記事No |
: 3236 |
タイトル |
: Re: クラッチミートタイミングについて |
投稿日 |
: 2024/05/16(Thu) 01:57:49 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
DUB好きさん、初めまして。 当HP管理人の「ねぎのリーダー」でございます〜
ふむふむ。ミートタイミングに困っておられるようですね。 これ…今現在の業界では、DUB好きさんの欲しい回転数までミートを上げられる物が 全く売られていないのが現状ですね…
パワーバンドが8500回転〜9300回転と考えると、半クラッチの余力を考えても、最低 8000以上ではミートさせたい所ですね。 しかし8000となると…昔あったデイトナのアルミ軽量クラッチでも無い限り難しいです(汗
昔は純正流用品で軽量な物もありましたが、現在では出に入らないでしょうから、やはりここは 480g製品、「22535-GAH-307」をベースに加工するのが一番かと思います。
シュー面積の違いについては好みもありますが、半クラッチが起こりえるのは「シューの面積が広すぎる」 場合にも起こるんですよ?
これはシューの圧着力と密接な関係がありますが、私はシュー面積は狭いものを好みますね。 回転方向側のシュー(のアウター接触面)を半分位削り落とすだけでも、実質シューがアウターに 当たるまでの時間を長く取ることが出来、ミートは高められます。
シュー自体は、レーシングなミート回転を求めるのでしたら、ハンパな穴あけではまず そこまで到達出来ません。 シュー自体をスライスする感じで「切り落として」行く勢いで軽量化を施せばかなりの物に なりますよ。
そして…クラッチスプリングは現在の市販品でははっきり言ってロクな物が無いので、一つ二つご紹介して おきますね。
まず純正流用ですが、ホンダの「長いクラッチスプリング」に合う物として、リード125用がありますよ。 品番は「22401-KG8-000」となります。 これはヤマハの流用にも良く使われる物ですが、おそらく流用品では最強かと。
次にさらにゴツい物として、ベリアル製の物があります。 しかし…ホンダ用は私も昔に痛い目を見ているので、「ヤマハ車・チャンバー専用」の 物を注文すれば、ホンダクラッチには結構悪くないフィーリングになります。 これは3000円もしますが、「常識の範囲内」ではかなり使える物かと私は思っておりますよ。
クラッチスプリングも…最近は「優しい」物しか売られていないので、本当に「ミートが高い」物を 必要とする人間にとっては苦しい世の中ですよ(笑
(ちなみに上記の2種でも、D社やK社の一般物とは全く次元が違います)
後私見ですが…ZERO製品は公称で5400rpmなのでしょうか(汗 これはいくらなんでも低すぎなので…購入はやめた方がよろしいかと思いますよ?
最後に…DUB好きさんの現状でのミート回転は4500〜5500rpmと言う事ですが、これは一概に ミート設定だけの問題では無いかもしれません。 実際、ミート回転だけで言いますと私のGダッシュなんか6000rpmオーバーですし(笑 (上記の480gクラッチ&CZ125用クラッチスプリングです)
おそらくですが、思っているより変速回転数が低いのではありませんか? ミート回転よりも先に変速が始まってしまい、ミートした瞬間の回転が落ち込んでいる、と いう可能性もあります。
この辺りは駆動系カバーを外し、目視で変速とミートの関係を確かめると非常に良く分かりますよ。
ではでは…長くなってしまいましたが、不明瞭なところがあればご指摘下さいませ。 管理人でした〜
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