記事No |
: 2928 |
タイトル |
: Re: ZXクランクについて |
投稿日 |
: 2024/05/16(Thu) 05:46:09 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
40のおっさんさん、初めまして。 当HP管理人の「ねぎのリーダー」でございます〜。 当HPを参考にして頂けています様で嬉しいですよ。
さてご質問のクランクの判別方法ですが…28ZXですと、基本的に35〜36mmのプーリーボスが 入っていれば間違い無く「大径・太軸」のエンジンかと思われます。
ランププレート裏の出っ張りが大きいスタンダードエンジンでは、36mmのボスを入れてしまうと ドライブフェイスがきちんと入る程、クランクシャフトのスプラインが残りませんので。
今バラの28ZXエンジンが見当たらないので憶測ですが…ライブZXであれば「出っ張り」から「スプライン」までの 長さは約34mmといった所です。 スプライン部が約13mmあるので、ベルトを付けず36mmボスを入れれば、ドライブフェイスから 出るスプライン部分は約11mmといった所になりますね。 (変速範囲としてのクランクシャフトの長さは、ライブZXもスーパーZXも大差ないので参考にして下さい)
そして、もしクランクがスタンダードの物であった場合、太いベルトと大径駆動系を組み込んだ状態では プーリー側は全くベルトが落ち込まず、しゃれにならない変速状態にしないとドライブフェイスが 締めこめないので、「普通」に駆動系パーツが組めているのであればエンジンに関しては 問題無いはずですね。
(33mm前後のボスが入る仕様のクランクシャフトだと、太いベルトなんか入れられた物ではありません)
後、28ZXでボスが35mm強の駆動系構成のタイプですと、最小変速状態のベルト位置では、あまり ローギヤードにはなっていないのが「正常」ですよ。 28ZXは、最大変速時には、ドリブン側のベルトが落ち込み、プーリー側は結構上まで上がる 構成なのですが、逆に最小変速状態だと、変速幅ギリギリまで短いベルト設計の為、どうしても プーリー側の落ち込みとドリブン側の「ベルトの上がり具合」は稼げないんです。
スーパーDioZXのボスは誤差で35mm強の物も存在するので、それだと余計に症状は酷くなるかと 思われます。 92年式でそれがあり発進不良が指摘されたのか…93年式ではクラッチが軽い物に変更され、 なおかつドリブンにはG´と同等の物が採用され、短めのボスでも、最大変速状態のドリブン側で ベルトが引っ張られない様に仕様変更されています。
ですので…36mm程度のボスを使えば変速比での「下」は稼げますね。 しかし今度はベルト長とプーリーの変速幅がギリギリの為、ボスを1mm長くすると最高速が 落ち込むはずです。 これはプーリー比をもう少し大きく取り、ほんの少し長いベルトを入れれば解決し、下から上まで ワイドな変速比を取る事が出来ますね。
下でも書いていますが、少しのプーリー加工(最大変速幅加工)かTodayプーリー、そして ライブZXの「GAG」ベルトの組み合わせもかなり良くなりますね。
最後に… AF28ZXは初期型だと、パワーバンドに対してクラッチミートが低すぎるので、後期のクラッチを 流用するのも手ですね。 (560g→480gになります)
長くなってしまいましたが…不明瞭な所があればご指摘下さいね。 管理人でした〜
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