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記事No 5186
タイトル Re^5: AF18-始動性が悪い
投稿日 : 2008/09/27(Sat) 19:06:47
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/
かつおさん初めまして。
管理人ねぎのリーダーでございます〜


AF18の始動性が悪いと言う事ですが、コレはある意味、年式を
考えるとやむを得ない事だとは思いますよ。
単価の高いバイクや車と違い、安価な50cc2stスクーターでは
20年落ち近い車両ではそんなものです、と言うのが大前提に
なりますね。

メンテ具合にもよるのですが、寒暖の差で始動性が変化するLVであれば、
まずはオートチョークを疑って下さい。
これは基本的に壊れる物で、アテにならないにも程がありますからね。
まずこれを確認しないとオイルやガスが濃いだの薄いだのの話には
ならないです。



次に、エアクリがオイルべっとりと言う事ですが。

これは山田さんのおっしゃる様にリードバルブの可能性もあるかなと
思いましたが、これは目視では開いておらずとも実際の弾性が
落ちていると意味が無いので、怪しむべきは交換の方向性で
行かないとダメだと思いますよ。


が、直接の原因としては吹き返しもあるかとは思いますが、通常は
始動時にはそこまでエアクリが濡れるLVのオイルが出てこないです。

これがキック連発で吹き返されていると言う事は、長時間の駐車時に
クランクケース内にナマのオイルが溜まっていると推測出来ます。

これは距離を走ったホンダ車ではよくある事で、オイルポンプの
シールが駄目になり、ちょっとずつクランクケースにオイルが
流れ込んでしまうという症状が非常によくあるんですね。
(吐出量の増減ではありません)

これはポンプ自体の劣化なので新品交換しか解決策はありませんし、
古くなってくると徐々に詰まって、「キャブへ供給される側のオイル吐出量」が
減ってきたりもするのでかなり危険なトラブルになりえる可能性も
あります。

ここって一般的には注目されませんが、ポンプ自体もクランクケースに
直接刺さっている上にOリング1本での封入ですし、このOリングは
簡単に劣化してクランクケース内圧も漏れ出すので、これも始動性
悪化の明確な原因になります。
本来ならばオイルポンプ周辺がべたべたな時点でかなりおかしいですからね。


なので、セッティングどうこうの問題ではなく単純劣化の問題かと
私は推測しますよ。
18〜20年落ちの車両では何が起きてもおかしくないですから、ね。

もちろん始動性に関しては点火が弱いとか2次エアを吸いまくっているとかの
原因もありますが、エアクリオイル濡れの場合はオイルポンプ不良の
可能性が群を抜いて高いです。

「エンジン温間時には問題なし」なのと「走行中に白煙」と言う事も
裏付けになります。


後、これは私も同意見ですが…
エアクリのスポンジを取っ払うと、キックやセル程度の低い回転数では
スローからガスを吸い上げる十分な吸入負圧が得られないので、
これも間違い無く始動性悪化の原因です。

こんな場合は必要以上にスローを大きくしないと、負圧が低い場合は
ジェット穴がでかくないと十分なガスを吸い上げられませんから。
始動性の問題を言うなれば、エアクリ構造等に対しても考えを向けないと
ちゃんとした物は作れないですからね。
出来ればノーマルの方が良いと思いますよ。


という訳で。
長くなりましたが、私からはオイルポンプの劣化、と言いますか
壊れ掛け寸前と言う可能性って事でよろしくです。
管理人でした〜

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