VZR00166さん初めまして。 管理人ねぎのリーダーでございます〜
さてさて、点火時期コンテンツを参考にして頂けている様で嬉しいですよ。 どうもありがとうございます〜 …あんなややこしいモノ誰の役に立つんだ、と思っていたのは内緒ですが(汗
と、コンテンツ内のDio系用のインナーローターなんですが、あれは残念ながら タイプ2のデータでして、タイプ1のRMタイプ品では無いんですよ。 CDIを使用しないピックアップ部の特性で点火時期が変わる品でして、いくつか 品番の違う物を計測した結果、というデータなんですね。 しかしDio系専用でキタコのタイプ1ってありましたっけ?
と、別途CDIにて点火時期制御をしているインナーローターの場合だともっと 変化量が大きい場合もあるので、こればかりは実測を行われるのが一番 宜しいかと思います。
と言いますか使っているCDIが同じであれば、流用等でローター本体の径が 変わらなければ点火時期の変動具合自体は変わりませんが、実際に何回転で 何度、といった数値は結局は実測に頼る事が大きいですしね。
そして…これだけでは建設的な返答になってないのでちょっとだけ計測のコツとか。 すでにご存知でしたら申し訳ありませんが。
2極コイルタイプだとキタコタイプ2の1極と言われるタイプよりは把握しやすいですが、 ローターに180°対称に埋め込まれている磁石のはじっこ、磁石が切れるポイントが 「コイル側の鉄芯?部分から離れる瞬間」に点火パルスを送っているので、 まずはローターベースを適当な所に固定した上で、そのパルス発生ポイントが クランク角度でBTDC何度であるのかを見極めるのが先決でしょうか。
点火パルスが発生するのは「磁界の切り替わる瞬間」なので、2極マグネットの ローターであればS極とN極の2つしか存在しないのでまだ把握しやすいかと。 余談ですがキタコのタイプ2だと、S→N→S(逆かも)と3つの磁石があり、2番目から 3番目への磁界反転の瞬間がパルス発生、といった、何故かDio系の物のみ こうなっているというややこしい仕組みです(笑
これを把握した上でローターとベースにマーキングして各回転域での点火時期を 実測しまして、仮にローターベースでのパルス発生ポイントがBTDC15°であったとし、 実測の点火時期が10000rpmでBTDC20°であったとすれば、10000rpmでの 点火時期は、パルスを拾ってから5°進角操作されている、といった分析になります。 (物によっては15°で拾って30°点火というのもあったり)
これを1000rpm単位で全回転域を測って行かないとまず正確な特性という物は 出せませんし、進角/遅角率という物も把握出来ないんですね。 低回転域に関しては計測する価値はあまりありませんが…
と、ざっとではありますが参考にして頂けますと幸いです。 管理人でした〜
P・S ダブった記事は消しておきましたのでよろしくです。
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