次郎さん毎度でございまっす〜
あらら?次郎さんもお名前がアレなのですね(笑 てっきり本名とばかり思っておりましたよ。 うーん世の中は広い(違
ほいでもって本題ですが、
> ほんの少し、混合で使うという事ですが、やはり混合で使うオイルは混合用の物を使う事になるのですよね?
いや、これは現在お使いの物でOKですよ。 銘柄にもよりますが、通常は「分離・混合両用タイプ」なので、 一度缶の説明書きを確認して下さいませ。 が、分離のみしか駄目なオイルってのは性能も知れていますが(笑
ちなみにですね、ガソリンタンクには出来る限り正確に混合比を 測って入れるのが理想ですが、分離+混合だとかなり薄めの混合比に なるので、あまりシビアでなくともOKです。
そうですね…オイルポンプ調整の無いJOGですと、規制後はあまり システムを解析出来ていませんが、それでも80〜100:1程度を ガソリンに混ぜればかなり効果的かと。
ここで一発いつもの駄文ですが、よくボアアップ等で分離+混合を 推奨している物もありますが、分離+混合ならばガソリンタンクに 入れるオイルはいくら多くても60:1程度が限界だと思います。
それ以上入れても、今度は分離給油オイルとのバランスが極端に 悪くなり、燃焼効率悪くなるわカーボン溜りまくるわで全く持って 意味が無いので…
ちなみに分離+混合で40:1とか入れても焼き付くとかって場合は それはシリンダー等の精度や冷却システムが悪いのであって オイルは悪くありません(笑
100:1なんてかなり微量だと思われるかと思いますが、たったそれだけの オイルでも、初めからオイルが噴霧化されてMJ穴から吹き出す場合だと、 分離給油とはエンジン内へのオイルの充填効率が格段に違う、と 言う事なので。 (分離の場合、キャブからしたたり落ちてマニ内側をつたってエンジンに 流れ落ちているといった供給具合なんですよねオイルって)
> それで、予備の方にKNさんの49CCノーマルタイプってキットを組んで慣らしをしてるんですが、純正シリンダーより排気ポートが1〜2mm程上がってました。 > コレってやはり、チャンバーを付けてパワーバンドを美味しく使おうと思うと高回転で使う事になってしまうんでしょうか?
でもってコチラですが、これはおっしゃる通り、排気タイミング「のみ」が 純正よりも1〜2oも上がっていると、それだけ高回転側へパワーバンドが ずれますので、自然とその回転数にあったセットで走らざるを得なくなります。
が、ここで一つ気をつけて頂きたいのが、社外品シリンダーの場合だと、 ヘッドガスケットが付く面からベースガスケットが付く面までの距離、 すなわち「シリンダー全長」がノーマルと違っている場合もあります。
コレが違うのにそこに気付かず、「シリンダー上面から排気ポートが 開くまでの距離」を測ってしまうとえらい事になりますよ(笑 シリンダー下面側が長かったりした場合、上面から排気ポートまでの距離が ノーマルと同じだったとしても、実際の排気タイミングは上がって しまいますからね。
後、ピストンの全長や頭の形状もノーマルと違ってしまうと、排気ポートが 開くタイミングまで違って来るので…結構見るべき点は多いんですね この辺って。 少なくとも、互換品とは言え「ノーマル以下の性能にしたくないのであれば」 各部の計測&把握は必須だと私は思っていますよ。
> 少し余力を考えた場合、ベースガスケットを薄くして圧縮の調整で良いのでしょうか?(簡単に考え過ぎですかね?汗;)
これは完全にシリンダー長がノーマルと同じで、なおかつ排気ポートのみが 1〜2o上がってしまっていると仮定してのアドバイスになりますが…
もちろん、ベースガスケットを薄くする事により、排気タイミングを 下げれば(遅くすれば)、パワーバンド回転数を下げる事が出来ます。
が、この場合掃気ポートまで一緒に下がってしまいますので、全体的な バランスが悪くなる可能性もあります。 少なくとも、掃気タイミングがノーマルより遅いと言うのは基本的に 良い結果にはなりにくい傾向があるので。
後、「1o」ならともかく「2o」も排気タイミングが上がっていた場合、 おそらくは1oも厚みが無いベースガスケットを多少薄くした所で、 排気タイミングの補正にはならないでしょう。 理論としては正解ですが、実際にこの手法が使えるかといえば疑問です。
最後に圧縮比についてですが、これは私、コンテンツにも書いている通り、 「排気ポートが閉まってから上の容積うんぬん」で「圧縮比」を 計算する人間ですので、排気タイミングが上がっている場合は ヘッドが無加工だと確実に圧縮比が落ちてしまいます。
これは補正が大前提ですが…それでもo単位で排気タイミングが速くなった場合、 50ccエンジンの場合ですとヘッド容積で1cc以上少なくしないと 「ノーマルと同等の圧縮比」にすら戻せないコトが多々あるので 厳密に言えば、最低限ヘッド容積で管理するのが大事なんですが… なかなかここまでやられる方は少ないですね。
大雑把に言えば、「1o排気タイミングを上げたらヘッドは0.5o面研」って 感じでも良いっちゃ良いですが(笑 この辺りもどの程度の「圧縮比」を好むのかによって各部数値が変わるので 一概には言えませんね。
ピストンの頭の膨らみ体積やシリンダー全長等、考える事は死ぬほどあるので この辺を人様に頼まれると計測&計算に滅茶苦茶時間のかかるチューニングに なる事が多いです(泣
と、いつもながら長くなってしまい申し訳ありません。 最近質問板が寂れ気味なのでツボってる所を一生懸命お伝えして しまいましたが(汗 わけわからんぞ!というトコがあればどしどしご指摘下さいね。 ではでは本日はこれにて失礼致しますです。 管理人でした〜
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