記事No |
: 6000 |
タイトル |
: Re^3: スーパーDioクランクシャフトベアリングの耐久について |
投稿日 |
: 2011/04/16(Sat) 06:45:38 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://www.neginoleader.com |
7セブンさん毎度でございます。 最近出現頻度が高めの管理人です(汗
> いえいえ、見てる内にすごく熟練した方だと思い、そこらの○○○○以上ですよ。
うーん、○が何か気になりますがそれはスルーしまして(笑 マニアな情報をお役に立てて頂けているのは嬉しいですよ〜
> なるほどね。そういう事ですね。分かりました。じっくり煮込みながら、 > <腰下割り>のコーナーでやってたみたいに挑戦してみます。
あ、これは補足ですが可能であればニクロム線式の電熱器が あれば一番良いと思いますよ。 昔はこれで鍋とかをやってた気もしますが、現在の一般家庭には まず無いので、手軽なのは石油ストーブですね。 天板の上にケースを置いておくとゆっくりコトコト煮込めます(笑
> そうですか、やはりZXは、AF27よりもスポーツ的なんですね。やはり加工は必要ですよね(泣?。 一度調べて見ます。
スポーツ的、といっても原付一種なので知れてはいますが、 AF27だと30〜40km/hの常用、ZXグレードならもう10km/h程度上、を 使っていても無理が掛からない構成であると私は分析していますよ。
ただ、これは腰下を割ってクランクシャフトを交換するならば 是非お奨めしたいですが…これ、言葉は悪いですが完全互換の 方法はWEBで調べてもなかなか無いと思います。 最低限元のパーツを使おうとするとあれこれかなりややこしいので。
簡単に言えばクランクケースそのものの構成、寸法はDioでもZXでも 変わっていません。 必要なのはZX用途のクランクシャフト、駆動系一式(ギヤ含む)、 クランクケースカバーになりますね。 中古でも良いので揃えていけばとりあえずの「駆動系ZX化」は可能ですよ。
腰上等はそこまで大差は無いのでどっちかをベースとして加工した方が はるかに性能UP具合が異なるのでとりあえず無視でもOKです。 …ライブDio系だと腰上なんて非ZXもZXも全く同一ですからそれに比べれば まだ面白味はありますが>スーパーDio系
この辺はマニア泣かせの尋常では無い細かさもあるので、この辺は また興味があればご一報下さいな。 「完璧に」AF27Dioを28ZX化するには腰下を割っている段階でしか 無理なので… あ、ちなみに「加工」はパーツが揃えば一切必要ありません。
もちろんこれは「太軸」タイプのクランクシャフト対応車に 限ります。 AF27だと最初期型の1年しか細軸タイプは無いのでまず大丈夫かと 思いますが…
> 人から譲り受けた奴なんで、多分メーター最低1回転ぐらいは考えられます。又、もしメーター1回としてエンジン停止してから1.7万kmは考えられます。 説明不足ですみません。プーリー側はケースにベアリングが残っていましたが、片方(破損ベアリング)はシャフトについたままでてきました。
最低でも17000km、となれば何が逝っていてもおかしくないですね。 と言いますか、これならクランクケースが良ければ再利用可能、と いったLVでして、クランクシャフトの再利用は絶対にお奨め出来ません。
1万km異常も使ってる場合はクランクシャフトにトラブルが無く状態が 良いとしても、せっかく組んでもその後いつ壊れるか分かりませんから まったくもって手間に見合わないです。
> そうですよね。片側だけに力一杯トルクをかければバランスくずしますよね。でも、あの硬さは半端ではなかったです(泣。
これはどういった工具を使ってどうやってドライブフェイスを外したか、にも よりけりなのですが、基本的にクランクの「駆動系側の軸部分」はかなり 脆いので、ヘタすれば電動インパクトを使って中心部のみにスラスト方向の 打撃を与える、といった手法の方が手作業よりマシだったりもしますしね…
硬いのは当然で、新車やそれに近い車両でも指定トルク以内で締まっている 物って私は見た事無いですね。 元々なオーバートルク気味な上、それが古くなってくると手作業の工具ではまず スムーズに「外せる」事って少ないです。
そういった物をバラす場合だと、最初の一回、なおかつ「緩める」時だけは エアインパクトでもやむなしの場合もありますね(泣
> そうですか、台湾製ですか、あまりよろしくないと聞きますが、どうなんでしょうか?。やはり無理してでも国産品ですか(汗?。
えと、私は台湾品全てにおいて全幅の信頼を寄せている訳ではありませんし、 全てを毛嫌いしているわけでもないのですが、ホンダ車用のクランクシャフトに 限れば、これは台湾生産の互換品は純正より長所が多い、というのは確実に 分析しています。
材質が固めなのは間違いありませんし、柔軟性が無いといわれればそれまで ですが、ホンダクランクはあからさまに柔らかいので台湾社外品で丁度良いと 思えますしね。
なお、もう一つのホンダ純正クランクの弱点であるコンロッド大端部、これも スリットが切られていて潤滑性能向上に一役買っているかなと。 私見ですがコンロッドの大端部もホンダ系は熱や潤滑的に弱いと考えてます。
コンロッドそのものはあまり好きではありませんが、それを差し引いても私は メリットの方が多い、と現状では分析していますよ>台湾系クランクシャフト
無茶苦茶な高負荷を掛ける訳でも無いのであれば、コスト的にもある程度は 削減できるというメリットもありますしね(笑
>それとも俗にWPC加工とか、あまりよく分からないのですが。
WPC加工、でしょうか。 私、この手の特殊加工というのは、何をやるにしても「最後のオマケ」程度に しか考えていません。 最後のダメ押しで良くなれば御の字、という感じでしょう。
それをやらないと明らかに壊れる、というのでは順序がおかしいですし、 原因を見極めてからの施工、加工というのが基本でしょうしね。
どこかが壊れる原因も分からないのにWPC加工だけして収まった、では 何の解決にもなっていない、と私は考えています。
構造的な問題をカバー出来る可能性はありますが、それを主眼において 施工する物では無いと思いますし…
少なくとも、特殊加工が損になるとは考えていませんがだからといってホンダ スクーターのクランクシャフトに施工する、というのはいささか筋違いかと 私は感じますね。
> ご丁寧な回答ありがとうございます。すごく勉強になり、心底見習わせてもらいます。昔話コーナー、一人で笑ってました、自分の過去も思い出しますね(笑。
「昔の話」コーナーはあくまで私のひとつの側面ですので存分に楽しんで下さいな。 …あっちが本性だろ、とかってのは無しの方向で(以下略
ではでは。 本日はこの辺で失礼をば致しますね。 管理人でした〜
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