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記事No 4737
タイトル Re: KN企画 ノーマル長・フロントフォーク
投稿日 : 2007/05/03(Thu) 00:10:55
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/
JOG男さん、お久しぶりでございます〜


と…間違っていたら申し訳ありませんが、確かはるか昔にZRフォーク等の件で
当HPにいらしたあのJOG男さんでしょうか?
もしそうであるならば大変お久しぶりでございますです〜

ではでは早速本題ですが。
KN企画製不フォークですね?

これは…私は販売元が違うだけでモノは色々なメーカーさんが出されている
物と同じだと思っていましたが、スプリングの飛び出しが結構あるとなると
これは改善されず同等の物の様ですね。
となるとこれを動かない物、と感じられるのはごく自然かと思いますよ(汗

まず

>>フォークキャップを外すとスプリングが飛び出すのは異常ですか?

これは山田さんのおっしゃる通りで、本来はプリロード調整の為に
ある程度は押し縮めている物ですが…このフォークは異常ですよね(笑

もちろん、フォーク内部にスプリングを納めた状態で正常な1G沈下やストロークが
殺されない「自由長」ならば全く問題ないのですが、このフォークに限って
言いますと、明らかにストロークが殺されていますね。

元々インナーチューブ内の容積も少なく、短いストロークの中に
長〜いスプリングがあるので当然といえば当然ですね。

なので…JOG男さんがおっしゃる

>>本来はフォークキャップを外してもスプリングはインナーチューブ内に
>>収まりチューブが伸びきった状態でスプリング(伸びきっている)の
>>座面(上側)がフォークキャップの底面に当たるのが理想ですか?

という事は理想といえば理想かもしれませんが、インナーチューブに
スプリングを「置いた」状態で、「多少」はフォークキャップのねじ山に
スプリングがかかり、キャップを閉めるとキャップの下側には
スプリングがある程度圧縮される状態が「通常」のフォークだと
理想となります。

が、正直このフォークは構成そのものが「異常」なので、その辺りは
ほとんど考えずに、スプリングが遊ばない程度を限度として、
1G沈下&ご自身での走り方での最大負荷を試しつつ、スプリングを
切っていくのが最良だと思います。

ちなみにスプリングが遊ぶ程切ってしまってはストロークを殺しますので
限界にはご注意下さいませ。

コンテンツ内では遊ばないギリギリまでスプリングを切っていますが、
これだとサーキットを攻めるといくらなんでも沈み側の反力が足りず、
底ヅキするサスになってしまいました。
なので本当にちょっとづつ、ご自分の満足する範囲でどうぞ(汗
(元々のプリロードが強すぎる設定の為、ちょっと切ったら結構
沈み側に対しての反力が弱くなります)


次にフォークオイルの件ですが、私の理論ですとフォークと言う物は
スプリングよりはオイルによる摺動性&ダンピングの方がはるかに大事だと思っています。

このフォーク、元々の油面はかなり低いので、オイル量も少なく
全く持って余裕が無い=あまり良い物ではないので、オイルの調整では
さほど劇的な変化は得られない…と言いますかそういう設計では
無いんですよ。

油面に関しては、沈み側の沈下量をスプリングカットで補えるならば、
別段ノーマルのままでもOKだとは思います。

フルボトム時にオイルロックするする程、シートパイプの圧側の穴は
小さくない様なので、沈み側についてはまずスプリングで調整し、
納得が行けば伸び側の減衰力に対してのオイル調整を行うのが一番でしょう。

本当は沈み側もオイルで調整したい所ですが、このフォーク構成では
それは不可能に近いので、絶対ストローク量を変えてしまうオイルの
「油面」の調整はまず切り離して考えた方が良いですね。

…かといって、伸び側オリフィスもさほど良いとは言えない仕様なので、
オイル番手を「沈み側ストロークが全く殺されない」程度を限度とし、
多少上げてやるのが無難だと思います。

仮にノーマルが10番と仮定し15番手相当の物を同量入れただけで
沈み側ストロークまで殺された場合、オリフィスの調整を行わないと
根本的な解決にはならないといった証拠になってしまいますが…
基本的に市販のフォークでそこまで良い物は無いですから(汗


JOG男さんの望まれる「動く」と言うフォークですと、まず第一に
ストロークを絶対に殺さず、なおかつストロークスピードも遅くしない
方向性でイメージをされると一番分かりやすいかと思います。
ロードバイクの様に、「フルボトム近辺では伸びが遅い」といった
いかにもフロントフォークといった物も良いのですが、これだと
「動き」に関しては最良とは言えない部分もあるんですよね。


と、山田さんに負けずに小難しくなってしまいましたが(汗

まずは「沈み側」のストローク量を満足出来る所までスプリングをカットし、
その上でフルボトム状態があっさり来る様ならばオイルの番手上げ、
それで伸び側があまりにも硬くなったりストロークが殺されたりするならば、
オリフィスの加工、といった手順になりますね。


そして最後に。
正直このフォーク、絶対的なストローク量がスプリングを抜いても
不足しているタイプなので、動きに関してのみですと、JOG系の
グリスダンパーを上回る事は難しいかとも思います。
これは設計上の問題なので改善するのは難しいですね…

ではでは。
阿呆の様に長くなってしまいましたが、不明瞭な所があればどんどん
ツッコミお願い致しますね。
管理人でした〜

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