こーたさんおひさでございます〜
ふむふむ、今回はハイグリップタイヤですね。 これは是非購入される時の参考にして頂きたいですよ〜
> サイズはF90/90-10、R3.5-10で温まりが早いものを考えております。
リヤのみ1サイズアップと言う事になりますね。 個人的には…旋回性能やバランスの問題で、フロントはサイズダウンの 3.00をオススメしたい所ですが、これはクイックになりすぎたり 車種によってはセンタースタンドでもリヤタイヤが接地する場合も あるので良し悪しですが…バランス的にはフロント3.00リヤ3.50が 鉄板の組み合わせになりますね。
> 使用条件は、小雨とドライです。 > ダンロップのTT92がハイグリップなようですが、パターンを見る限り > 限りなくスリックに近く小雨時のグリップ力に不安があります。 > TT91の方がパターンは水があり良さそうですが、在庫を探してでも > TT92より良いでしょうか?
TT92ですか〜 コレ、実は私自分で使った事が無いのですよ(汗 昔は10インチハイグリップが出てたらすぐに買っていたのですが これは試していないので…
基本的に、ダンロップのハイグリップは伝統的にウェットにはかなり 弱いという性質がありますから、コンパウンドは柔らかくとも排水性は あまりよろしくないのでは、と推測します。
が、比較に出されているTT91、これはドライグリップは数年前に 原産国が変わるまでは最高の品だったのですが、最近のはイマイチで、 ウェット性能に対しては極端に落ちます。
水はけが悪すぎるのでコンパウンドの問題ではありませんし、 ストリート仕様でタイヤ温度が上がりにくい場合、雨天走行を前提と するならオススメは出来ないです。
(ちなみに国産ではないTT92の前の現行モデルだったTT91の場合、 ドライグリップ等のタイヤの全体的なバランスもイマイチなので)
小雨程度であればまだ普通だと思いますが、他社のタイヤに比べて 極度にウェットグリップ、と言うか排水性が悪いのは事実ですが、 他社の物と項目別に比較すると… TT92は無くて申し訳無いですが、おそらくTT91よりは良いでしょうから 妄想で性能加味して下さいませ。
※排水性&ウェットグリップ
BS BT39SS>IRC MBR740>越えられない壁>DL TT91
※コンパウンド柔軟性&ドライグリップ力
BS BT39SS>DL TT91≒IRC MBR740
※耐摩耗性
DL TT91>超えられない壁>BS BT39SS≒IRC MBR740
※タイヤ剛性(潰れた時の反力の強さ)
DL TT91GP>BS BT39SS>IRC MBR740
※タイヤ重量
BS BT39SS≒IRC MBR740>TT91GP
といった感じです。 雨天走行を初めから視野に入れ、なおかつそれなりの走行性能を 求められるならばダンロップはやめておいた方が良いかとも。
レースの世界での一番人気は今の所BSのBT39SSなのですが、 これのミディアムコンパウンド(YCY)辺りが一番無難なのではないかと 思いますよ。 温まりやすさと言う点でも、BT39は最適だと思います。
IRCのMBR740もロングセラータイヤでバランスは良いのですが、これは 耐摩耗性でBT39ととんとん位なのですが、溝が浅い上に真ん中の 溝もイマイチ浅いので、ストリートでの使用が前提であれば 「減る」タイヤになります。
ただ、「長期間持つ」タイヤであればTT91は群を抜いて持ちますね。 その代わりヒビは出やすい傾向にありますが(笑 とはいってもTT91の新品を探すのもアレですし、長期在庫はさすがに タイヤにとって良くは無いのでこれは除外でも良いですね。
とまあ、上記の様な感じですが… 耐摩耗性はどうあっても10インチである以上は大幅に増大させる事は 出来ないので、リヤタイヤに外径の大きい物を入れる位しか対策は ありませんよね(笑
さすがに、純正タイヤと同等の耐摩耗性と言うのは不可能ですが、 それでもストリート仕様で純正に比べ約70〜80%程度の使用時間での 寿命といった感じですかね。 さすがにサイドを全部使ってガンガン攻めたりすると磨耗は純正の 数倍の速さで進みますが、普通はそういう事はなかなか無いので 良いかと思います。
ではでは、参考にして下さいませ。 管理人でした〜
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