アビエスさん初めまして。 管理人ねぎのリーダーでございます〜
さてさて、今回はAF25の件と言う事ですが… これはなんとも珍しい車両にお乗りですね〜 近年はめっきり見る機会も無くなってしまいましたよ。
と、では早速クランクベアリングですが… この年式、と言いますか「SK50ML-2J」型であれば90年式の Dio-SRになりますよね。
この辺のモデルは頻繁にモデルチェンジや仕様変更が行われて いるのですが、Dio-SRならばパターン的に一車種しか無いので 目処は付けられますが、エンジン本体もその形式で絶対に間違い 無い事を前提としてのアドバイスとさせて頂きます。
まず、この手のタイプと言いますかDio系の2代目ともいうべき 仕様変更がされているのがAF25ですが、それまでのAF18とは違って 左右共共通なクランクベアリングになっています。 (注:同年式のAF18Dioは除きます)
これは基本的に、その後もライブの初期型のみを除くほぼ全ての Dio系と同一の規格の物が使われており、品番的には現在では 「91005-GW0-023」という物に変更になっているはずです。
とはいえ、これは別車種の品番統合で来た物なのですが、AF25でも 規格は同一なのでこれでOKのはずですよ。 が、最後に買ったのは半年位前なので、それでも出なければライブの 物を注文してみるのも良いでしょう。
ただ、パーツリスト等を逆引きしまくって確認はしたのですが、 実は私、そのタイプの腰下だけは持っておらず自分で割った事が 無いので100%の確証は無いんですが(汗
品番等からは間違い無い、と考えられるのでまず大丈夫だとは 思いますが、サイズ的には「スクーター改造」のコンテンツ内の 「クランクシャフト&ベアリングについての一考」にあるサイズに なりますので。
ホンダ特殊規格6304改である「外径52o・内径20o・幅12o」です。 もしもすでにばらされた時点でサイズを確認しているのであれば、もう一度 確認を行ってみればOKかなと思いますよ。
ちなみに…走行距離やクランクシャフトの劣化具合にもよりますが、 ホンダDio系の場合、クランクベアリングをいくら交換しても クランクシャフトの脆弱さにより全く意味が無い場合も多いので、 O/Hを行うにあたっては、そのあたりの見極めが大変重要になります。 作業も適当ではほぼ間違いなくやらなかったほうがマシ、となるので。
やったはいいが長持ちしなかった、というのは作業の技量うんぬんも 大切ですが、パーツ劣化の見極めもとてつもなく大事なのでご留意下さい。 特にホンダは他社とは比べ物にならない位脆くてデリケートなので 可能であれば、太軸クランクケースを用意して新品台湾クランクでの エンジン作りという物もお奨めしますよ。
おそらくですが、クランクシャフトももう出ないと思いますし、 細軸小径タイプの物を新品で買ってもメリットは皆無に等しく、 もしあっても値段が跳ね上がっていると思いますし。 同年代のGダッシュのクランクは5年前にすでに廃盤ですが、当時の 値段ですでに15000円近くしましたからね(汗
そして、今回はクランクベアリングは再利用で組み直されたという事ですが、 これはケースからベアリングを外してなければまだなんとなるかと 思える範囲ではありますが、一度抜いた物をまた再利用したので あれば、どんな乗り方をすれど意味の無いダメージを与えてしまって いるというのが残念ながら現実になります。 上記の通り、やらない方が調子よく延命出来た、と言う事もあるんです。
ベアリングにしても「打ち抜いた」上に「叩き込んだ」とかであれば もう長持ちはしないと断言しても良いでしょうしね… 古くなってしまっているクランクケースに対し、ベアリングを打ち込んだり してしまうのは自殺行為に他なりません。
…脅す様で申し訳ありませんが、年式や脆さを考えると気を遣い過ぎても まだ足らない、という恐ろしいエンジン構成の車両なので、なんとも 難しいのが現実である、と言う点のみはご留意下さいませ。
ではでは。 参考にして頂けると幸いです。 管理人でした〜
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