記事No |
: 37 |
タイトル |
: Re: 駆動系かな? |
投稿日 |
: 2024/05/16(Thu) 14:48:20 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
MR.XYGさん、おはようございます。
セッティングご苦労様です。ついにチャンバー導入ですか〜。これからはさらに面白くなってきますね。
さて、チャンバーのセッティングデータを拝見した限りでは、キャブセッティングはMJ90〜100番位でOKだった記憶がありますので、結構ベストでは無いでしょうか。 (ちなみに直キャブで130前後だったと思います) 少々ウェイトローラーが軽い様な気もしますが…これは好みもありますので。
参考までに、ZEROユーロコルサは「高回転高出力型」の特性ではありませんので、あまりウェイトローラーを軽くしすぎると、レスポンスは良いものの回転を喰われすぎる傾向になってしまいます。 パワーバンドの上限近くに変速ポイントを設定した場合、再加速時の様に一度回転が落ち込んだ時にはパワーバンドを維持出来たりしますが、パワーバンド回転域を「一気に」使い切ってしまいますので、高回転の伸びは少し落ちたりします。
このチャンバーは、パワーバンド内で変速させ、クラッチミートをそこに合わせ、なおかつパワーバンド内で「粘りのある緩やかな変速」をさせるという方向性が一番速かったですね。
後エアスクリューですが、これは一般的な調整方法でも、結構回転の下がらないキャブ&エンジンが存在すると思いますよ。私も結構あります。 私も基本的にはMR.XYGさんのおっしゃる方法でエアスクリューを調整しますが、ノーマルエンジン等の「セッティングのメリハリが無い」状態では、あまり当てには出来ませんね。
…スロージェットが極端に合っていない場合でしたら、回転が下がらない状況もありえると思いますが、実際、無負荷状態でエアスクリューを調整しても、走行すると失速という事が結構ありますので。 私は実走行でアクセルを全開にし、高回転でアクセルを閉じ、再度1/8位一気に開けてみての感覚でスロー径は判断していますよ。
しかしチャンバー装着でも息つき感が消えないのはおかしいですね。私もこれはキャブセッティングでは無いと思います。
駆動系の異常ですと、なかなかポイントが絞り込めないのですが、まず駆動系パーツが古い場合ですと、0発進、再加速時にかかわらず息つき感が出てしまいます。 (特にプーリー、ドライブフェイス、トルクカム&スライドシーブです)
プーリーやドライブフェイス等のヘタリは、ベルトの当たり面が激しく曇っていたり、手で触って明らかな「段」を感じるようになったらもうダメです。 (曇っている場合はベルトが終わっている可能性もあります。)
トルクカムは、目で見ての溝の変形は完全にダメですが、再加速時のレスポンスが悪くなってきた場合には、センタースプリングと合わせてヘタリを疑うべきですね。 (トルクカム&スライドシーブはグリスアップもかなり大事です)
クラッチの場合は、シューの磨耗もしくはクラッチアウターの焼き付きが主なトラブルです。 シューは真っ黒に焼け、アウターは青い焼け色が付いている事があります。 どちらも0発進時に顕著に症状が出ますが、「スパッ」と発進しなくなりますね。 0発進時の回転の落ち込みがなかなか回復しない、といった感じでしょうか。 (分かりにくいですね…すみません)
最後に、結構よくあるパターンですが、駆動系にグリスや汚れが付着していると、かなり息つき感が出る事がありますね。 パーツクリーナーで洗浄&ベルトは中性洗剤で洗浄すれば結構変わります。
…すごい長文になってしまいました。 駆動系が原因だとしたら結構絞り込めないものですので…
それでは、とりあえずですが駆動系のチェックをおすすめしますよ。 大変でしょうが頑張って下さいね。 では失礼します。
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