AKIさん毎度でございます〜
さてさて、長期戦になりそうというお言葉の通り、色々と追加で行われて いるみたいですね。
そして、少し語彙が伝わっていない部分もありそうなのでそれらも含めて 追加のアドバイス等をば。
> 昨日、もう一度確認しましたが燃料フィルターの部分にサビは見られませんでした。 > と、言う事はサビ問題はクリアーできたと思われます。
なるほど、再確認してタンクからのサビが無い、という事であれば少なくとも サビによるキャブ詰まり系統のトラブルでは無さそう、といった事になりますね。
> > タンクから出ているのと、実走行でフロートにきちんとした量が供給されているか、と > > いう事は全く別の話になりますので。 > > > 了解です。 > この件に関しては、そろそろ燃料ホースを交換しようと検討していたので、透明のものに変更してみます。 > これなら目視で行けるかと・・・。
いや、それはそれでOKなのですが、そこのホースを透明にして燃料の流れを目視しても、 「きちんとした流量」が「フロート室に溜まっているか」の絶対的判断にはなりませんよ。 意外と気泡が流れていても、実際には流量は正常という事もあるので、こればかりは エンスト症状が出た直後のフロート確認を確実に行って下さいな。
後、社外品の透明耐油ホースの場合、肉厚も薄めな作りなので頻繁に乗らない車両だと 硬化も早いので、各部のチェック等にはお奨め出来ますが運用上はあまりお奨めでは ありません。
純正の物でも不必要に肉厚と柔軟性、そして対候性があるという訳では無く、 長期に渡って劣化しづらいという性能もあるので、純正品も合わせて用意して おいた方が良いかと思いますよ。
> リードバルブと疑っていましたが、そんなに問題ないようですね。 > このまま使用を続けてみようと思います。
いや、これはあくまで「多少」の隙間があるといった程度であれば、そこまでの 酷いエンスト症状には繋がりにくい、という事です。 真ん中部分が浮いている、という事でも、それがあまりに酷ければおかしくなって いるというのは間違いないので、これは写真でも無いと文面からでは判断が 出来ないんですよ。
> また、オートチョークの件ですが分解がうまくいきません。 > 何かコツはあるのでしょうか??
これはすでに加工出来たという事でOKですね。 コツといえるコツというのも無いと思いますが、こういった類の物は中古を 入手して破壊してみるのが一番手っ取り早いといえば早いです(笑
> まったく一度も交換したことありません。 > とりあえず、このあたり全て一掃してみようと思います。
さすがにIGコイル等はともかく、プラグコードやキャップはかなりの劣化が 進んでいそうな気がするので、走行中の振動等で外れかけになってしまうと いう可能性もあるのでこの辺は交換必須かなと思います。
> なんせプラグもそのままですから・・・。
え?これは何km使っているのかの表記が無いので臆測ですが、数千kmとか 使っているのであれば問答無用で交換しないといけませんよ。
少なくとも、ノーマルよりパワーが出る様にチューンされているのであれば、 それだけ「混合気に点火しづらい」というのは当然なので、火が弱いと 全くもって問題外であり、これは言葉が悪いですがプラグをケチるというのは チューニングにおいては絶対にやってはいけない事です。
多少の圧縮比UPやポート加工等でも、ノーマルでは無いのであればそこそこと 言うか、標準プラグでもよく使って2〜3000kmが限度でしょう。
2stってのはそうでなくともプラグへの負担が大きいので、一般的に言われている 交換サイクル等ではまったくもって話にならず、自分の首を締めているだけと いう事も覚えておかれると宜しいかと。
> お勧めのプラグはありますか?
個人的にはプラグキャップが抵抗入りの物であれば、プラグは抵抗なし系統の 物がお奨めです。
とはいえ、モトクロッサーに使われている様な「B○HS」等でもBPR等の電極の 形状もよろしくないものよりはマシですし、この辺が最低LVでしょう。
Hリーチでそこそこ&高性能プラグというのは現在ではほとんど無いと言っても 良いのですが、NGKイリジウムやプラチナVX等がチューニングエンジンに対しては 最低限度である、と私は考えていますよ。
私はストリートだとB○GEV等のそこそこグレードのレース用プラグで、電極が 沿面になっておらずカブリ等にもそこそこ強い物を好みますが、Eリーチプラグに 6oのアダプターをかませて高性能の物を選ぶというのが定番でしょうか。
> 以前イリジウム入れてましたが【現在も】まったく体感できません(笑)
これはですね、人によりけりです、としか言えませんね(笑 変わっている部分を体感出来る人もいれば体感出来ない人もいるというだけですが、 だからといって、明らかにグレードの低いプラグを入れておいても良いのか、といえば 悪くはなっても良くなると言う事は絶対にありませんから。
体感出来ない物を使わないというスタンスでは、目に見えて効果が大きい事しか 着目出来ていないのと同義なので、そういった所に目を向けないと、チューニングの 「劣化」や「安定運用」と折り合いをつけていくのは難しい、という事です。
あくまで私は、ですが…エンジンの動く三大要素の一つである「点火」をおろそかにして おいて高出力と安定運用を両立させるなんて不可能である、と考えていますんで。
プラグでちと余談ですが、ちょっと古い車とかだとノーマルからイリジウムとかに換えると 体感では加速も何も変わらない、振動がちょっと減っただけとかってのもたまに 聞いたりしますが、私に言わせりゃ「たかだがプラグ交換でエンジンの振動が減る」なんて ものすごい効果があるじゃないか、としか思えませんけれどね(笑
後、高価というか高級なプラグというものは、「電極部分の耐久性」が高い事もあり、 高負荷の運用でもプラグ自体が破損しづらいといった事が主目的でもあります。
火の強さも大事ですが、プラグが欠けてしまったりするとエンジン全損ってハメにも なりかねませんから、標準プラグで運用するならせめてマメに交換するとかの メンテナンスサイクルは大切です、という事で。
> 失礼しました。 > 補足ですが、アイドリングをした後 > 町内をいつもフルスロットルで全開走行していました。 > その後、停める間際に燃料コックに後付コックをつけていたので > そのコックを閉めてエンジン停止していました。
なるほど、コックを付けて完全な落下式こしているのですね。 走り終わった後になおかつコックOFFでフロートの燃料を使い切っているのであれば 保管に関しては問題ありませんね。 エンジンを掛けた日はちゃんと走行もしているという事でOKかと思いますよ。
> 失礼しました。 > この部分に関しても補足いたします。 > ピストンとリングは1万キロ走行後に交換しました。 > それから、3千キロ乗りました。 > 腰下はノーメンテです。
そしてエンジン自体のメンテナンスですが、ある程度パーツ交換は行われて いるのですね。 ピストン&リングを交換して3000kmであればまだいける範囲であるとは思えますし、 シリンダーが13000kmというのはちとパワーダウンもあるかと思いますが、トラブルが 起こっていなければ「過走行で壊れるLV」では無いと思えますね。
> また、オ○ムラさんで今後の対応を話す前に > オ○ムラさんが事故にあわれたとの事で、その後は話す事が出来なくなりました。 > 駆動系は純正加工品で、フェイスやクラッチ等も全て純正加工と言っていました。 > 圧縮比は上げて、ポートもいじったようです。
ボアアップは行わす腰上のライトチューンと駆動系をちょこちょこ、といった感じの チューンなのですね。
ふむ…これだとエンジンはともかく駆動系パーツの劣化はどんなものでしょうか? いくらなんでも13000kmだと全てがおかしくなっていても当然なLVですし、何かを ちょこちょこ交換して改善が望めるLVではありませんから、この辺も「次」のメンテの 箇所としては大切ですね。
ここだけの話、オ○ムラ製のプーリーやフェイス等であれば、おそらくではありますが 私の知っている方向性と同じであれば、ベルト等にはそれなりの負担が大きい仕様と なっているはずなので余計に気になる点です。
> やはりそうなりますよね。 > そこそこの知識しかなく、工具も無い為ばらすのにも限界があると感じています。
今後のメンテに関しては、せめてご自身で手を入れられる部分だけでもきっちりと 行って行かないと駄目な距離が来ているので、長生きさせたいのであればどうしても 自身のスキルアップも必須になってしまいます。
ですが、腰下を割ったり組んだりのLVでなければ頑張ればいけるモノですから、 チューニングを進めるのではなく「現状維持」は十分可能ですね。
> このスクーターのフィーリングがすごく好きで、他のスクーターを > のるといつも残念に思います。 > 某ショップのデモカーや個人デモカー数台・・・。 > 「おお〜はえー」と思っても、20分ぐらい乗っていると > 出だしや最高速が落ちてきたりと色々感じます。 > また、ずーーっと全開走行はダメって言われるケースが殆どで > 私のスクーターは全開走行(フルスロットル)10分程度普通にやっていました。(←田舎道)
なるほど、他のデモ車両等と多々乗り比べられる機会がおありなのですね〜 こればっかりは田舎モンの私としてはうらやましくてしょうがな(以下略
ただ、他の車両というのがどの位のチューン度合いなのかは分かりませんが、ある程度の 物であれば、そんな多少の負荷を掛けた程度で性能が激変するといった事自体が あってはおかしいのですけれどね…
本音を言うならば、「ストリートで多少の全開走行」をされる事位は当たり前といっても 良いですから、ストリートで一番大切なものは絶対性能ではなく「安定性」のはずなんです。
もちろん、チューン具合が激しければそれなりの安定性も失われがちですが、それなら そこまで安定性を犠牲にして性能を向上させたモノを「ストリート運用」に採用する時点で すでにおかしいんですね。
エンジン構成にしても、仮に腰上でもユーザーさんによっては5000km全くのノーメンテで 走られるといった事も十分にありえますし、その位は考慮してモノを作って行かないと 「きちんとしたモノ」ってのは出来無いんですよ。
そういった意味合いで考えると、AKIさんのオ○ムラチューンエンジンというものは 10000km走ってもさほど性能低下はせず壊れもしない、そこからピストン等を交換しても 純正であるが故に寸法差等も起こりえず安定運用が可能である、といった点を見れば チューンの方向性としてはとても素敵な物である、と私は感じますよ。
> とんでもないです。 > 本当に親身になって考えてもらっていると感じました。 > まずは、お金がムダになってしまうかも知れませんが > 指摘された部品を一個一個交換して症状を確認したいと思います。
いえいえ、私で宜しければ何でもアドバイスさせて頂きますよ。 目の前に無い車両に対して親身になる、というのはさすがに難しいですが、少しでも 何かの手助けになれば、と考えていますので。
そして、少なくともパーツを新品交換するという事は、お金の無駄にはなりません。 前述のごとく、「体感出来ない物」に対してお金が掛けられないというのはかなり 駄目な方向性で、もしも交換して変化が無ければ、「ああ、まだこのパーツはそこまで 劣化していなかったのかな」という安心感すら得られるものですしね。 これは交換してみないと絶対に分からないんです。
メンテやオーバーホールの場合は、パーツを交換して多大な変化を感じて しまう事自体が、メンテが出来ていなかった事の「証明」にもなるんですよ(汗
> また、nyanta28さんからの指摘もあるようにマフラーも10年選手です。 > サビも半端なくそろそろ穴開くか??見たいな状態です。 > この部分に関しても交換してみようと思います。
最後にマフラーですが、これも可能であれば交換した方が良いでしょうね。 洗浄も悪くはありませんが、この場合はあくまでメンテナンスのLVにてカーボンを 取るという事であり、詰まる寸前とかデロデロになって駄目そうな物を「復活」させると いった意味合いではありませんからね。
基本的に2stのにノーマルマフラーの場合、駄目そうであれば交換しないと根本的な 解決にはならないんですよ。 多少のケミカル等で完全復活するなんてそんな上手い話はありません(笑
> 本日は、キャブのオートチョーク加工をしました。
そしてチョークの加工をされたという事で補足をひとつ。 これ、オートチョークがOFF固定の場合、エアクリの入り口を塞がずになおかつ その日一発目の始動であれば、全くエンジンがかけられないという症状で いたって「正常」になります。
チョークOFFの冷間時でさくっとエンジンが始動できて暖機せず吹け上がる様では キャブセットが異常なまでにおかしいといった事と同義なので、この辺も加味して 運用して下さいな。
> 純正部品が近くのバイク専門店にあると思ったのですが > 電話して聞いてみたらありませんでした(笑) > 普通に考えてあるわけないのですが・・・。
いやーそんな素敵な専門店があれば誰も困らないかと(笑 都会だと多少はおいてる店もあるみたいですが、私の様な人間からすれば 夢の様な話と同義ですね〜
ではでは。 余談ばかり差し挟んでしまいましたが本日はこれにて失礼をば。 管理人でした〜
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