-gonさん毎度でございます〜
さてさて、いつもながらクソ長いアドバイスを参考にして頂けている様で 嬉しいですよ。
で、実は-gonさんのブログを久々に拝見させて頂いたのですが、色々と見てると ちと私の方に勘違いがありましたのでそれも含めてちょっとだけ補足をば(汗
> 今装着されているのが金サスなんです。なので、HDサスのスーパーディオでジムカーナやった時の感覚が良い感じだったので、HDのシートパイプを入れてみたいなと思ったんです。でも車種によって違いはありますからね・・・。
なるほど、それであれば銀フォーク用シートパイプの流用でも好結果が出そうです。 確かにスーパーとライブでは全然バランスが異なりますし車種によって違いはありますが その「スーパーDioに装着して好印象」だったものを「ライブDioにくっつけてどうなるのか」を 楽しめるとも思いますし、ね。
> ・・・ワコーズが気になっていたのは内緒でs(略
これ、ワコーズは私ほぼ経験が無いのでインプレ出来ないです。すみません。 良いとは聞くのですが用品店で気軽に手に入らないといった事があり、昔から じっくり試した経験が無いので…
> 先日コーナーの途中でマンホールが急に出てきて、踏んでしまったんですよ・・・ > そうしたらリア接地感なくなってかなり怖かったです。これがただのバネ状態ですかね・・・(汗
リヤサスですが、これちょっと私の解釈が違っていました(汗 「5cmロング」という表記を「リヤサス長の5mm」の誤記だと思い込んでいまして… -gonさんのライブだとエンジンハンガー自体を5cm延長している、という事ですよね? ブログ記事で再確認しましたのでもういっぺん補足させて頂きます。
で、これはですね、「柔らかく感じる」のは、ハンガーが伸びるとリヤサスの作動角と いうものが変更され、同じ荷重が掛かっても「大きくサスがストロークする」んですよ。
なので、ノーマル車体に同一リヤサスを装着した場合よりは、体感的にはかなり 「柔らかい」と感じるので正常なので、現状だとイニシャル最強でもそれなりに動いている リヤサスになっていると推測出来ます。
そして、その状態が前提だと余計に、小さな荷重でも大きくリヤサスがストロークするので 伸び側減衰力の小さいリヤサスだとサスペンションとしての性能はいまいちになって しまいますね(汗
マンホール踏んで一気にリヤタイヤの荷重が抜け、リヤサスが伸びようとした場合には すこーんと伸び切ってしまいタイヤのグリップを回復する余裕というものが生まれませんし、 リヤタイヤの動き自体もノーマルに比べかなりわかりづらいと思いますから、ある意味 しょうがないとも言えるんですよ_| ̄|○
…はっきり言いますと、エンジンハンガー延長の場合は直進安定性のみならばノーマルを 上回る事は出来ますが、ホイールベースで50mmも変更してしまうとサスの動きやブレーキの 効きも含め、結構限界の低いバランスになっている、と言う事は頭に入れておくと宜しいかと。
これをリヤサス単体の性能でカバーしようとすれば、もっとでかいバイクの荷重を支えて いる様なバネレートのサスペンションと、それに対応出来るダンパーを持つ物が必要に なってしまいますんで。
この手のスタイル的には好んでいる方は多いと思うんですが、言葉を返せば直線の加速 以外は全て危険である、とも言えますからね。 本来ならコレもアフターパーツメーカーが異常に長いのとかをぽんぽん出す様な物では 無いと思うんですが…
> これってイニシャルを真中か弱にして、アダプタ噛ませてちょっとあげてあげれば・・・改善しそうでしょうか?
なので、実際にはイニシャルを変更しても余計に腰砕けの感触になるだけで、それを抑えて くれるダンパー、減衰力があればそれも可能なのですが現状では無理でしょう。
なおアダプターを噛ませてリヤサスの全長を伸ばしても、リヤサス自体の1G沈下量は ほぼ変わりませんから、物理的にリヤが上がる事により多少マシになる可能性はあります。 が、これは実際のサスペンション能力の向上に繋がるという事とは別問題ですね。
> ジムカーナをして・・・不満がなかったわけではないんですよね。ストレートエンドでフルブレーキングすると底付きしますし、「ガツン!」 と効く感じがしましたので・・・
これ、フロントフォークはよく底突きとかと言われますが、フルブレーキングして底突きしない フォークなんてまずありえないですよ(笑
底まで一杯のストロークを使いきるからこそ有効なストローク量も稼げるのであり、これを 仮に「金属同士がごっつんこしない様に」硬いフォークオイルを多量に入れたりすると もう乗れたものでは無いですからね。 逆に底突きの感覚が人間で分かりづらくなってしまい、余計にコントロールしづらいです。
が、いくら最終的には底突きするとはいえ、そこまでいくまでの「ストロークスピード」を 調整してやるのが圧側減衰力の調整、すなわちフォークオイル粘度なんですよ。
だからこそ、「柔らかいから硬くする」といった安易な考えでフォークを動かない様にして しまうと、全ての限界が下がるという訳なんですね。
…底付きなんてスクーターのフォークだとまず結構簡単に起こりえるものですし、それを どう上手く使っていくか、がキーポイントになります。
> 中途半端にやると、どちらもうまくいかないんですね〜(汗 > 今は5cmロングで安定させつつちょっと走れる仕様なので、今回はローダウンは考えずに普通に組んでみたいと思います。
そうですね、あれもこれも、と欲張っていると結局何をやるにも中途半端で、ノーマルより 全てが劣る、みたいな物しか出来ない事が多いんですよね(泣 とりあえず普通に組んでみて、格好も性能も気に入らなければ変更していく、という事で 宜しいかと思いますよん。
> なるほど・・・私は金サスなので若干違うかもしれませんが、一本目は「メスシリンダーから減った量」でオイル量を68tとし、油面で左右を合わせてみようと思います。
ええ、油面管理は別に専用の注射器に筒の付いた物が無くても出来るので、ノギスの 尻とか割り箸とかに目盛りを打った物を突っ込んでもイケますんで是非(笑
後、フォークオイルって結構ねちこいので、メスシリンダー側に残ったオイルの目盛りを 読むのは、オイルを注ぎ終わってしばらく待ってから、でないとダメです。 そうしないとメスシリンダー壁面に残っているオイルが実際の目盛りに反映されていない、と いう事に「かなり」なりがちなのでお気をつけ下さいな。
> なかなか・・・アレですね、合理的と言えば合理的ですが、すごいことをされていますね(笑 > 参考にさせていただきます・・・(爆
…えっと、尻ストロークはマジレスされると逆に照れるんですが(爆 もちろんこれは手法としては冗談ではなく本当にやってますが、さすがにご自身の尻具合と 相談しつつでお願いしますね(汗
> そうですね・・・。とりあえず今回はHDサスは購入せず、今の金サスの中身そのままで組んでみたいと思います。今後またバラす機会もあるでしょうし、それまでにHDサスを入手しておいて入れ替えれば・・・OKということで・・・(^^ゞ
そうですね。と言いますか銀フォーク丸ごとをもう1セット用意して、両方でとっかえひっかえ 楽しんでいく方が建設的だと思いますよ。 いちいち1セットのフォークをあれこれセット変更するのって結構めんどくさいですしね。
> 見た目は最近HDサスが好きなんです(笑 > なので、見た目を変える意味も込めてのHDサスのシートパイプ化だったのですが・・・(^^; > オクで購入して、二本のフォークをOHすることになりそうです(爆
とまあ、こうするのが一番近道かな、と(笑 金フォークタイプの見た目が好きなら中身だけ銀のヤツ、ってのも良いですけれどね。 ちなみに私は銀色が大好きなのは言うまでも(以下略 > ありがとうございます。今回は、オイル&ダストシール、シートパイプリング、銅ガスケット、オイルのみの交換になりそうです。
ええ、それだけでもだいぶ違うと思います。 くれぐれもオイルの入れすぎ等にはご注意下さいな。
後、これも書いてませんでしたがフォーク底のボルト、これはシートパイプと共回りして 外れない事も多いので、思い切りストロークさせておいて緩めるか、電動インパクトを 用意しておく方が良いでしょう。
サービスマニュアルだと普通に緩めるみたいに書いてますがそうそう簡単には外れない 事もあるのでご注意をば。
> そうなんですかね・・・でもマフラーにも他のカウルにも接触した跡は見られなかったんですよ・・・明日もう一度確認してみます!
そして次にカウルのキズなんですが、これはブログの方拝見しましたがあの位置だと バンクやスライドで擦るというのはまず考えられないですよ。 転倒時に後で地面に接触した、という解釈で良いと思います。
で、他にも接地跡が無いならばどこも「擦って」コケたのではない、という事になりますね。 単純にタイヤの限界突破だった可能性が大きいかと(汗
> マシンバランス・・・正直今の私のライブ、かなり悪いと思います。走るならそこから見直さないといけませんね〜(大汗
後もうひとつ。 これ、エンジンハンガー延長車だと、タイトターンのジムカーナにはかなり不向きです、と いう事は歯に衣を着せずに言わせて頂きますね。
ただでさえハンドルコジって曲げる傾向の強いライブDio車体で、ホイールベースを 延長するとクイックにターンする「きっかけ」をとても与えづらくなり、がむしゃらに、と 言っては言葉が悪いですがムリクソ曲げていく方向になりがちで、タイヤの負担も かなり大きくなる、という事はアドバイスさせて頂きます。
> たぶんハイサイドの衝撃で吹っ飛んだ時に手は離れましたね・・・手は離さないほうが良いんですね。覚えておきます!(場合によるかもしれませんが/汗)
ハイサイドの場合はある程度しょうがないんですが、片手だけでも車体を掴んでいると 人間が吹っ飛ばされる力を多少でも軽減出来るので「まだ」安全に繋がるという事で(汗
とはいえ、スクーターといえど乗る時には「腕」には力を込めても「肩」には絶対に 力を込められない、というのはジムカーナでも大切ですね。
そして最後に。 …これ、先月タイヤを交換されたばかりっぽいのでここまで言うのはちょっとばかり気が 引けるのですがフロントタイヤだけはそれなりのハイグリップタイヤを入れた方が 良いですよ。 色々と捗ります(笑
確かに多少お値段は張るかもしれませんが、それは「履いた事が無い」からそう思う だけで、実際に自分の車両に履かせて乗ってみると、何も変わらずお金の無駄だった、 って感じる方ってのは私のスクーター人生の中でも一度も聞いた事がありませんから(笑
雨天も乗るならダンロップを避けBSのBT39SSかIRCのMBR740の実質二択ですが、 これのどっちかを選んでおけば色々と安全や安定にも繋がる事は間違いないです。
何なら、履いてみて効果が無かった、となれば私がそのタイヤ買い取っても良いですよん。 と言いますか、多分目からウロコがぼろっと落ちますよ(笑
減りに関しても、センター溝であればフロントならそうそう減りまくる物では無いです。 この辺も、ハイグリップは異常に減る、という先入観があるかと思いますが、実際には ハイグリップグレードといえど「公道走行可能」でウェット性能もちゃんと考えられている タイヤなので、空気圧パンパンでサスガチガチとかの、阿呆みたいにタイヤをいじめる セットで無ければ5000kmとか平気で持ちますんで、ね。 極端に減る、と言ってる方はその辺のセットも不味いのでは、と私は推測していますよ。
ちなみに、フロントフォークが劣化しててサスとしての動きが悪いと、それだけでも タイヤの減りって速くなったりしますよ。 ほぼノーサスに近い昔のドラムブレーキJOGとかはかなりタイヤ負担はでかかったという 事もあったりします(笑
と、相変わらず長くなりましたが。 また参考にして頂けると幸いです。 管理人でした〜
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