あらきまさん毎度でございます〜
っと、今回もひっじょーに分かりやすい文で嬉しいですよ。 こういう風に写真とか副えて頂けるとめっちゃ楽し…いや素敵です(笑
> 実は、ベリアルの水冷ヘッドが68cc用に対しデイトナのシリンダーが71cc、 > 直径の差が約1mmありまして、ヘッドの方が若干小さいんですよ(汗
ぐおお(汗 これは…径の差が逆だともう問題外ですが、これだと本来角度のついている ピストンのフチに対し、燃焼室側は片側0.5oといえど水平になって いるワケで。 良い事は一つもありません(笑
が、径で1oであればまあまあ「動かす分」には許容範囲ではないかと 思いますけれどね。
> 「スキッシュクリアランス」の余力についてですが、今まで一度も計ったこと > がありませんでした(汗 > ピストンがヘッドに当たればエンジンが回転しなくなるから分かるだろう、 > ぐらいのスタンスでしたので。 > お恥ずかしいかぎりです。
で、上と同じ流れで、スキッシュクリアランスがギチギチの場合は そのヘッドの内径差が1o差でもやばいと思います。 ですがこれはとりあえずある程度空いていれば異常燃焼の原因には 「いきなり壊れるLV」ではならないので、エンジン組む時は最低限 スキッシュクリアランスの計測は必須です。
で、おっしゃるとーりスキッシュクリアランスが0やマイナスであれば 手でクランク回すとこつん、って当たりますから分かります。 後、スキッシュクリアランスは0.3oとかでほんのわずかしかない場合、 高回転でピストンやコンロッドが伸びた時にHITする事があるので ある程度の余裕は要りますね。
> 特に水冷ヘッドは、私にとって安く無いものなので、見たとき血の気が引きました(笑 > 貧乏学生にはつらい現実です。
早速写真拝見しましたが…こりゃ酷いですね_| ̄|○ 確実に異物混入で無いとここまでならないと断言出来ます。 …水冷ヘッドは高いですからねえ(泣
> シリンダー&ピストンは仕方ないとして、 > 水冷ヘッドはどうにか安く直すor買うことが出来ないか検討中です。 > TIG溶接で燃焼室のべこべこ部分を盛ったあと、旋盤等で成形し直す等 > > 学校の機械を使えれば・・・ > と自分の持つ低い技術は無視してサクセスストーリーのみ日々妄想しております(笑
えと、この位の破損であれば肉を盛らなくても、今破損している傷の 深さより大きくヘッドを掘り込んで修正してやれば使えますよ。 この手の水冷ヘッドというのは加工前提の品なので、水路までの 肉厚は異常な程にたっぷりの余裕があるんですよ。 ただ、写真で拝見する分には結構深めの傷なので、燃焼室がぺったんこ系に なる様に設計しないといけませんね。
もちろんそれで必要な寸法と容積が取れる設計と言うのが大前提ですが… 私はこういうの修正した経験もありますんで、やってみなければ分からない LVの破損ではありますが、ヘッド容積をちっこく取る方向でシリンダー等を 加工していき、ヘッドの容積を小さく出来る方向性にてチューンの 見直しを行えば修正も不可能では無いと思います。
…これ、他の所の修理の目処が立てば、宜しければ私に直接メール下さいな。 補修に関してはお手伝い出来る事があるかもしれませんので。
> 先日、上記の方法で試みたのですが、ダメでした(泣 > ボルトが千切れるわネジ山がつぶれるわで、出来るかぎりやってみたのですが > 結局ピストンピンがピストンの半分あたりまで来たとこりで、抜けなくなりました。 > ボルトをステンレスに変えると良いかもしれませが、丁度良いものがありません。 > > 最終手段は、グラインダーでピストンを破壊してピストンを取ろうかと思って > いるのですが、やはり無謀でしょうか? > もうこれくらいしか、手段が思いつきません(汗
これはきついですね_| ̄|○ うーん…そこまで来ると正直コンロッドも無事とは思えないです。 が、とりあえずピストン取らない事には始まらないので、これはもう ピストンの上半分をグラインダでぶっ飛ばしていくしか無いでしょうね。
半分ピンが抜けているのであれば、なんとかピストンをフリーにしつつ 上半分すっ飛ばしてから、ピストンを割っていけば良いと思います。 コンロッドだけは最優先で保護し、力は絶対掛けない様にって事で。
> http://t.upup.be/?wIsk1SZQoC > この画像の3番目を見てください。 > これは一番ひどかったときのものですが、ピストンを外したときは必ずこの > 写真のようにピストンピンに毎回、多かれ少なかれ線の段差がついておりました。 > (この線上だけ盛り上がっているようなかんじです) > これはクランクをくみ上げて暫く走り、最初にエンジンを開けた際もついていました。
これまた写真を見る限りでは…これ洒落にならんですよ。 「傷」って事でしたが、これじゃ全くもってありえないLVのおかしな ところがあるとしか思えません。
ピン自体これだけ破損するとなれば、まともに組んだのが前提だとしても ピン自体の強度がなかったとしてもここまではならないでしょう。 何千kmも走ったのならともかく、使用時間的に見てあまりにおかしいです。
例のベアリングズレは結構大きそうな感じですが、それがあったとしても ここまでなるのは私見た事無いですよ。 正直、想像の範疇にしかなりませんが…これ、コンロッドが激しく 曲がっていませんか?
ピンのですね、ベアリングはまってるべき所の左右に「焼け」が 出来ていますよね。 これ、写真的にベアリングの「左側に寄って」変な焼けがついてます。
これだと、どう考えてもコンロッドのセンターにピストンとベアリングが 居たとは考えられないです。 ベアリングは進行方向左側にズレおちる様な感じで回っていて、 ピストン&ピンは右に傾いていたのでは。 ひょっとしてコンロッドのベアリングの入る部分の「カド」も削れて いるのではありませんかね?
やはりベアリングズレの影響もでかいと思われますが、これって 色々な複合要因だと思いますんで、まずはピンとコンロッドを 確認しないと始まりませんね…
> クランクを目視した限りでは何の異常もないんですけどね(汗 > ひとつ気になる点があるとすれば、コンロッドのエンジン左右に対するセンターが > 出ていなかったかもしれないです(汗 > なんせ、腰下を弄ったのはこのときが初めてでしたので、一応形には > なっていますが、精度云々は正直自信ありません(笑
これはですね、これも写真拝見する限りではちゃんと組めてると 思います。 が、これは写真映りだとは思いますがコンロッド曲がってる様な 気も…ピン見た後なので余計に思ってしまいます(汗
で、クランクシャフト自体のセンターですが、これは関係無いですよ。 さっきの話と同じですが、そうなっても動く様にコンロッド自体は 横方向にクリアランスがありますし、クランクシャフトもしかりです。 なので、ケースを片側1o削ってクランクをわざわざ寄せて組んだとかで 無ければ、組み込みのセンターに関しては気にする事ありませんよ。 と言いますか、それを気にして組むのは至難の業ですから(汗
> 一応、組み立て直後クランクは、手動でスムーズに回転していました。
ちゃんと軽く回転したのであれば失敗ではありませんね。 本気で駄目な場合はかなり回転重くなりますから…
> また、ロングクランクにしてからはなぜかよく回るエンジンになりました。 > ベースガスケットを増やした為かも知りませんが、ノーマルクランク時に比べ、 > 回転数の上限が+1000〜+1500回転増えた感じです。 > パワーもしっかり出ておりました。
うーん、パワーを言われるとこれは他のポートタイミングや圧縮比が ストロークアップ前と同等でなければ単純比較は出来ないです。 ポートタイミングってのはクランクの位置にもよりますが、1o違うと 数度に渡ってクランク角度的なタイミングが変わる物なので。 1000〜1500rpmも変化があったのでれば激変の部類ですから、 悪くは無いと思いますがかなり「変わっている」のは確実かなと。 …クランクの性能でちゃんと回り始めた、って説も(以下略
> もう片方のシュラウドについても加工して装着する予定だったのですが、 > 加工して、装着する際に割れてしまい使えなくなってしまったので、 > 後日薄いアルミ板でシュラウドの代わりとなるものを作るつもりでした。 > と言うより、すでに作って装着していたのですが、まだまだ隙間が目立ており > 改善の余地ありです。
なるほど、シュラウドは作製予定だったのですか。 が、これは無いと走らない方が無難ですよ(汗 すぐにぶっ壊れたりはしませんけども、シリンダー側だけが結構 傷入ったり劣化したりしやすくなるので。
> すいません、まさにそれに近いマウントをしておりました(笑 > ここが一番、熱交換効率が良さそうで、スタイルも嫌いではありませんでしたので。
いやはや、個人的に大好きなマウント方式です(笑 そして冷却効率もこれが最高ですからね。
んが、ひとつ突っ込み入れますと… これ、ラジエターはもうちょっと地面と垂直に立てないと駄目です。 これではただでさえ前面投影面積の狭い50用ラジエターですから、 結構冷却効率落ちてますよ。
おそらくフロントカウルとのエアの流れを考慮されたのだと 思いますが、立てた方がはるかに効率良いので参考までにどうぞ。
> 水冷ヘッドの水路の抵抗になっているあの部分に秘密がありそうですね(笑
お?鋭いですね〜 でも企業秘密なので残念ですがスルーさせて頂きます(笑
> 十分エンジンが暖まったと思ったころに全開走行したのですが、容量の小さい > TZR50Rのラジエターを使用していたにもかからわず、実際シリンダーの > 温度が低かったのはなぜなのでしょうか? > > 安易な考えですが、もしかするとこの時期気温が低く、手が冷たくなっていた > のでシリンダーに触れれたのかも・・・
うーん、気温のせいだと思いますけれどね。 万が一、手で触れたLVでカブりもせずちゃんと吹けていたのであれば 温間時には濃すぎて発進すら出来ないと思いますからね。
あ、水冷ヘッドとラジエターの効率に関してはですね、いくら ヘッドだけを冷やしたとしても限界ってのはあるんです。 なので、ラジエターが極限まででかくてもヘッド内燃焼室が べったべたでピストン周りはからからで白っぽいって事も ありますから。
シリンダーだけ自然空冷の場合だとよくこうなるのでプラグの焼けなんか 全くアテに出来ないですからね(笑 焼けの確認はピストントップ見るしか無いんですよ…
> まさに、おっしゃる通りだと思います。 > 私もそう思っておりましたが、水温計関係の部品を揃える前にはやる気持ちを > 抑えきれず、乗ってしまいました。(汗 > いまでは、部屋に飾ってあるアクティブの水温計がむなしくあるばかりです(泣
気持ちは分かりますが、それが全てを駄目にしたってのも良い教訓だと 思いますしね。 同じ失敗をしなければ良いだけです。 …といいつつ私も昔は気ばかりはやってムダに壊してましたからね。 人間何事も経験とお勉強です。
> ポイントは形状の整合性でしょうか。 > とにかく私は、何にしても各パーツの形状や寸法の把握不足が目立ちますよね(汗 > 今後は気をつけたい限りです!
ですね。ヘッドとピストンはまず形状がそれなりにあっていないと 圧縮比がどうとかいうLVじゃないんです。 ノーマルや多少の面研みたく余裕のあるLVであれば構わないですが、 ハイチューンだと一発で壊す原因にもなりえますからね。
とはいってもこの辺は難しいので、いろんな所に気を遣う事から 始めれば良いかと思いますよ。
> 信頼がおけるのは現時点では、日本製なのでしょうね。 > TPI製を組んだ当初は、純正以外このベアリングしか流用出来るのを知りません > でしたので・・・ > > また、NTN製のベアリングという物に興味が沸いて参りました。
ああ、これは言葉が悪かったですね。 NTN製ってのはホンダがNTNに作らせている純正品、って事です。 これはもっちーさんもおっしゃっていた様に、純正でも他をちゃんと 組んで運用すればそうそういきなり壊れたりはしないですから。
…腰下の組み方一つにしても、クランクが丈夫でベアリングも規格品という ヤマハであれば、言葉悪いですがある程度適当に組んでもそれなりに 持っちゃいますし、トラブルの種にはなりにくいんです。 ここまで気遣いが要るのはホンダならではですね。
> わたしは、ライブのクランクベアリングについて、少し間違った認識をしていたようですね(汗 > あれ程、詳しく書かれているのに、ねぎのリーダーさんの意図していたとらえ方 > が出来ていなくて申し訳無いです。
これは上でご説明した通りなんですよね。 これも脅しまくりで申し訳ないコンテンツになっちゃってるんですが、 その位気を遣わないと組み直しても元の木阿弥どころか余計に酷くなるぞと いう事も含んでるんです。 私だって「初めて」腰下組んだときは100%思う通りにはなりませんでしたしね。
> P.S. 文章のみですべてを伝えるというのはなかなか難しいものですね。 > 国語力の大切さを身をもって体感することができました。 > 今回は、画像も用意致しましたが、私の分かり難い文章を理解するために、 > 皆様の役に立てていれば幸いです。
いやーホント、言葉と文章ってのは難しいですホント(笑 ですけど、自分の脳内のイメージを言葉に出来るってのに慣れてくれば、 その分イメージを理屈に変えて考えられるって事にもなりますから。 決して損にはならないんですよ。
後、やっぱし写真はあった方が分かりやすいですね。 ここも画像張れる様にしようかなと考えてみたり…
という訳で。 また無茶苦茶長くなりましたがツッコミお待ちしておりますよん。 管理人でした〜
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