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記事No 5981
タイトル Re: プーリーのベルト引っ張りについて
投稿日 : 2011/04/03(Sun) 05:51:13
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
ヤンマさん、初めまして。
当HP管理人のねぎのリーダーです。

さてさて、駆動系についての疑問がおありの様ですね。
上手くお伝え出来るかどうか分かりませんが、ある程度の理解を
されているとおっしゃってますんで初歩的な事は省いての
アドバイスとさせて頂きます。


「プーリー側のベルトが引っ張られると駄目」というのはですね、
まずはコレ、正確にはベルトを「引いて(引っ張って)いる」のではなく、
「張られすぎている」状態だと考えて下さい。

便宜上、分かりやすくする為に私も引っ張られる状態といった
言葉を使っている所もありますが、実際にはドライブ&ドリブンの
双方で、ベルトを横から挟んで「張る力」が増大しすぎると
駄目、という意味合いになります。


例えば、ドリブン側に異常に硬いセンタースプリングが入って
いたとすれば、加速(変速)するにはばっつばつの強力に張られている
ベルトを、ドリブン皿を押し広げる方向に動作させないといけない訳で。

これを行うにはWRの遠心力を増大させるしか無いのですが、だからと
いってドリブン側が「必要以上に」ベルトぎちぎちにしている状態を
ドライブ側で「もっともっと力を掛けてドリブン側ベルトを動作させる」と
いうのは、どうみてもロスが大きそうではありませんかね?

こういったベルトへの側圧がオーバーすぎる状態を「張られすぎ」と
表現しています。


>クランクに負担がかかるということでしょうか?

なので、基本的にこういった動作でいくらベルトがドライブ&ドリブンで
ばっつばつに張られたとしても、エンジン自体でベルトを「引く力」は
クランクシャフトを回す力とイコールなので、ベルト自体を引く力は
大きくも小さくもならないです。

ベルトを「張りすぎて」切れたりする事はあるみたいですが、「引きすぎて」
切れる事はまずありえません。

それを言うならば400ccとかのスクーターのベルトって簡単に切れて
しまわなければおかしいはずなので(笑


なお、そういった感じにベルトを張りすぎても、クランクシャフトが
多大なダメージを受けるLVにまでは達さない、と私は今の所は分析して
います。

以前はもっと影響はでかいと考えていたのですが、そこまで行くので
あればベルトが切れる方が先でしょうしね。

昔はベルト切れはパワーの出しすぎといった意見も散見されましたが、
それは「引きすぎ」ではなく「張りすぎ」で切れている、という事で。

…私見ですが、ベルトの張りすぎでベルトの次に負担が大きくなるのは
WRですよ。
次点でプーリーといった所でしょうかね。


と、こんな感じでいかがでしょうか(汗
不明瞭な点があれば遠慮無く突っ込み下さいね。
ではでは。
管理人でした〜

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