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記事No 5986
タイトル Re^6: ちょっとだけ補足
投稿日 : 2011/04/08(Fri) 07:27:31
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
ヤンマさん毎度でございます〜


> 細かい数値までも出していただき、恐れ入ります。
> やっぱり凄いです…本当に尊敬しています。
> ずっと前からコンテンツから掲示板まで全て見ていました。

いえいえ、少しはお役に立てたみたいで嬉しいですよ。
しかし以前から当HPをご覧になっておられたのですね。
ひねくれ傾向の強いコンテンツですが今後もどんどん突っ走るので(以下略


> エンジンの実際の圧縮比は解りません。手持ちの圧縮ゲージは精度が悪く6.2kgでした。

えと、エンジン関連の事のみちょっとだけ補足させて頂きますね。
まずこちらですが、私は圧縮圧力を聞いても何も言えない、というのはコンテンツ内で
ご説明している通りなのですが。

これはヤンマさんがお持ちのゲージで、70ccの現状仕様の圧力を測った数値と
いう事で、仮にゲージの精度が良かろうが悪かろうが、その数値がノーマルもしくは
そのボアアップを組んだ直後の数値と「どう異なるのか」は、私も含め他人には一切
判断出来無いんですよ。

これが仮に最初に組んだ時に7kgあったとして現状が6.2kgまで落ちているのであれば
リング等が減ってきたのかはたまた何かが漏れている等のトラブルが起こっているのか、
といった事に関しては判断の材料にもなりますが、その数値自体を「性能」や「特性」の
判断には直接繋げる事は出来ません。


仮に私が自分のゲージで自分のこしらえるエンジンの圧力を測定し、この位の
圧縮比ならこの位の圧力を出すであろう、といった基準を作っているのであれば
ある程度の応用が効かない事もありませんが、それも自分で基準を作った上で
同一のゲージを使用して同一使用条件で測らないと何の役にも立ちませんし、ね。

もっとはっきり言うなれば、トラブルが起こってから圧縮圧力を計測しても何の役にも
立たないんですよ。
そして自分で測った数値を人に聞いてもアドバイスは難しい、というのが実情です。


この辺はまたコンテンツにでもしようと思っているのですが…もういっちょ。
「圧縮圧力」が高いからと言って「爆発圧力」が高いとは限りませんよ(笑

これは圧縮比計測でも同じ事ではありますが、この位の容積の中にイメージで
この位の混合気を詰め込めればこの位爆発するだろう、的なモノの考え方の
方が正確性は高いんですよ。

ちなみに余談ですが、私はこういった圧縮比計測&計算でエンジンを作る様に
なってからは、ピストンをぶち抜いたり極度のデトネーションみたいなトラブルは一切
起こさなくなりましたね。


> 一度目のピストンぶち抜きの時はポン付け(バリ取り、手慣らしはしてます)で、5km走行でボンでした。

えと、これはピストンのブチ抜きとバリ取りや慣らしの有無とはほとんど関係無いです。
それらを怠った事により多少ピストンやシリンダーの側面が抱きつく事はあっても、
ピストンをぶち抜くのはまず点火時期か圧縮比の問題なので。
いくらバリ取りや慣らしをしたとしてもそのトラブルを防ぐ事は出来ませんね。


> 二回目はヘッド燃焼室をリューターで少し掘って、ベースガスケット2枚でやってみましたがやはり5kmで(泣)

これもたった5kmで壊れたのであれば、その少し掘ったというヘッドでもあからさまに
駄目だった、とも言えますね。

しかし、こういった事でせっかくヘッドまで手を加えたのに簡単に壊れてしまうのでは
それこそやった甲斐がありませんよね?
そういった事を多少でも事前に防げる方向性にする為に、圧縮比にしてもある程度
各部の寸法を取って把握しておかなければいけないんですよ。

ちょっと言葉が厳しいですが、やってみて結果を模索するだけ、というのも経験として
必要ではありますが、「やってみたのに壊れた」のであればその原因は何であったのか
ちゃんと分析してから次をやらないと、いつまで経っても進歩ってしないです。

その辺を突っ込まず&考えずに他のパーツを付けてみてトラブル無くまともに走ると
いった所に「偶然」達するまで壊し続けるとなれば、途中でイヤになるのがオチですんで…


> もう恐ろしいのでそのキットはやめました。上始点でピストンとプラグ先端がかなり近かったと思います。

そして、上死点時のピストントップとプラグ距離が近くても、だからといってそれがピストンを
ぶち抜きやすくなるかと言えばそんな事はありませんよ。
その状態で何か他がおかしければトラブルの出る確率は上がりますが、その距離自体が
近い事がトラブルの直接的な原因では無いですね。

仮にピストントップからプラグまでが5mmとかしかなくともちゃんとエンジンをこしらえれば
簡単にピストンをぶち抜いたりする事はありません、と断言しても良いです。


> 今は前に装着していた某ドイツ製キットに戻しました。これは何度も抱きつきましたが一年間乗って一度も穴は空いたことないです。燃焼室形状も全然違います。

ドイツ製となればステージ6とかでしょうかね?
これがトラブルなく運用出来ているのであれば現状では良いかと思いますが、
「何故に」これだといけているのか、が分からないと、またエンジン仕様が変わって
しまえばどうなるのか、という事も考えておいた方が良いでしょう。


> ベルトは色々換えてみて動作の違いを見たかったからですね。

ベルトに関しては前回色々書き連ねてしまいましたが、少しづつでも参考にして頂けると
幸いですよ。
理解しづらい場合は頭だけで理解しようとするのではなく、紙に書くなりの手法も
行ってやると分かりやすいですから、イメージのみでの解釈はお奨め出来ません、と
いう事で。

…少なくとも私の脳味噌ではイメージだけで各部の動作を全て把握する事なんて
出来なかったですしね_| ̄|○


> 報告ですが、今日CDIをスーパーバトル(アナログ)、セカンダリーを3AAの純正にしてセンタースプリングをKN企画の10%強化、軽量クラッチ、KNのこなれたベルト、ビームーンプーリー&フェイス新品、G03でセッティングしたら、調子よくなりました。
> 気分がスッキリしました。

でもって追加のご報告の方ですが、色々と変更されたみたいですね。
CDIは他の物に換えられたみたいですが、無難な所で良いのではと思ったり。
ただ、進角なしと思われるPOSHなら逆にベース進角を行っても良いかもしれません。


> 気候も良くなりましたし、やっぱりバイクが気持ち良いですね。

一気にあったかくなった気もしますが、ホントこの季節は気持ち良いですよね〜


と、ちょっとと言いつつ長くなりましたが、また何かあれば何でもご質問下さいな。
初歩的とかそういうのは関係ありませんし、初歩的だと「思っていても」実は
難解な事だった、って事もザラにありますからね。

ではでは本日はこれにて失礼〜
管理人でした。

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