おっと金ちゃんさんお久しぶりでございます〜 …以前のアレはまあそういう事もあります、という事で 過去に押しやりましょう(笑
さてさて、今回はライブDioZXのクランクシャフトですね。 早速画像板の写真を拝見しましたが、結論から言いますと これはこれで正常ですよ。
> 新品購入したクランクは駆動系側のウェブに穴がひとつ空いているのと
まずこの「穴」ですが、エンジンナンバーから逆引きすると95年型の ZX腰下かと思いますが、この手の年式のクランクシャフトには 片側のみ「穴」が空いている物が来るので正解ですよ。
実は初期型とかだとこの穴は無かったりするんですが、これは 年式を追うごとに改良が加えられている所なんですね。 最初は無かったくせに、と言いたくなりま(以下略
これ、クランクベアリングに対して混合気を送り込むというか ちょっとは流れろよ、的な仕組みでして、年式によって まちまちですが、内側からその穴周辺の形状を見るといかにも コッチに流れましょう、的な形状をしてる物もあったりします。
ちなみに中期型以降だと1箇所ではなくウェブの両側に穴が 空いていたりしますし、そこへ行く流れ的な物も結構ちゃんと 考えられてたりしますよ。 ここだけ見れば高年式の物に軍配が上がりますね。
>コンロッドが納まっている部分のウェブの厚みが薄かった事です。
ええ、これも対策品的なクランクシャフトだと、「ウェブの組み幅」は 同じでも、ちょっと肉が薄かったりする物は来たりしますよ。 穴が空いている部分の周辺のみ肉薄になってたりして、これも 混合気流を穴に誘導する為にそうやってるのかな、と私は分析して います。
> その他の部分は色々計測しましたがまったく同じでした。 > これは仕様変更によるものなのでしょうか、ZX以外に適用のものなのでしょうか
ええ、駆動系の付く部分やウェブ幅等が異なっていたらとんでもない 事ですし、あくまで仕様変更というかマイナーチェンジ的な物なので これで正解である、という解釈でOKなんですね。
で、ZX以外だとそこまで分析した事も無いので分かりませんが、 おそらくウェブへの穴あけ程度はやってきてるのでは、と思います。 …ぶっ壊れてから対策品、というのも珍しくありませんしね。
> 新品購入したクランクは13000−GBL−703です
で、最後に品番ですが、これだと本来は「13000-GBL-702」のはず なんですが、それの代替品になっていると思います。 ウェブの片側に穴が空いていて、なおかつそこへの通路的な物が 設けられたクランクですね。
これ、最初期型用を頼んでも今はこれが来るはずですんで、実質の 初期型ライブDioZXで4本ボルト止めマニホールド車は全て 品番統合の対策品、となってるはずです。
…単純に、95年の最初の頃に出たやつはまだクランクウェブには 穴が空いて無いモノもあった、という事で(笑 新車から一度もばらしてないのを分解したりするとたまにお目に かかったりしますね。
一般的には「初期型」とまとめて言われてる車種でも、実際には クランクシャフト構成はちょっとづつ違ってるなんてのが 真実だったりします。
ではでは。 参考にして頂けますと幸いです。 管理人でした〜
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