管理人さん、チャンバーに関しては興味深いお話ありがとうございました。社外の評判が良い 物を見ると、フランジ直後からダイバーコーンまでゆっくりと広がっている物が多いようです ね。これに関してはつじさんはダイバーコーンは「その中間ですっぱり管が切断されている タイミングで」、コンバージェンスコーンでは、「その閉端で」圧力波が伝わると書いている のに対し、和歌山さんはコーンの膨らんでいる距離に応じて負圧発生時間が延び、ふくらみ 具合で負圧の強さが異なると述べています。極端に言えばつじさんの理屈だとコーンのテーパー が多段になっているタイプは説明するんですが、現在の主流がなめらかなテーパーだとすると 余程負圧は関係ないのか(吸出しは排気慣性がメインなのか)、負圧タイミングは一点だけ と言う事になります。まあ製造の難易度と得られる性能のバランスもあるでしょうから、やはり 使われた方の意見がエンドユーザーには一番気になる点ですが。
セピアですが、スクエアにしようとポート形状を調べたら、すでに上端はほぼ直線、最大弦 長もシリンダー径の65%に達していて、中を真っ直ぐにする事しかできませんでした。 何故純正でこんな素晴らしい形状なんでしょ。逆に言えばどこかでデチューンしているハズ。 データー取りも兼ねて圧縮は同じで0.3mmだけポートタイミングを上げてみた所、リング のお陰か圧縮は1kg上昇しましたが、最高速自体は変わらず。若干高回転が良くなった 程度だったので、WRをトータル3gだけ軽くしましたが、トルクピークを越して使っている ような変な感じです。数字的にはそこそこ速いんですが、やはり理屈通りにはいかない物 ですね。リングの慣らしが進めば多少変わるかも知れませんが(ガスも混合で濃いですし) トータルで速くするのは一点のみではダメだと感じましたが、ポートをいじれば排気音が うるさくなるのが通例だったので、何が間違いがあったのかも知れません。
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