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記事No 5343
タイトル Re^3:現在のエンジン仕様です。
投稿日 : 2008/12/18(Thu) 04:16:20
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/
ジョルノおやじさん毎度でございます〜
どこにレスぶら下げるか迷った管理人でございまっす(笑


さてさて、お久しぶりのご質問ですが、うーん、出来ればやっぱり
山田さんのおっしゃる様にちょびっとでも仕様や詳細を書いて
頂ければ分かりやすいですから、テンプレでもこしらえておいて
宜しくお願い致しますです。


では本題ですが。

>先日の各掲示板で世に言うねぎシリンダーなるものを見て。。。気が付くとシリンダーをあちこち削ってました。

>何しろ”企業秘密”なる数値に関しては記事内の数点の写真を参考にするしか無いのですが。見える範囲でマネしてみました。(無謀!?)

おお、例の写真を参考にされたとあればこれは嬉しいですよ〜
…本当はもっと参考になる写真であれば良いのですが、さすがに
全部はバラしたくないですのでご勘弁をば(汗
ちなみに、一番でかい掃気加工済みの写真は街乗りGダッシュの
コーナーに密かにあったりします。


>今回は掃気ポートを写真みたいに後方へ向けてみたのとほんの僅かタイミングUP、ブースターポートをほんの僅か一番早く早く開くようにしてみたのと、ブースターポート下のスカート部加工(ピストンも)排気ポート通路の狭さくをテーパー状に拡げた内容で加工しました。併せて一時圧縮のUPもパテ埋めでリードバルブ裏を塞ぎました。

>排気ポートタイミングはノーマルと変わらずのままです。


ふむふむ、加工の方向性はよく分かります。
ですがコレ…「第3掃気(ブースター)を一番に開く」というのはですね、
かなーり限定的状態にのみ出来る加工と言いますか方向性になるんですよ(汗
あまりにタイミングが落ちていたり他の掃気との兼ね合いが悪すぎる
場合にのみ有効な手法であって、普通は手放しでお薦め出来る物では
無いんです。

ですが、だからといっていきなり走らないかといえばそうでは無いので
これは気にされる事は無いと思います。
(他より1oも2oも高いとかってなると問題ですが)

第1掃気を後ろに向けるのはこれは大正解ですね。
掃気ポートのコンテンツにも書いていますが、車種もよりますが
第1第2掃気の「横方向」の噴出し角度としてはそうなります。
…ただ、これを行う事により「上方向」へあまりに過度に噴出しては
駄目なので、この辺が非常に難しいのです…

他の加工も、ご自身の目で見られておかしいなって所を改善されている
と言う事なのでOKだと思います。
これって人によって色々な手法があるので、この辺は私もこれが
絶対に正解、と言うのは言えないですね。
ホンダ縦型の場合、「側方吸気」という点のみは大事ですが。


> はい。ピストンの穴開きの心配です。また部品の名前まちがっちまいました(さらにアホですっ、、、汗。)

で、以前おもいっきりカマしてしまわれたピストンぼこーんのご心配ですが…
「圧縮比」を変えず、なおかつ排気ポートタイミングも変えていないので
あれば、最高回転数が200rpmUPした事のみの心配で良いと思いますから、
今回のチューンでは危険が伴う所は無いと思われますね。

掃気もタイミングを上げすぎると全然走らなくなってしまったりも
しますけれども、過度に加工を行っても壊れる事はまずありません。


あえて心配事を一つ挙げるならば…
掃気ポートの噴出し角度、これがトータル的に「ピストン上面を
舐める様な方向性」になっていない場合だと、これはピストンの
冷却効率が格段に下がるので、これだけは絶対にやってはいけない
タブーなんですよ。

仮に、普通のリューターでシリンダー上下側から掃気出口ではなく
通路の加工を無理に行った場合、かなり気を遣わなければこの
「噴出し角度」は掃気ポート出口のみがおかしな方向へ向いてしまい、
一見ちゃんとした向きに見えても実はおかしくなっている、と言う事も
結構あるんですよ。

基本的に混合気は「壁に沿って」流れて噴き出しますんで、パーツクリーナー等の
噴射で掃気方向の確認をするのも分かりやすくて良いですね。


後、これは前回と重複しますが、埼玉の鈴木の圧迫骨折さんもおっしゃるよーに
圧縮比の「調整」って実はかなり難しいんですよ。

これ、基本的には容積対比なんですが、50ccエンジンの用に各部の
容積がちっこいと、たった0.1ccとか何かが違うだけでも意外な程
圧縮比等の変化は起こりえるんです。

これが2種とか、各部寸法地が倍近いエンジンだと、小さな誤差でも
全体的な「圧縮比の変化」には繋がりにくいという、小排気量ならではの
落とし穴があるので、めんどくさいのは私も同じ気持ちですが、
圧縮比だけは一度ご自身のエンジンで計算されることをお薦めしますよ。

もし、圧縮比の規定値もしくは現状値を決めたのであれば、そこからは
調整していくのは簡単になりますし、なにしろ「分からないなりの
無茶をしなくて済む」という最大のメリットがありますからね。

点火時期みたいに測るのに無茶苦茶苦労する物はおいておいても、
これも常識的なCDIや進角具合であれば、いきなり壊れはしませんから
圧縮比とポートタイミングの関係、これは把握すべきだと私は思います。


…これって、はっきり言いますけど自分の全然知らないエンジンの場合
各部の寸法を拾って圧縮比計算を行うのは私自身でもかなりめんどくさいんですよ(笑
コンテンツにある通り基本は手計算ですからね。

が、これは誰にでも言えますが、めんどくさいことをスルーしていたら
いつまでたっても疑問は解決しませんし安心感も得られ難いんですね。

もちろん、こんなのはなかなか得られる知識では無いと思いますが、
それでも手法が分からない訳では無いので、やってみる価値もあると
思いますよ?

こういう風に、目で見て分からない所は出来る限り数字に頼っていけば
目には見えなくとも「安心感」を得る事が可能ですからね。
「圧縮比がこの位で点火時期はこれくらいだから、ある程度無茶に
回したりしてもまず壊れないだろう」と思える様になれば、ほとんど
怖い物はなくなりますよ(笑

私も元々は、速くしようとかパワーを上げたいとかではなくて、
「トラブル」を起こすのががイヤで色々勉強したりしたものですから…


とまあ、あんまり答えになってないかなと思いつつも(汗
掃気の件は、「ピストンを舐める」という点のみが留意点と言う事で。
相変わらず変な時間の管理人でした(笑

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