記事No |
: 5996 |
タイトル |
: Re: スーパーDioクランクシャフトベアリングの耐久について |
投稿日 |
: 2011/04/14(Thu) 06:28:15 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://www.neginoleader.com |
7セブンさん初めまして。 管理人ねぎのリーダーでございます〜
さてさて、スーパーDioの腰下トラブルにて当HPを参考にして 頂けている様で嬉しいですよ。
初めての経験という事で上手く行かない点も出るかと思いますが、 じっくり気を遣ってやるのは初めてでも10回目でも同じですから 可能な限り作業を慎重に行われると宜しいかと。
> まだ、割って途中なのですが、クランクケースからベアリングを > 取り外す方法は、やはりケース事、熱であぶったほうがいいのですか。もし他に方法があるのならば、教えて頂ければ幸いです。
さてさてコチラですが、これはケースに残ってしまったベアリングは ケースを温めて熱膨張を利用してやるのが最良だと私は考えていますよ。
確かにサービスマニュアルのごとく、がつんと打ち抜いても取れる 事は取れますが、アルミ材に圧入されている物をムリヤリ衝撃で 打って抜く、というのはさすがに素材に対して0ダメージであると いった保障がありませんので。
これが新し目のケースでなおかつトラブルではなく定期交換的な 物であれば一度位は打ち抜いてもいけるとは思いますが、何かしらの トラブルが出る程使い込んでなおかつ現状は「壊れている」物に 大しての作業としては、慎重になって損をする事は無いですしね。
後、これは初回の経験では判断が難しい点になりますが、ベアリングを 打ち抜くと、ベアリングの挿入箇所だった部分に傷等が入ってしまう事もあり、 ケース自身のベアリング挿入穴の「状態」の判断を謝ってしまう、といった可能性も ありますので。
特に他車とは比べ物にならない位の気を遣わなければならない ホンダ系ですと、そういった点でもマイナス要素を作ってしまうのは 良く無いですね。
…その程度では何も変わらない、と思われるならば打ち抜きでも良いのですが、 私はそれはイヤだ、と考えていますよ。
ぶっちゃけると温めないなら何をやってベアリング抜いても大差ないです、とも 言えますね。
> なぜ、こんな事になったかと言うと、往復60kmの通勤により、 > プーリーWRを交換して(約3000km)、ほぼフルスロトッル全開で走り続けていましたが、突然冬の寒い中、エンジンから異音と、共に愛車Dio停止しました。←バカなことは分かっています。
スーパーDioは60km/h出すと8500rpmとかまで回ってしまっている 車両ですし、それで毎日60kmも通勤に使っていたのであればかなりの 負担になってしまいますね。
こればかりは元々の設計というか特性なので、おとなしめに走るか クランクシャフトや駆動系ごと「ZX化」するしか根本的な改善策は 無いのがDio系という乗り物なので(泣 私は基本的にZX以外はチューニングベースにはあまり奨めないです。
> クランクシャフトも、芯、測定したいのですが、もしよければ、どんな工具が必要なのか、アドバイスお願いします。
検芯&芯出しですね。 これはですね…基本的にはVブロックとダイヤルゲージを都合すると いうのが定番ですが、クランクシャフトを両端保持出来る様な 道具を自分でこしらえるのも一つの手です。
が、これは一度しかやらない、といったスタンスであれば外注に 出して検芯と芯出しを行った方がコスト的には安いですよ。 自分でやるとかなり困難な場合もありますし、結局使えないと いうのは「中古クランク」にはよくありますので。
少なくとも、ベアリングを壊すLVにまで使い込んでいる「クランクシャフト」だと 私はホンダ車の場合は再利用は全くお奨め出来ないです。
まだ走行5000km未満でなおかつトラブル無しで上手くばらせたと いった場合でもなければ、芯がぶれている以前にシャフト自体が 「曲がって」いる事も多々あります。
プーリーは交換されているみたいですが、この作業でも一度でも ドライブフェイスに強い力を与えてしまうとクランクシャフトの 左半分が曲がってしまう、という場合も本当にあります。
私、そういう風に力任せに作業を行って、新車に近い車両の クランクシャフトを曲げた、というのも過去に見ていますんで。 その位、ホンダDio系のクランクは柔らかくて弱いんですよ。
純正中古を芯出しする位ならば、台湾品での新品投入を私としてはお奨めしたいですね。
ではでは。 長くなりましたが不明瞭な点があればまたツッコミ下さいませ。 管理人でした〜
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