さてさて続きになりますが…最近私無茶苦茶長い文章書いているなと 自分でも思ってたり(汗
と言いますか、ちょっとずつ書き足さないと一気にはレス出来ないと言うのが 現実だったりしますね。
> DAYTONA製ボアアップキットの話、 > > これまた驚きの分析結果ですね > あのデイトナ製ですらそれだけの精度のばらつきがあるとは・・・ > こうなると諭吉一枚以下で変える腰上キットなんか一体どんな精度なのか・・・(笑 > > なんかもう何も信じられないですね(笑 > そして他人のインプレなんか全くもってアテにしても無意味という事で(汗 > 本当に自分で目で見て測定した結果がすべてだとしみじみ感じましたです
ええ、これは極端でもなんでもなく、そんなモノだと受け取って頂ければ嬉しいですよ。
しかし、重ねて申しますが私はだからといってデイトナ製品全てが嫌いな訳では ありませんし、それはそれこれはこれ、といった解釈をしないと物事に対して きちんとした理解って得られないと考えていますのでよろしくです。
この辺も…ちゃんとしてるところはしてるよ、と言いたいのですが、現実的に 諭吉さん一枚分もしないボアアップキットなんか、一体どうやってそれをこしらえて 利益を出しているのか全く分からないLVですからね。
そんなお値段なのに、ちゃんとした物をこしらえていると考えろ、なんていう方が 無理がありますんで。
たまにはそういった安価系の物でも「いけそうなモノ」ってあるにはあるんですが、 品質が安定しないのが「安物」の代名詞と言っても良いので、その1個が いけたからといって他の同一品が「いけるという保障」には絶対にならないと いうのが余計に危険度に拍車を掛けている上、人の意見が食い違ったりする 事も多い、というのが今の時代です…
有名メーカーとかでもうんこみたいなコストダウンが見て取れたり、ケチっては いけない部分をケチってやがる、なんてのもザラにありますんでね(泣
> なるほど > そう考えるとリーダーさんは多額のお金と時間を費やして独自で研究や分析をし、 > こうやってHPとして様々方に知恵や情報を提供している事考えると非常に恵まれます私たち(汗 > 感謝です!
いえいえ、こればかりは私の経験と理論等が、皆さんのお役に立てれば幸いだと 考えていますので、今後も活用して頂けると嬉しいですよ〜
一般的な情報やらネームバリューやらに簡単に踊らされて欲しくない、というのが 本音ですが(笑 近年はあまりにユーザーをナメきって子供騙しをしている物が多すぎるのが 我慢ならないので…
多少であればふーん、でスルーも出来ますが、某ヤフオクとかだと顕著ですが、パーツの 販売にしてもサポートはしない&特性は知らない&取り扱いは経験者にお願いしろ、とか 書いておけば全て済むとか考えてるのには反吐が出ますね。
真っ当に効果の出る訳の無いモノを売っておきながらも、平然とそんな事をぬかして いるってのは私には看過出来ないです。 一般の顧客はテストライダーじゃないんだぜ?と言いたいですよ(笑
と、頭が熱くなってるので冷ましながら駆動系へと(汗
> お!やはりこの手法でしたか(笑
計測方法ですが、これは実に簡単なんですよ(笑 ちょっとした頭の使い方とも言えますが、ギヤの組み合わせでもスプロケと チェーンでも同様に判断が出来る、と考えればなんら不思議ではありませんね。
> なるほど〜 > らしいですねAF18E系の大径駆動系(汗 > ベルトもボスもAF34E系の大径より短い見たいですし
おっと、かなり勉強されているみたいですね〜 そうです、おっしゃる通りAF28ZXと35ZXであれば、減速比に関わっている パーツ構成そのものはベルト以外変更無しといっても良く、そうであれば ベルトはAF35ZXはAF28ZXより単純に長い構成であるのに、AF28ZXの最大減速比が AF35ZXよりも大きくなる訳が無いんですよ。 (ボスは同じと考えた方が良いです)
で、プーリーの横スライド量もほぼ同じなのに、その状態から最少減速比は 双方共に全く同じになる、となれば完全に矛盾していますからね(笑
> ドリブンフェイスのピンの高さとかも関連してたりするんですかね
いやこれは減速比にまでは関係無いですよ。 あれはあくまで、GダッシュとかAF28ZXの場合、ベルトの長さのせいで 最少変速状態ではある程度ドリブン内側に向かってベルトがめり込んで いますよね?
その反面、AF35ライブDio-ZXはベルトのみが長く、あまりめり込み具合が 無い訳です。
これ、あまりめり込み具合が無い、という事は…前回のドリブンの「閉じ具合」が 違っているという事で、ベルトが長いAF35ZXだと最少変速状態においては 結構閉じていて、ピン位置もそれにあわせて開けられているといった 設計思想があるはず、 と私は分析していますよ。
これはピン位置が高い物が先に「短いベルト用」に開発されており、ライブの 発売時にはベルト長変更に合わせてわざわざピン位置を変更してきて いるといった理屈だと、 99%くらいは分析出来ていますね。
ライブでピン位置が高いままだと、ベルト幅が減ってきた時にドリブン皿の 閉じ側ストロークが無くなってしまい、まともに走れなくなってしまうといった 事の予防策になっているはずです。
メーカーってのは、仮に劣化が進んでも根本的な特性は早々変わらない、 もしくは不具合が出づらい、といった所まで考えた上で、一流の設計者が 設計しているものなので…
…小難しい話ですが、別にホンダがそこまで深く考えていないのであれば わざわざ新規品番のドリブン皿なんて用意しませんし、流用しておけば コストも下がるのに、わざわざライブ用に新規にこしらえていると言う事は そういった何かしらの理由がある事に他なりませんからね。
メーカーってのはまずはコストが一番で、多少であれば効果のあるシステムが あったとしても、コストに対して見合わないのであれば採用しない、というのが 基本ですから、これも純正品というものを分析していくにあたっては大切な 要素になったりしますよ。
> それなんですがもの凄くタイムリーな話←またですが > 友人とVベルトのケブラーの話になって(笑 > なんかケブラー部分のゴム?がある程度削れてくるとグリップするようになり、速くなるらしい・・・ということを聞きまして
次にベルトのお話ですが…えと、すみませんがちょっと私にはおっしゃって いる事の意味合いを理解出来ません(汗
ゴム面が削れてくる、といっても、芯線は最初からむき出しだと思いますし、 馴染ませる、といった意味ではそれは初期アタリを取る為の単純な慣らしの 時期なのでは、としか解釈出来ないです…
> 早速その辺に落ちてたGAG-751ベルトを測ってみたところ、まず約1mm〜2mm部分がやけにゴムがテカテカしてる(笑 > これってもしかして一番グリップしてるテカってるんじゃ? > 予想が的中してるかは測定してみないと分かりませんが、何だかの可能性を感じましたよ(笑
えと、その解釈はそれで合っているんですよ。 光っている、というのはそこが擦れあっているというより、空転している場合も ある、という事ですからね。 ほとんど力が掛かっていない、ベルト側面の一部分はゴムちっくなままですし。
これと合わせて、プーリーのベルト摺動面を見ると、最少変速状態と最大 変速状態の部分って明らかに強い擦れ跡がありますよね?
これって、その部分では多少ではありますがどうしてもベルトというものが 空転している証拠であり、全然全くこれっぽちも滑っていない、というのは 不可能なんですよ。
が、基本的にはベルトってのは一番負荷の掛かる所が補強されていて しかるべきである、というのが一番の構造の秘密にもなっていますね。
> これはリーダーさんの代表的な世間の理論をひっくり返したコンテンツですね(笑 > 確か私も以前は熱ダレ=センスプのバネレートの低下と誤信してましたが > 良く考えてみれば金属よりはるかに熱に弱いゴム製のベルト影響って。。。なりますよね(汗
いやいや、私はあくまで分かりやすく解説しただけであって、世間の理論を ひっくり返したとかの大事にまではなっていないかと(汗
…本当にあの位のコンテンツで世論をひっくり返し、誰も彼も納得したのであれば 一切合財センタースプリングが熱ダレ、なんて意見が消え去らないとおかしいと 思っていますんで。
ぶっちゃけるとこれって、最後の実験は某巨大掲示板での論争を見たからで あって、理屈が矛盾しているのが分からんのかなこの人達は…と思ったのが、 分かりやすいコンテンツをちと追記した動機だったりしますけれどね。
温度計でも持ってくりゃベルトとスプリングのどっちが熱いかすぐ分かる物を、 俺は測らずとも分かるとか、センタースプリングは100℃をはるかに越えて いるのは確実だとか、かなり失笑モノ…いや、大爆笑の意見ばかりでしたけれど(笑
> なるほど(汗 > なかなかややこしい部分見たいで、若干混乱気味です(笑 > どうも閉じる方向というのが難しい・・・(泣
そうですよ。駆動系の構成と作用、その動きというものはかなり難しいんです。 構成自体がシンプルだからといって、動作原理も簡単な訳ではありません。 DIO50RRさんの様に悩むのは至って正常だと思いますよ。 ここをナメてると一生駆動系初心者からの脱却は出来無いという罠がありますしね(笑
> 実際にその辺に落ちてた大径用ドリブンユニットとベルトを持ち少々考えてみまして > 確かにドリブンが完全に閉じ切ってしまっている状態(閉じ側への余裕が無い)と負荷がかかる一瞬に > 開くまでのロスでベルトがスリップしてしまいそうな事なのかなとなんとなく理解したつもりですが(汗
こちらですが、おおむね正解ですよ〜 と言いますかDIO50RRさんってかなり考えられる方なのですね。 私が逆の立場なら、これだけ一気にまくしたてられたならばある程度で放り出して また後で考える、ってなりそうで(以下略
>負荷がかかる一瞬に開くまでのロスでベルトがスリップしてしまいそう
で、ここだけちょっと違ってるかもと思いますが。 ベルトが引かれてトルクカム負荷が掛かると、トルクカムはまず閉じようとする 動作になるんですよ。
で、その一瞬を通り越してから変速(加速)が始まる訳で、その最初の最初、 ベルトがしっかりお皿の軍団にグリップするまでの一瞬、この状態でも ベルトは極力空転してはならず、これが空転しまくっているとクラッチが先に 食いついてしまい、ベルトスリップ状態のまましばらく加速してしまうんです。
これが絶対にやってはいけない事で、半クラが無いという致命的なポカを やらかす要因にまで繋がるので、その閉じ側の余裕と言う物は絶対に 必要である、とお考え下さいな。
> そしてドリブンに乗っかってる状態=完全に閉じ切り+限界を超してるLVだということなんだとわかりました
と、結局はこれに繋がるんですよ。 が、一見ベルトがドリブンユニットに載ってるだけに見えても、実際には ちゃんとベルトは挟まれていて閉じ側の余裕もある、といった構成も ごくまれにはあるので、ぱっと見ただけは判断は出来ませんが… そういったブツだと9割方は実際にもおかしいですけれどね(笑
> ACEWELL確かに最近の流行で多機能なので以前かなり狙ってましたよ(笑 > ただタコメーターが100rpm刻みというところでちょっと気にしてたり。というか10rpm刻みのデイトナタコや追浜タコ > それ以外のメーターはだいたい100rpm刻みみたいですがね(笑 > 100rpm刻みの方が遥かに選択範囲が広がりますし、多機能で豪華なので欲しいと思ってますが > リーダーさんはこの辺の違いとかは気にしたりしないのでしょうか?
ACEWELLですが、タコメーター精度は100rpm刻みでしたっけ。 が、大切なのは100rpm単位であろうが10rpm単位であろうが、エンジン自体の 回転変動にきっちりついてくる最低限度の表示のレスポンスであり、変速回転数自体は たかだか10rpm程度の単位で把握出来るLVでは何も変わらないと言っても 良いでしょう。
10rpmを気にする、なんてまず不可能ですし、そこまで詰めなければ真っ当に 走らないのか?と思ったりしますしね(笑 なので実用上は全く問題はありませんし、逆に実際のレスポンスが良すぎる 物だと見づらい位です。
> 次から次へと話が弾んでしまうので、ここまで来ると流石に掲示板の領域では無くメール等で返答した方が良いのかな?と思ったりしてますが(笑
最後にこちらですが、別にこういったお話は掲示板でもOKですよ。 そこまで深い所に踏み込んでいる訳では無いと私は考えていますし、 すでに公開してある物に対してのお話ですから全く問題も無いと考えて いますね。
後、メールでももちろん様々な方々からご相談等を頂く事がありますが、 掲示板だと当人同士だけではなく、ここを見ている第三者の方々が 見た上で役に立てて頂けるかも、といった可能性も大きいですからね。
ウェブサイトを運営している以上、そういった方向性の方が私はどちらかと 言えば好みだったりします。
これも、私個人は可能な限り「情報の共有」を考えていますので、メールの やりとりでも良いのですが、出来る事ならば公の場で他の方々の目にも 触れられる情報をご提供したい、といったスタンスですので。
前述の様に、デイトナのボアアップみたいなお話でも、公開しない方が 良い面も確かにあるんですが、私はそれ以上に公開した方が多くの 方々のメリットになる、と判断しましたから。
が、どうしても裏話的なモノがお知りになりたいとかであれば、それはメールでと いった感じで誘導させて頂きますが、それはなかなか無いと思いますしね(笑
ではでは。 また長くなりましたが、今回はこのあたりで失礼をば致しますね。 管理人でした〜
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