どうも金ちゃんさん毎度でございます〜
さてさて今日も長…くはならない様にレスさせて頂きたいと思いますです(笑
> ハイギアについては、キタコ製を試して見る事に決めました。 > 現在手配中ですので、装着はまだ先になりそうです。リーダー様、アドバイスありがとうございました。
ハイギヤはキタコを選ばれましたか〜 ボアアップと合わせてのインプレも楽しみにしてみますね。
> エンジンですが実走行による慣らしを開始し、7000rpmまでの慣らしを終えました。 > 同時にキャブセットですが、OKO24でMJ110・SJ48・JN中段・AS全閉から3/4戻しのセットで開始するも > 濃すぎて6000rpmまでしか回転上がらず。その後MJを105、102と落としまともに走る様になりました。低開度の領域はまだ薄い症状が出ていて、SJ50に変更してAS全閉から1回転戻しの状態で落ち着いています。次回走行させる時に、ニードルも含めて調整してみます。スロットル開度も、イーキさんの質疑応答にあった、マーキングをしてもっとしっかり把握したいと思います。
エンジンはすでに実走での慣らしの段階に入っているのですね。 すでに7000rpm程度までは慣らされているという事ですが、別段急ぎでないのであれば その程度の回転数を使ってしばらく乗っていても良いかと思いますよ。
ある程度使っていたシリンダーがベースなのでそこまでシビアにはならないと 思いますが、どうしても使用距離の割に劣化していたピストンの方が気になるので(汗
しかしキャブはoko24に変更されても同じ感じの症状が出ているみたいですね。 THVに「3」と刻印あるのであれば3.0番だと思いたいですが…異常なまでにアクセルの 扱いについてこない、という事でなければセットの方向性は間違ってはいないと 思います。
> OKO24をKNマニで仮装着した際、かなり傾斜がついたのですがどの程度まで許容出来るものでしょうか?今はデイトナPE24マニで代用しております。(傾斜具合は画像掲示板に掲示させて頂きます。)
そして本題ですが、早速KNマニ+oko24のセット具合を拝見しました。
ふむふむ…これは前後方向への傾きのみがあるみたいですが、この位ならまず 問題の出る範囲ではありませんね。
前後左右でもキャブの傾きというのは、ダウンドラフト用のキャブでも無い限りは 30°以内に抑えたい所ですが、左右ならともかく前後方向ならばフロートが ちゃんと動きますし、加速時にはフロート室の後方へガスが偏るものなので、 油面さえちゃんとセットしていれば問題無いでしょう。
どうしても物の取りまわしでちゃんとキャブを正立させられない事というのも 多々ありますが、きちんと油面調整しておけばよほどの事が無い限りは 多少の傾きでおかしくなったりはしませんよ。 私自身、油面調整は前提で多少傾いているとかは気にしないタチなので(笑
ちなみに、この手のビッグキャブのメリットとしてはノーマルに比べフロート室の 容量が大きく、エンジン仕様に対してはそれなりの余裕があるという点があります。 それを100%生かす為にも、油面の調整は行っておかないといけません。
とはいえ、PWKとかだと基準値もあるんですが、私は車体を大きく傾けても ほんのり漏れる程度であれば我慢する位にまで、油面は極力高めにセットして おくのが個人的なセオリーです。
バイクってのは基本的にエンジンごとバンクしますし、加減速でも油面の暴れ方と いうのはある程度はあるので、あまりに油面が低いとガスが足らなくなるという 症状もごくたまに出ますから、キャッチタンクを付けてでも油面は限界まで高めで セットしておくのが安定して運用するコツですね。
油面の高低で濃いや薄いをコントロールという手法もありますが、あれはあくまで 副産物であり、実際の運用においては油面が低くてメリットになる事は全く無いと 言っても良いでしょう。
…ストリート仕様のビッグキャブ装着だとキャッチタンクを付けている方って あまりおられないと思いますが、キャッチタンクがあると油面の高さにより どの程度ガスがこぼれているのか、の判断もしやすいので私はくっつけてる方が メリットがあると感じていますね。
一日運用して10〜20ccとかのこぼれ具合であれば全く問題は無く、逆に 全然オーバーフローしない方向性の方が油面ギリギリでおかしくなる場合も あるので… せっかくのビッグキャブなのであれば、たっぷりガスを溜めておく事方が良いと いう事なんですよね。 とはいっても多少乗っただけでオーバーフローパイプからだだ漏れ、というのは ダメですが(笑
> もうひとつは、近い将来PWK28の導入を考えています。知人から安く譲ってもらえそうなので思案中ですが・・・71tの仕様で28パイはオーバースペックでしょうか?
次にこちらですが、okoだけではなくPWK28も入手されるのですね(汗 これは、もちろんチューン内容にもよりますが71ccであればPWK28が過剰な オーバースペックであるという事はまずありえないです。
当サイトのどこかにも書いたかと思いますが、別にPWK28の直キャブでも ノーマルちっくな50ccエンジンにくっつけて運用しようとしても可能なんですよ。 ひとつの例で、私のSS用Gダッシュなんかも排気量は50ccですがPWK29φの 直キャブですからね。
これは単純に「アクセル開度の50%」程度までならちゃんと開度に見合った アクセラレーションになりますが、それ以上は開けても変化が無い、といった 症状になるだけで、開度に対するキャブセットをある程度こなしていれば 「オーバースペック」ではありますが全くセット出来ず走れない、なんて事は なかなかありえません。 ちなみに開度50%というのはあくまで例えですし、レーシングマシンなら50ccでも もっと使えます。
で、実際にもハイチューン、フルチューン的なエンジンでも60ccや70cc位だと PWK28だと正直全てのキャブ口径の性能を使い切る事は出来ませんが、 だからといってノーマルや24φに明確に劣るのかといえばそんな事はありません。
さすがにフルノーマルに対し18φと28φなら前者の方が速いと思いますが、 71ccでそれなりの高効率化を行ったエンジンであれば、決してPWK28が 使えないという事は無い、と言い切っても良いでしょう。 (90ccとか100ccの原付ニ種クラスなら丁度良いと思いますが)
そして、これはあくまで私のスタンスですが… 小さめのキャブだと、全体的にセットが安定する傾向にはなりますし、基本的に ザルなので多少何かが狂っていてもある程度走ってしまうんですね。
なのでノーマル車とかだと過剰なキャブはまず採用されていませんが、レーサーで あれば80ccでもPWK28とか平気でくっついていますし。
なのでストリート仕様だと程好いキャブで無難に運用するのをハナから否定したりは しませんが、ある程度の余裕が欲しかったりセッティングパーツの融通が欲しいと いった場合であれば、オーバースペックだろうが大きな方向に余裕のあるキャブを 入れておく方が色々とメリットもあるんですよ。
別に、でかいキャブを入れているからと言って100%使い切らねばいけない道理は ありませんし、アクセルワーク的に扱いづらくはなるかもしれませんが、ある程度 チューンしたエンジンに乗るのに人間が全開/全閉のスイッチアクセル操作しか 出来ないというのは逆にダメですからね(汗
そういった面でも「練習」にはなりますし、逆にそれを面倒くさいとかといった風に 受け取ってしまうのであれば正直ノーマルに乗ってた方が良い、と私は考えてます。 全く何も犠牲にせずにハイパワーを得る事は不可能ですから。
と、やっぱり長くなりましたが(汗 金ちゃんさんの場合、現在すでにノーマルではなくPEやokoの24を使われて いるのであれば、PWKを導入してもさほど苦労も違和感も無いと思えます。 これがノーマルからいきなりPWKだとちょっと厳しいと思いますが、そうではないので 性能的な面でも運用の面でも、私からPWK28をお奨め出来る、という事で。
後もういっちょ補足で、デイトナマニとかでもインシュレーター部を変更すればそのまま PWKをくっつける事が出来ますし、すでに混合仕様+1本ワイヤー+ハイスロなので 単純にキャブのみ交換というのも可能ですよね。
が、これは落ち着いてからでOKですが、キャブだけ交換してやった後に、 マニホールドの内部通路を極力28φに近づける加工を行ったり、マニ出口の四角の 部分を28φの円と同等面積にまで修正したり、リードブロックのスタッファーも28φ程度に しておく、といった加工もやっておくと気分的にちょっとだけ幸せになれます(笑
ではでは。 参考にして頂けると幸いです。 管理人でした〜
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