
もしも9g×6個で100km/h出ていたとして加速が駄目、5g×6個だと80km/hしか出ないが 加速は普通、しかし回転は9g仕様に比べてうなっている… この2種類のセットを比較した場合、理にかなっているのは5g×6個の仕様なんですよね。
「スピード」が出せるとどうしてもそちらがベストセットだと思いがちですが、それは間違いです。 理想の変速回転を維持出来ているのなら、駆動系の変速セットはそれでOK、スピードが出ないのは 単純に「プーリー比やギヤ比が現在のパワーに対して合っていない」だけなんですよ。
ここからはあくまで私の私見ですが、75ccの排気量でGダッシュギヤだとあまりにもギヤ比が 低すぎると思います。 いくらハイスピードプーリー比で変速幅を稼いでも、ファイナルギヤがローギヤでは いくらセッティングしても有効にスピードには繋がりませんからね。
実際問題として、ノーマルエンジンでもGダッシュギヤは十二分に使いきれる位のギヤ比しか ありませんので。 このあたりが、「回転を上げるセットにすると前に進まない」最大の原因だと思います。
捕捉ですが…WR重量のみを考えますと、Dioのフルノーマルエンジンでも、8.5g〜9g×6個と言う重量は パワーバンドの「下」ギリギリで変速を行っているんですね。 なので7.5g×6個程度が「エンジンに対して理想」の変速回転数ではあるんです。
もちろんこれではスピードは出ませんが、それはプーリー&ギヤがローギヤ&変速幅が狭すぎる だけという事なんですね。 ノーマルでも「そういう風に作られているデチューンセット」だと言う事を気に留めて置かれると 良いと思いますよ。
長くなってしまいましたが、リセッティングでもだいぶ改善されるとは思いますので 頑張って下さいね。 管理人でした〜
|