ともっちさん、初めまして。 管理人ねぎのリーダーでございます〜
当HPも参考にして頂けている様で嬉しいですよ。 どうもありがとうございます。
さて、画像板拝見しましたがこれはJOG系の弱みですよね(泣 ここまでインナーレースが爆裂するというのも珍しいですが、 元々弱い所なのでしょうがありませんね…
と、これを私ならどう対処するか、と言えば、ベアリングの アウターだけがアルミのカバーに残っているのであれば、 普通にベアリングを外す時と同じく、コンロ等であっためて アルミの熱膨張を使って取り外しますね。
クランクベアリング等と同じで、アルミ材を熱すればベアリングの 金属より熱膨張率が高いのでベアリングはぽろっと取れてきますよ。
網等を使ってガスコンロまたはストーブ、電熱器の様な物の上に カバーを載せ、弱火でじわじわ温めてやり、120℃程度まで 達すればこういった物だとまず抜く事が可能です。
水滴をカバーの上に垂らしておき、それが蒸発してしばらく経った 頃合、といったイメージだと分かりやすいかと。
こういった奥まった止まり穴へ圧入されているベアリングだと 内掛けプーラーで抜いても良いですが、アウターだけ残ると それも難しいですから、無理に力を掛けようとせず、じっくり コトコトと温めてからコツンと叩くか、もしくはベアリングの 入っている方を下向きにして熱し、自然落下させるというのも 手ですね。
ただし、何らかの理由でベアリングの外輪がカバーのアルミに 大してキズをつけてめり込んでいる、とかであれば多少は叩いて やらないと動かなかったりもしますのでご注意をば。
基本的に、異種金属で圧入になっている部分だと熱膨張というのは 様々な部分で使えますから、そういった方向性も練習しておくと 色々と役に立つ事もあるかと思いますよ。
が、電化住宅等でガスコンロやストーブ等がない場合だと ちょっと難しいですが、携帯型のボンベ式ガスコンロ等でも時間は かかりますが不可能では無いです。
後これは個人的な意見ですが、サービスマニュアル等ではこういった 作業の場合はガンガン打ち抜いたりゴンゴン叩き込んだりの指定では ありますが、ああいうのは「壊れたものを一度だけ補修する為」の 手法でして、パーツ自体を大切にしたいのであればそういった手法は あまり好ましくない、と私は考えていますね。
それと補足ですが、JOG系はここのベアリングが弱いのは、ギヤオイルが ここのベアリングまできちんと届いていない、といった説もあるので 私はJOG系だとギヤオイルをちょっとだけ多めに入れてたりしますよ。
ではでは。 ややこしいトラブルだと思いますが、解決する事を祈っておりますです。 管理人でした〜
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