記事No |
: 3154 |
タイトル |
: Re: 何故・・・こんな・・・(苦笑激汗 |
投稿日 |
: 2024/05/17(Fri) 04:31:51 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
巨摩 ゴンさん、こんばんはです〜 舞州帰りの管理人でございます〜
ふむふむ…まず体感とタコメーターでセッティングすると体感とスピードの感覚が合わない、と 言う事ですが…これは私も「正直そんなもの」ですよ?
私もそれなりにセッティング能力には自信がある方だと自負していますが、さすがにメーター系の数値と 実際の体感が合わないとい言う事は結構あるものなんです。
タコで回転がスムーズでも、実際はトルクが無く前には進んでいない、と言う事も多々ありますよ?
なのでこの辺りは、タコや体感、スピードメーター等を駆使し、自分に入ってくる情報を 少しでも多くして判断するほか無いんですよね。 (私はサーキットマシンでも絶対スピードメーターを外しませんし)
結局、「前に進んでいる」という絶対的感覚にかなうものは無いんですが、これを数値にだまされずに 体感出来る様になるには…経験しか無いです(汗
次に、ノーマルキャブ&直キャブのジェッテイングですが、これは確かにジェットが少々小さいとは思えますが… しかし、巨摩 ゴンさんの体感とセッティングで、これでOKだと思うのならそれが正解なんです。
世の中、ある程度の「目安」は存在しますが、それにあまりにとらわれていてはセッティングというモノは 進化しないです。 「直キャブだから空気をたくさん吸う=ジェットは大きくなる」といった、「固定観念」には あまりとらわれないコトをおすすめしますよ。
…個人的に「何故そうなるのか」を分析させて頂きますと、これは単純に「吸入効率」の悪さ、 が最大の原因として挙げられますね。
実際、Dioのノーマルキャブだと、普通の「直キャブ」には全く向いていません。 エアクリが無ければ大量の空気を吸えると思いがちですが、実際はそれほど「エンジン内部」に吸える 空気量は多く無いんですよ。
キャブ系も小さい以上、エンジン側が大きな「負圧」を発生しないと、同一回転域では 「絶対的な吸気量」は増える物ではありません。
例を出しますと…性能の悪いパワーフィルターなどを使うと、ノーマルよりもMJが下がった、と 言う経験もありましたよ。
実際ノーマルでも、tacさんのおっしゃる様にジェットがばらつくのは普通ですし、ノーマルレーサーでも DioならMJ82→75、JOGでもMJ80→72といった様な数値で充分な場合もありますのでね。
そしてエアクリBOXの構造もあるんです。 Dioの場合、エアクリの直下、駆動系カバーとの隙間を空気が流れ、そこで「整流」されて エアクリ吸入口に外気が流れ、そこからはさらにBOX内で充填されてからキャブに「引き込まれる」という… ノーマルではこれだけの「ちゃんと吸える為の安定吸気」のシステムがあるので、それを 完全に取っ払った状態では…そう簡単に吸入効率を上げる事は出来ないと言う事なんですね。
さらにDioの場合、後輪の風の巻上げ等もかなり直キャブにとってはデメリットにしかならないので、 少なくとも直キャブを行う場合には「整流板」等を使わないと色々な所で危険です。 (砂もかなり吸いますしね)
NSR50の様な直キャブでも結構いける作りのエンジンでも、エアクリBOXを完全に外すとそれなりの デメリットはあり、キャブBOXとしてエアクリBOXだけを使用する、と言う事もありますしね。
最後にCDIについてですが…点火特性で着火しにくい、と言う事はCDIによっては充分ありえますよ。 しかしそれは適切な点火時期のためのやむを得ない仕様なので、物理的に火花を強くする チューンで誤魔化すのが定番ですよね。 (プラグキャップの交換や車体のアーシング等)
うーん無茶苦茶長くなってしまいましたが、参考にして下さいね。 管理人でした〜
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