次郎さん毎度おはようさんでございまっす〜
オイルの件はお役に立てた様で嬉しいですよ。 そうなんです、濃くなりすぎるとオイルって邪魔者にしかなりませんから ちょっとずつ自分に合ったところを探すしか無いんですよね(笑
> シリンダー、ピストンは計測してみたところ、ベースガスケット面からヘッドガスケット面までの長さは同じでした。 > 排気ポートは1mm上げのようです。 > ただ、掃気ポート(排気の正面)が純正と同じ寸法で > 左右が2mm上げとなっていました。
ふむふむ、早速計測されたのですね〜 シリンダー全長が同じであれば考え方は簡単になるのですが、 それでもやはり排気と掃気が高いと言う事で…
排気タイミングが1mmであれば、多少圧縮比は落ちますがそれなりの 面研程度で回復出来る範囲ではありますね。 ノーマル比で0.5o程度の面研量でOK位だと計算せず憶測でモノを 言ってみます(汗
ですが第1&第2掃気が2oも高いのはこれはかなり特性が変わるかとも。 排気も一緒に上がっているので、正直ノーマルでのパワーバンドが あった回転域がすっかすかになってしまう恐れが大きいです。 後、パワーバンド以外の回転息だとレスポンスが落ちるかもしれません。
こういった場合は排気ポートももっと上げ、全体的な高回転型を 狙ったほうがバランスは取れますが…全てを駆動系でバッチリに あわせないととっても乗りにくくなりますね。 少なくとも、純正とはかなり違った特性になると言う事だけは 覚えて置かれると良いかと思いますです。
> ピストンの形状も少しばかり違っていて、純正より少し尖り気味、寸法的には全長(ピストンヘッドの端まで)と軸の位置は同じでしたが、リングの位置とリングの厚みが少し違いました?幅が厚いってロスが増えるんでは…
尖り気味…という事はノーマルより圧縮比が高くなっているという 可能性が大きいですが、こういうのは実際に計測してみないと 分からないのでなんとも言えませんが…
他の寸法と高さは同じと言う事で、これも上記のポートタイミングを ずらしてしまうという事は無さそうですね。 こっちが寸法変わってるとさらにややこしくなるのでちょっと安心(笑
リングに関しては、確かに太いとロスにはなるのですが、材質が同じであれば 劣化に強いというメリットがありますよ。 もしくは、1本リングで組んでみても面白いかもしれませんね。 モノによっては結構体感出来ますしね。
でもってやっとこさ本題へ突入ですが。
> プラグの焼け色について過去の質問を見てると、ねぎさんは全くあてにしてないという事ですが > (自分は全くあてにしてました(汗;)
そーですね。私プラグは多少の目安にする場合もある、って程度で 基本は体感、目安はピストンヘッドを見ます。 あ、プラグも100%アテに出来ないって訳では無いんですよ。 「見方」が悪くともいけませんし、MJの調子を見たいのに、全開で 走ってきてアイドリングさせてプラグ見るとかしてもこれは意味がありません。
プラグ焼けをアテにする時には「プラグチョップ」が絶対条件のですが… これも過信しすぎてはいけないので体感が最大の武器、だと私は 思っている訳なんですね。
> 今慣らしをしてるピストン、シリンダーなんですが(おそらく圧縮低下が原因で中低速が回ってない状態です)プラグの一部分がほんの少しだけ薄い黒といった状態です、MJを1ランク上げてみるとカブり気味でした。(保々ノーマル状態なのでプラグは7番にしてます)
ふむふむ… 「プラグの一部分がほんの少しだけ黒い」と言う事ですが、上記と被りますが これは「プラグのどの部分が黒い」のでしょうか? プラグは見るべき点が大まかに分けて3箇所ほどあるので、これと アクセルの明け具合を加味して判断する物なので、ちょっと一概には 言えないですね。
基本としては
・アース電極は茶色〜白っぽく(かといって電極全部が白いのは燃焼温度高すぎ) ・ガイシは絶対茶色っぽく ・外周部分は黒っぽく、低回転の使用が多めならばうっすらカーボン付着
といった具合でしょうか。 …このへん説明しにくいので検索でお願いします(汗
ですが、外周以外に「黒い」ところがあるという事は確実に濃い目、 もしくは乗り方で「燃焼温度が上がっていない」部分があると言う事なので ベストとはちょっと言いがたいですね。
が、通常そこまでシビアになると毎日ジェッティングをしないと いけなくなってしまうので、ある程度でOKですよ。
>このような場合でも体感の優先といった判断で構わないのでしょうか?それと、ピストンヘッドでの燃焼具合の確認をする場合は、やはり大体キツネ色という感じになるのでしょうか?
あまりに微妙な所が上手い事焼けていない場合だと、さほど気にしなくとも 良いかとは思います。 スロットルバルブからニードルへの繋がり等となると、人間の方でも よっぽど気にしていないと分からない部分もありますし、仮にノーマルキャブ等だと パーツがあまり無い為にスロットルバルブ等を加工してセットする必要も 出てきますから(汗 明らかにおかしくなければ、大幅に外れているという事はなかなか無い、と 言う解釈で良いかとも。
最後にピストンヘッドの焼けですが、これは全開走行でプラグチョップを 行ったのが前提で、焼け色としてはもちろん茶色が理想になります。
カーボンが溜まっている、いないはとりあえず置いておいても、 そのカーボンが黒くなっているのではエンジンとしてはベストな 燃焼状態とは言えませんね。
ですが「茶色」でも、白っぽくなっているのはかなりヤバい状態なので 「黒ではないが茶色」と言うのが無難な所かと。
ちなみにピストンヘッドがその様にきちんと焼けていれば、理論上は もっと焼け気味になるシリンダーヘッドの燃焼室はカーボンの付着は ほとんど無い状態になっているはずです。 さすがに常にパワーバンドで走行しないとヘッドにカーボン0、と言うのは 難しいですが、あくまで理想と言う事で(笑 ピストンヘッドが黒いのは問題外って事だけを覚えておいて下さいな。
ではでは。 いつもながら長くなりましたが本日はこの辺りで失礼しますね〜 管理人でした。
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