記事No |
: 3839 |
タイトル |
: Re: 面白いご意見ありがとうございます〜 |
投稿日 |
: 2024/05/16(Thu) 14:39:51 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
大熊さん、お久しぶりでございます〜
おっとこれまた以前と同じく大変に興味深い話題をありがとうございます。 そしてだらだら長い排気流速のコンテンツをお読みくださり嬉しいですよ〜
>空燃比が薄くなると燃焼温度が上がるのは気化冷却が減る
ごもっともです。これ、すごく納得しましたよ〜 確かにA/F比が17:1とかですと、かなり希薄燃焼気味だと思いますので、単純にその分の 気化冷却効果は下がっていくと考えて良いのでしょうね。 燃える物が少ない、って事で(笑
>管理人さんはノックの原因が燃焼温度の上昇と言われているので
これ、分かりやすくとはいえちょっと書き方が悪かったですね(泣 私、ノッキングとデトネーションは分けて考えているつもりなんですよ。 ノッキングはあくまで「早期着火による不正(先行)爆発」だと認識しております。
確かにノックの延長がデトネである事は間違い無いのですが、実際の点火時期よりも早く着火が 行われるのがノッキング、スキッシュ末端のスポットエリア?等で、正常な爆発後に不正な(遅れる)爆発が 起こり、正常な爆発後の気化冷却時に熱的影響を起こしてしまい、結果としてピストン温度が上昇するのが デトネーション、という解釈です。
(なのでノッキングだとピストンの中心をぶち抜きますし、デトネーションだとピストン末端周辺がブツブツになりますね)
確かにノッキングでも燃焼温度は上がるので排気流速にも影響はあります。 「壊れる寸前のエンジンが一番調子良い」と言われるのはこの辺りから来てると思うんですよね(笑
おっと話がそれました(汗 排気慣性の問題ですと、これはおっしゃる通り「長くても高回転型のチャンバー」の原理を解明するのに 役立つかと思います。
実際、排気慣性を強く(トラップ効果ですね)するには…あくまで私の経験状ですが、細くて長い チャンバーの形状が必要ですね。 (テールパイプやサイレンサーもですかね??)
ですが、最近はそうでも無い物もあるみたいです(汗 太くて長いのに高回転同調型、というモノですが、コレはエキパイの径と形状にもツボがあると思ってますよ。
そういった特性のモノはまず間違い無く、エキパイフランジ径が「極端に」大きいですね。 これだと、排気ポート形状のつじつまあわせが大前提ですが、さほどボディを細くしなくとも排気流速 そのものは落ちにくく、合わせてコンバーコーン末端に極端な「絞り」を作る事で排気脈動の点から見ても 不利になる事は無い、と分析しております。 (こういった仕様だと、排気量が変わらないととても「難しい」チャンバーになりますね)
「細く長い同一径の筒」だと慣性力の維持には有効なはずなのですが、2stのチャンバーになると必ずしも そうとは言い切れない部分があるのも面白いです。 …私、正直理解しきれていませんが(泣
>排気温度による音速変化の方が重視される
そしてこちらは…この話になってくると私弱いんです(泣 これだと、実際の排気ガスそのものではなく音速の反射波の効率うんぬんの話になって来ますよね。、 反射波の効率?は上記の様にボディ終端のコンバーコーン形状がかなりのカギを握っている… と今の所は思っていますが…(汗
混合気の「戻し」の効率化の為には避けて通れない道かとは思いますが、私考えが古いとよく言われますので(笑 「排気の100%の抜け」そのものをまず第一に考え、「シリンダー内への120%の充填効率」は その次に考えるタイプなんです。 引っ張りまくってやればシリンダー内への吸入効率も上がる…と。コレってピストンリードの理論なので(爆 なので、どちらかと言うと「抜け」に片寄った物言いとなっておりますが、大熊さんのおっしゃる件も 興味深いところではありますね〜
っと。だんだん頭が痛くなって来たのですが、全然見当違いの部分への意見かもしれませんので 容赦なくツッコミお願い致しますね(汗 管理人でした〜
|