teketekeさん毎度でございます〜 いつもながらの管理人でございます。
さてさて、金ちゃんさんからも色々ご意見が出されている模様なので私からも 多少の補足なんかをば。
> プーリーは劣化が始まってるのは見た目でわかりますね〜。 > 中心部が荒れてる感じも無いのですが、最外周の縁だけが > 強く残ってしまった感じです。 > > 概算で、今日現在1600kmの使用かと思われます。
プーリーは1600km走行、という事であれば、金ちゃんさんもおっしゃっていますが さほど劣化が促進されている訳では無い走行距離かと思います。
が、かといっていくらノーマル風味エンジンだからとはいえ、その距離ではまだまだ ド新品でばっちり行けるぜ、といった距離では無い事は気に留めておかれると 宜しいかと思いますよ。
金ちゃんさんの日記等を参照させて頂くと、社外品プーリーでは1000km程度の使用で ボスメタルが明確に劣化している、といった症状も見受けられますが、71ccの排気量と 各部をチューンしている上、たまにMAX最高速度まで引っ張るともなればプーリーへの 負荷というモノは洒落にならないLVなので、私の意見としても「そんなもんでしょう」と しか言えませんしね。
段付きでの磨耗という物も当然のごとく悪影響は出ますが、社外品の場合は メタル部分の材質のクオリティがかなり怪しい物もあり、ちょっと使っただけで すっぽ抜けてくるとかといった物もありますし、耐久性に関してははっきり言って そこまで持つものではありません。
これが純正品、もしくは純正加工品ならかなりマシなLVになるというのはありますが、 それでもいつまでも安定した性能が出るものではない、という事は常々お忘れなき 様にお願いしたい所ですよ〜
> > 「熱ダレ」の有無確認は温度管理が宜しいのかなと私は思います。
コレに関しては私も金ちゃんさんと同意見ですが、特にプーリーやベルトなんかは 明確に「新品交換する時期」を決めておくのが一番なんですよ。
人によって劣化の感じ方は違いますが、「何km走ったら新品交換する」といった事を 常々行っていけば、ワケの分からん不調とかタレなんかとはほぼ無縁になるんですね。
劣化したパーツをいくら誤魔化そうとしてもそれは全く意味は無く、グリスアップ等も 良いですがパーツを新品交換でリフレッシュする、というのも立派な「メンテナンス」の 一つではありますので…
ちなみにメイン板でも書きましたが、クランクケースカバーに穴を開けて駆動系の 冷却を行っていると明確に「減り」は遅くなる、という事も付け加えておきますね。
> このKN企画のベルトですが、最初からモッサリ感がございまして嫌いな > 部類のパーツなのですね(笑)それで800km程の使用後に外して純正ベルト > へ交換した次第ですが、今回のワルサするに当たり登場となった訳です。
社外品に限らずですが、ベルトというモノはゴムなので、しばらく使ってみて自分の 車両の駆動系構成に馴染ませないと良否の判断はしづらいんですよね。
最初はもっさりかもしれませんが、ある程度馴染めば良くなってくる事もありますし メーカー規定の純正寸法値と比較して全然違うとかで無ければしばし様子見も アリでしょうが…800km使ってイマイチならもう駄目だと断言しても良いです(笑
> 新品時は18.2mm、今日現在と最装着時も17.5〜17.8mmと測る場所に因って > というか、結構細かに太さが違う箇所が有って、捩れるベルトなのでは? > とか思ってます。太さのバラツキが出るって在り得ますでしょうか?
太さのばらつき、ですか… これ、私もベルトは何十何百と計測してきていますが、コンマ1とか2弱位であれば 長期間使っているとその位の幅の差は出てくるものでしょうね。
> ちなみに現在装着している純正ベルトは現在17.6mm程度です。
が、0.6o減らした時点で0.3oも幅の差がある点が存在すると言うのはいささか 気になるLVではあります。
> なんかベルトの減りが早い気はしますです^^;
さすがにノーマル風エンジンで800kmの走行で幅が0.6o減る、というのはちょっと おかしいどころの騒ぎでは無いでしょう。
純正GR1でAF28Dio-ZXフルノーマルならば0.6o減らそうとすれば…乗り方にも よりますが4〜5000km位は走らないといけない訳でして(汗 いくらホンダスクーターのベルト側圧が強めの設定とはいえ、そこまで減ってしまうのは 他が正常ならばベルトがおかしい、としか言い様がありませんね。
…これはあまり言いたくありませんが、私は「特に」ベルトってのは純正品以外の物は 安物買いの銭失いの代表格である、と分析していますんで(笑 中には良い物もあるのかもしれませんが私は一切必要としません。
そもそもそのイメージが強すぎて純正品以外を使うという選択肢なんてハナから 無かったりもしますし、純正品に不満自体無かったりしますからねえ〜 お値段に関してもそこまで差がある訳ではありませんし、耐久性の面も鑑みると 損するだけだ、と言い切っても良いでしょう。
> そうなのです。6個同じくして運用するのが常道だとは思います。 > 好みも多少変ってきて、today純正WRをセットしようか、デイトナ > で6.5g入れるかなと思ってます。
WRに関してはですね、純正で存在する重量の品があるのであればそれで問題は 無いと思いますよ。 デイトナなら比較的耐久性はありますが、駆動系の構成上、ランププレートのカドに WRが刺さりこむという傾向が強いのでWR自体で耐久性を上げる、というのは ホンダ系スクーターでは無意味に近い、と言っても良いんですよね_| ̄|○
> ZEROの重量設定の細かなWRも有りなのかと思いますが、 > 実際の運用面を考えるとあまり乗り気ではありません。
ZEROの物は微調整にはもってこいなのですが、0.25g刻みで変速回転数を調整する 事が必要になってくるのは…
仮に総重量が18gで13500rpm変速、19.5gだと13000rpm変速になってしまうのでその 間が欲しい、とかいったシビアなセットを必要とする時のみでして、多少の重量変更が 大きな変速回転数の変動に繋がらない「仕様」では使う価値はあまり無いと思います。
3個仕様にせざるを得ない位に軽いセットで、なおかつ選択肢が無い、といった 状況でしか使いでが無いかとも。
> なにかそのような気はします。悪い方向へ作用するなら、まだ進行するはずなのですが > アタリが意外に良いのか感触も悪くありません。クラッチ周りに関しては取り越し苦労 > であったようですね^^;
ええ、クラッチ廻りって意外と気にされる方が多いですが、ベルトスリップバリバリの 無茶構成とかであればこそ大きな悪影響が出やすいのであり、ノーマル風味等の しっかりした構成なのであればやろうと思ってもおかしくする事自体が難しいので(笑
> あはは(笑) > ごめんなさい。ついつい堪え切れず一度に手当てしてしまいました^^; > この辺り、ツメの甘さですが、実験に成りきれてなかったとも…(汗)
可能であればひとつひとつのパーツを「他は完全に真っ当である」状態に対して 突っ込んでいくのが最良なんですよね。
…なので、基本的にはあまり使っていないバッチリな構成の駆動系パーツを 他に1セットはいつも用意しておく、というのが一番分かりやすいんですよ。
何かおかしくなったな、と思えば疑わしき物を正常な物と交換していけば 一発で分かる物なので。 これこそがトラブルシューティングの基本でもある「消去法」ですね(笑
> 少し、「熱ダレ」と言う事柄を大きく考え過ぎて、 > あまりに大雑把な検証をしてしまった感じですね(爆)
これはですね、では言葉を返せば「クラッチイン&ミートが高い車両」であれば、 他が正常にあるにも関わらず熱ダレの様な症状が出てくるのが早いのか、と 考えれば答えは出てくるんですよね。
クラッチイン8000rpmとかの車両だと少し走っただけでもっさりしておかしくなって しまうのでしょうか、という事で…
後、これは揚げ足取りで申し訳ありませんが、金ちゃんさんのアドバイスの中で
> リーダーへのレスによると、現在装着中の純生ベルトの幅は17.6mm程度との事で > エンジン&駆動系がノーマル構成であればまだ大丈夫かとも思われますが、 > 0.5〜0.6mm程度磨耗と言うか幅が痩せて来ている可能性があるので、 > 0.5mmのシムワッシャをお持ちでしたらランププレートとクランクシャフトの座面の間に > 噛ませれば応急処置にはなるかと思われます。 > 現状ですと0.5〜0.6mmのシムワッシャをドライブフェイスとボスの間に噛ませたのと > 同じ状態になっていますので、発進も最高速もローギヤになっている筈です。 > すなわち発進時はクラッチイン高目で出足良好、最高速は落ち気味・・・
といった記述があるのですが、ちとツッコミをば。
0.5oベルト幅が減っている、という事は金ちゃんさんのおっしゃる通りでボスを0.5o 長くしたのとほぼ同じ事になるんですね。
と、問題はそれではなくてその補正としての対策「シムワッシャーをランププレートと クランクシャフト座面の間に噛ます」という事でして、実際にこれを行ってもドライブ側の ユニット全体が「外側」にズレるだけで意味がありません(汗
これは、「ボスを0.5o短くした上で」ランプとクランクシャフト座面の間にシムワッシャーを ベルト幅が減った分(0.5o)だけ噛ませる、といった意味合いでして、実際にベルトの 幅の減りを補正しようとすれば「ボスを短くしないと」シムワッシャーだけを噛ませても 意味が無いんですね。
なので、元々が36oのボスであった場合、ベルト幅が0.5o減ってしまうとそれを補正 するには、「35.5oのボス」を入れた上で「ランプ裏に0.5mmのワッシャー」を追加して やるのが正当なんです。
これは、ノーマル構成に対してドライブフェイスの絶対位置を変更しないと言う点を 加味していることもありまして、実際にはボスだけ短くしても0.5o位ならさして問題は ありません(笑
が、こだわるならばドライブフェイスの位置というモノは極力変更すべきではなく、 ドライブユニット自体を手前&のどちらかにも移動させてもベルトかかり径というモノは 変わってきてしまう、という点を考えるとよく分かりますね。
…とはいえ、フルノーマル構成ではベルトは幅が1o減ればもう正常動作が出来なく なってくるので、1o減る前にはもう交換すべきなのが基本ですね。 この0.5oというのはあくまで段階的な辻褄合わせなのであり、1o減ったベルトに対して 35oボス+1oシムワッシャーといった仕様ではドリブン側の動作がおかしくなる可能性は かなり高いので。
ドライブ側のベルトかかり径はほぼノーマルを維持できますが、ドリブン側のトルクカム 皿の閉じ代が完全に0に近くなるので実際にはそんな事はやっちゃ駄目ですね(笑
と、余談が長くなりましたが多少ややこしいので理屈はともかくそういうもんだ、と いった感じでよろしくです。
ではでは。 管理人でした〜
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