記事No |
: 310 |
タイトル |
: Re: クラッチですが… |
投稿日 |
: 2024/05/16(Thu) 22:44:50 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
プラティーさん、こんばんは。
>とゆうことは外側3ミリの領域は現状で無駄な領域と考えていいと思われますか? >逆に使いきっていた時と最高速が変わらないとゆうことは回しきれていなかった >とゆうことであってますでしょうか?
まずこれですが、おっしゃる通り、今までは単純にエンジン回転を使わず、駆動系の変速幅 のみでスピードが出ていたという事ですね。 クラッチスプリングを交換して回転の「ノリ」が良くなり、プーリーを使い切らずとも今までと同じ 最高速が出ているという事になります。
3mmの使い切れてない部分は、当然使う方向に持って行った方がさらなる最高速UPは望めると 思いますが…この辺りはエンジンパワーとの兼ね合いになってきます。
いつもの「私理論」になってしまいますが、何が何でもプーリー等の変速幅を使い切る方向性に セッティングした場合、エンジンの高回転域にものすごいパワーが無いとその変速比でスピードを 維持させるのが難しくなって来ます。
こういう方向性ですと…坂道やレスポンスにおいてかなりのロスが出てしまいますしね。 最高速アタック位しか使い道は無いと思いますよ。
そしてクラッチですが、これは色々ありますね。 平均的に昔のモデルですとシュー面積は広い傾向にあります。 これは、「半クラッチの時間」を長くして、発進時のパワーロスを抑えようとしていると 解釈しています。
全く同じ重量のクラッチシュー&同じ固さのクラッチスプリングのセッティングでも、シューの 「当たり面」の面積が広い物は、半クラッチの時間が長くなる傾向にあります。 すなわち、「ダラダラ加速させて回転上昇を抑え、スピードが出てくるのを待っている」といった セッティングです。
…チューン車両では全くもって無意味ですね(笑
そしてシューの「厚み」自体は、パッと見ただけでは性能差は分からないと思います。 クラッチアウターからシューまでの距離を測ってみれば、シューの厚みに騙されませんね。
G´のクラッチシューは550g?と記録に残っていました。 AF28と比べても大差無かった様な記憶がありますが…見つかったらは重さを量ってみますね。
台湾クラッチが150gも軽いのは驚きですが、使うクラッチスプリングにもよりけりでは無いでしょうか。 例えば92年式AF27クラッチですと、約490gしかありませんし。 (その代わりクラッチスプリングが以上に弱いです) しかしシュー自体の慣性トルクが失われてしまいますので、エンジンパワーが無いとトルクダウンに 繋がる可能性もありますね。
一応私の理想の「クラッチ」としては、
「クラッチシューは極力軽く、スプリングは極力弱く、シュー当たり面は極力小さく」
といった感じです。 (設定したミート回転において、という事です。超強力クラッチスプリングのみで同じ ミート回転だから良い、といった感じはおすすめ出来ません)
あくまでこれは私の理想ですので、参考程度にどうぞ(汗 (ノーマルパワーに近いエンジンですと、シューの重さでトルクを稼ぐ事も無視出来ませんが)
余談ですが、ホンダ車のクラッチシューはシューを支える支柱が弱い為、あまり強力なクラッチ スプリングを入れて放置すると…シューの支柱が曲がってしまいます(笑
毎度の長文失礼しました。 最終的に…高回転型狙いでしたら、軽めのシューは必須アイテムになると思いますよ。
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