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記事No 6154
タイトル Re^3: アイドリング補足
投稿日 : 2011/08/11(Thu) 02:19:07
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
金ちゃんさん毎度でございます〜
今日もちょっとだけ補足なんかを少々(汗


>また質問になってしまいますが、ひとつ気になる点ですが、アイドリングで1分〜2分放置するといきなり何の前触れも無くエンストします。エンスト後はエンジンのかかりが悪くなります。1回目はプラグを外し濡れている感じをウエスで拭き取ったら、即かかりました。2回目は、慣らしで出掛けた先で工具が無く押して帰る覚悟で、15mほど押してからセルを回してみたらあっさりとかかりました。スロー系が濃いのか、油面の状態でそうなのか判断しかねています。

アイドリング放置でエンスト、という事ですが、その日一発目の始動後の
アイドリングであれば、前述の通りエンジン内部は完全リフレッシュ状態には
なっておらず、各部への熱の入りもイマイチな状態なので、そうなるのはある程度
正常なんですよ。

出先でもそうなったという事ですが、これもあくまでエンジン内部は慣らし中の
走行状態ですし、混合仕様であれば始動〜完全温間までに内部に溜まった
生ガスやオイル等を焼き切るのにはそれなりの時間が必要ですから、
元々カブり気味な状態で、不正爆発や着火ミスの多いアイドリング状態で
置いてしまえばそりゃエンストする可能性は高くなりますね。


…この辺、2stでなおかつチューニングエンジンであるとなればなかなか
完全安定とは行かないんです。
完全に暖気してがつんとまくって走り、エンジンはチンチンに熱くなっている
状態であれば、数分のアイドリングでは置けると思いますが、それでも
再発進時には多少は未燃焼の生ガス等がエンジン内部に発生します。

正直、一度エンジンをかけると数kmは走って来ないと何かしらの未燃焼状態は
残ってしまうと言っても良いでしょう。
そもそもアイドリング自体が混合仕様+チューニングエンジンには大敵で
あるんですよ。

これを嫌がって薄めにセットしたり、阿呆の様に混合比を薄くしてしまっても
「完全温間、全開、高負荷」の状態で辻褄が合わなくなるので、はっきり言えば
多少の不便は我慢しないと、チューニングした2stエンジンのパワーバンドを
安定して全力で使う、という事が難しくなってくるんですね。

お手軽始動簡単走行で白煙もあまり出ない、という方向性では2stのハイパワーを
味わう事は出来ないんですよ…


後、前回のご質問の様に、キャブのオーバースペック具合はここいらへんにも
出てくるものでして、アイドリング時のTHVの開き具合をアイドルスクリューで
シビアに調整しても、キャブのメインボア口径がでかければほんのわずかに
アイドルスクリューを回した場合でも、下手すればノーマルキャブを10%位
開けたのと同じ位の「開口面積の差」が出てもおかしくありません(笑

なので余計にアイドリング調整というものが難しく、年中通して安定させる事は
困難になってしまいますね。
むしろ、低回転であるからセットが行いづらいのであり、私はビッグキャブ装着車で
ある場合はアイドリングなんて3000rpmオーバーとかにしておく事も多いですよ。

低回転では不完全燃焼、不正着火が多い上に多めの混合ガスが吸われて
いるとなれば、それをキャブセットのみで1800rpmで大安定、なんてのは極度に
難しいと言わざるを得ませんので…
カブらせたくないのであれば多少なりと回しておけば結構違うモノですし。

これも、ノーマルから変更するならばある程度覚悟はしておかなければいけない
点なのですが、PWK28だとこれはもっと難しくなるという事を補足させて頂きますね。


…ノーマルキャブというのはある意味よく出来ていて、オートチョークがぶっ壊れて
エアクリは詰まってデロデロでスロージェット穴は向こうが見えない様な状態でも
エンジンはかかり、ある程度は走ってしまうんですから本当に凄いです(笑


ではでは。
管理人でした〜

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