金ちゃんさん毎度でございます〜
さてさて今回も事後の報告、どうもありがとうございますです。 実際の加工調整とその後の体感、非常に興味く拝見しましたよ。
> @始動〜アイドリング > ・チョークを引かず始動可能になった・・・(始動出来ても、暖気されるまではエンストします) > ・変更前2000rpmのアイドリングが3000rpmに変化(点火時期とは無関係かも知れません) > ・回転は安定していて、若干音が大きくなった。 > ・温度の上昇が若干早くなった。
まずチョークを引かず始動可能になった、といった事、これは特性的には点火力の 違いといった事が大きいでしょうね。 デイトナよりキャビーナCDIの方が始動時の点火時期が進角しているといった事も あるかとは思いますが、その点も0ではありませんが単純な火花の強さ、という事が メリットになっている、という事なんですよ。
何を隠そう、CDIを使用するにあたり「始動しづらい場合はプラグギャップを詰めて下さい」と 推奨しているのはそのデイトナですから、ある意味当然といえば当然だったり(笑
アイドリングが高くなるのも、そういった点火力の面の影響はありますし、音での変化も 含め、走り出してもいないのにそれだけ変化があった、というのはとっても面白い点に なったりしますしね(笑
> A6800rpm辺りまで > ・回転上昇が早くなった、パワフルでレスポンスが良い。 > ・スロットルを開けると「ドヒュッ」っとすばやく回転が付いてくるのでほんの出足が良くなった。 > ・この回転域の音は確実に大きくなり音質も変わった。 > ・温度は以前より上がっているが、ファンの回転も同調している為か冷却は追い付いている。 > なので温度計での上昇は以前と比べて僅か。
回転上昇が速くなった、というのはスクーターの場合はアイドリングからアクセルを 開け、全開時の変速回転数までの到達、といった所でしか判断しづらいですが、 それも十分に体感されているみたいですね〜
これ、一定巡航速度やアクセルOFF状態からの再加速でも差が出ますし、スクーター的な レスポンスの良さも得られた、という事で。
> B6800rpm〜9200rpm > ・ほぼ変化なし、点火力は向上しているので(ヘッドから2cm程度遠ざけて強い火を確認済み) > パワフルになった様な感があるが、体感では読み取りが難しい。 > ・温度も以前と変化無し。
メインのパワーバンド内は残念ながら大きな変化は体感出来なかったみたいで。 が、今後エンジン腰上を開けてみると何か変化があるかもしれませんよ?と いう点を密かに(以下略
温度に関しては、多少の点火時期の進角…と言いますかある意味適正化ですが 当然、真っ当に燃焼が行える傾向になればそれだけ発熱量も増えてしまいますけれども 「角度的に4〜5°」進角させたという「イメージ」だと、もっとヤバくなりそうな感じがしても おかしくないハズなんですよ(笑
が、各部がきちんとしていればそんないきなりぶっ壊れる様なトラブルには繋がらない、 という事は金ちゃんさんも身をもって体感されたかと思いますので…
「遅すぎる」点火角度からの進角加工のみでいきなりプラグ真っ白とかピストンが あなぼこーんとかってなるのは他が悪すぎる証拠に他ならない、というのは改めて 記させて頂きますね。
> C全体通して > ・ノック音等の異常は無く、冷却も追い付いていて温度変化ほぼ無し。 > ・低回転側は基準であるBTDC14°よりも遅角のデイトナPAから変更した為か変化が解り易い。 > ・もうひとつフライホイールがあるので、BTDC19°〜20°を試してみようかとも考えています。
ノック音、というのはノッキング音だと解釈しますが、これって普通のいじくり方で あれば、カンカン!といったノッキング音ってなかなか出せる物ではありません。
異常燃焼のデトネーション、なら話は別ですが…よほど無茶苦茶をしない限りは ノック音なんで出る方がおかしく、ちょっとのセッティング等で簡単にノッキングを出して しまうのであればエンジン構成が不味いどころの騒ぎでは無い、と言っても良いので。
ノッキングが起こるのはハイチューンの証だ、みたいな事も聞いた事もありますが、 そんな無茶をハイチューンだと考えるのは明らかにおかしいですからねえ…
と、次回はBTDC19〜20°を狙われるみたいですが、現在と1°しか違わないのでは おそらく体感は出来ないかな、と思います。 もちろん実際にやってみる事も必要ですが、もうちょっと行ってみた方が色々な意味で 面白いのではと私は考えますね。
> デイトナPAですが、仕様によっては使い道もあるとの事でこれはセッティングパーツとして > 保管しておきます。改めてこのCDIのカタログを参照したのですが、 > 「50rpm毎に点火時期をフルデジタル化してプログラミング・・・」 > ・・・っと記されていました。あの特有のチラつきと言うか見辛さは、この細かさも関係している > のかなとも思いました。点火力は実際にヘッドの端の方でスパークさせてみましたが、やはり > キャビーナCDIの方が強く、2cm程度離していても力強い火を打っており怖い位でした(汗
そうですねえ…実際にデイトナの売り文句としてはその50rpm毎に点火時期をプログラムして いるというのは間違いでは無いのかもしれませんが… そんなの検証のしようがありませんし、むしろそこまでピックアップ部分の周速をシビアに 拾えてるのかよ、といった疑問が沸きまくって仕方ありません(笑
あのデイトナパワーアドバンス特有のちらつき現象はその辺りに要因があるのではと いった事は私も考えた事がありましたが、他のデジタル制御系CDIのZEROやPOSHでは そうはなりませんし…デイトナが「正確な」点火マップを公開でもしない限りはどうしても 正確に判断する事は出来かねますね。
> 今回もまた有意義な勉強をさせて頂きありがとうございます。 > 点火時期に限らずですが、まだまだ入り口・・・これで終わりとせず引き続き検証等行いたいと思います。 > まだまだ課題は山積です〜(笑
いやはや、これでタイミングライトの元も取れたかと思いますし、見えない物を 見て判断する、といった事柄のお勉強にもなったかと思いますので万々歳かと。
工具一つでここまで楽しめる、というのもなかなかオツなものかと思いますし、 今後も色々と楽しんで行って頂きたく思いますです。
ではでは。 管理人でした〜
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