イ〜キさん毎度でございまっす〜 自販機で缶コーヒー買ったら冷たいのが出てきて凹んだ管理人です(泣
さてさて…今回はちょっとアドバイス内容的にショックを受けられるかも しれませんがよろしくです(汗
> そしてオイルポンプは純正品を入手しました > 購入価格・・・¥8295でした(アセアセ
オイルポンプは純正新品を奢られたのですね〜 新品リフレッシュであればそれなりに持ちますから、今後の憂いは少なくとも 改善された、という事で一安心ですよ。 …単価が1万円にまではまだ達してなかったのは僥倖だったかとも。
> オイルポンプ交換を済ませ > いよいよ腰上ですが〜 > > トップのリングがなくなっていました > またピストンも二箇所欠けていました > 心配していたシリンダーですが > あたりのきつい箇所が二箇所有りましたが > イケル範囲と判断したのでそのまま組み付けました
腰上にはやはりダメージがあったみたいで_| ̄|○ しかしリングが飛ぶとなればかなりの物ですが、それがシリンダーに対しては 傷を入れていなかったのはこれまた幸運だと思いますよ。
ただ、リングがピストンに対して残っていないとなれば、カケラは全て排出されて いれば良いのですが、こういう場合は腰下を逆さまにして洗いまくる&エアブローで なんとかカバーするしかありませんしね…
> 私もこれでピストン交換は、五回こなしたのですが > ちと疑問が・・・ > > 純正ピストンリングを発注すると(品番13010-GW0-306) > 外周がメタル(銀)色のリングと鋼(黒)色のリングが来ますよね? > 以前、海外社外品のピストンキットを購入したことあるのですが > リングは、二つとも外周がメタル(銀)色でした > > 私の場合、純正品のリングの場合、メタル色を下部の溝へ > 鋼色のリングを上部の溝へ装着しているのですが正解ですかね?
次にピストンリングの件ですが…こちら、結論から先に出しますとそれは 完全に逆になってますよ(泣
通常、と言いますかその品番のリングであれば、外周が銀色の物がトップリングで 素地の黒い色の方がセカンドリングになっています。
これ、そのホンダのリングは上下の区別は存在しており、トップリングは「キーストン」 タイプと呼ばれる、片面のみがラウンドしていて傾斜のある断面形状になっており、 対してセカンドリングは断面が四角、上側面も下側面にも傾斜の無い「プレーン」タイプの リングが採用されているんですよ。
基本的にピストンリングの構成という物は、車種にもよりますがトップリングには キーストンタイプの物が用いられている設計が基本でして、一部の車種や社外品の 劣化コピー品とかであれば上下共にプレーンリングというイマイチな構成もあったり しますが、少なくともAF18系採用のリングセットは上下は明確に差がある物です。
そして、これは当然ピストンもそういった異型のリングがはまる様に設計されており、 キーストンタイプのリングが入るリング溝には、本来プレーンリングは最後まで きちんとはまらない物なんですね。
楔形みたいな溝に対して、長方形の断面を持つリングを入れてしまうと、リング自体を ピストンの溝に押し込んでもリングのはじっこはピストンの側面より出っ張ってしまうと いった感じになってしまい、当然ですかこんな装着方法では不味い事この上無いので。
と言いますか、その状態だとシリンダーに対し、リングを縮めて入れる場合にもかなりの 抵抗があると思われますが… 個体差もあるかとは思いますが、今まで同等の入れ方を行っておられたのであれば よく入ってましたね、というのが正直な感想ですよ_| ̄|○
> また今回購入したピストンの上部溝のクリアランスが狭く?! > リングを装着しても中まで納まらず回転する余裕も無く > リングをかなり面取りしピストンの上部溝もヤスリがけをして > それでも収まらず・・・リング破損(ナミダ)
なので、今回はたまたま、と言いますかそれが正常なのですが、セカンドリングである プレーンリングの収まりが、トップリング溝に対してあまりにおかしかったその状態こそが 正常である、と言えてしまいます。
おっしゃる通り、リングをピストンのリング溝に入れた場合、くるくると回せる位が基本の 装着具合になりますし、あまりにきつくて回りもしないのであれば溝なりリングなりの 「内側」の面取りをする事も必要ですが、元々入らない物を入るまで寸法変化させる、と なればかなりの無茶になりますから_| ̄|○
> とりあえず今回は、しまい込んでいた社外ピストン・リングを > 装着してしまいましたが・・・
えと、これまたさらに希望を潰して申し訳ありませんが、社外品の純正コピー品だと リングや溝自体、ノーマルと互換のある寸法では作られていない物もありますよ。
リングの材質の悪さを厚みで誤魔化そうとする為なのか、リングの厚みだけでも厚くなって いる物も存在しますから、純正ピストンに完全に収まりなおかつ完全収縮状態でも リングがピストン側面より飛び出さないのか、がキモになります。
(※粗悪品の社外品の場合だと)リングの選別が間違っていなくてもピストン側面より リングが飛び出ている物があったりするのは秘密ですが)
その上、キーストンタイプとプレーンタイプの混合仕様ではない可能性もあり、よくある 上下共プレーンリングであった場合ならば、キーストン用の溝にプレーンリングを入れても 当然キーストンリング溝のメリットは生かせない上、後々おかしな事になるのは目に見えて いたりしますので。
本来、ピストンとリングはセットで使う物であり、純正品と社外品を組み合わせたりするので あれば、各部をきちんと分析&検証しておかないと後で痛い目を見ます。
リングの合口部分の形状も、一見いけそうに見えても実は合口ピンの径とリング側の 切り欠きのサイズが異なっている、ともなれば合口だけ折れる、といった事もあったり しますので。
…厳しい様ですが、この辺りははまるからOK、といった物ではなく、それこそ私の 口癖ではありませんが単に「動けば良い」ので無ければきちんとしないといけません、と いう事になりますね。
> 純正商品でもこのようなクオリティなんでしょうかね?(笑) > 今までは、それこそ面取りしなくても純正のピストン・リングで > こんなにキツキツだったことは無いのですが・・・ > > ちなみに品番はピストン13101-GW2-505 > リングセットは、13010-GW0-306でした
そのピストンとリングの組み合わせの場合、少なくともリングの上下をきちんと区別して 組み込んでいる場合、はまり具合がおかしかったりした事は私は経験がありませんね。 新品同士は数十セットは見てきたと思いますがそこはさすが純正、おかしくなっている物は 一つも無かった、という解釈で良いかと分析していますよ。
むしろ、今までがリングのトップセカンドを逆に入れていたのにはまっていた、という方が 不思議でして、ちょっと手持ちの中古パーツであえてそれをやってみましたが、セカンド リングはトップリング溝には全部は入らなかった、と言うか押し込めなかったですね(汗
そして最後におまけの余談ですが、ちょっと参考になりそうな手法をご提示しておきます。
ピストンリングがキーストンタイプであるかプレーンタイプであるかの選別手法なのですが、 ノギスでリングの一部を挟み込み、ある程度の力をかけた状態にて、リングの挟み込んだ 部分の180°反対側を指で押してやるんですよ。
となれば、リングの面の傾斜が付いている方の逆側から押した場合、わずかながらリングは 傾斜のある方にぐいっと動かせますが、逆に傾斜の付いている方から押した場合には 反対側は真っ平らなので、リング自体は全く動かないんです。
そして、これが上下面共に平坦であるプレーンリングならば、どちら側から押してやっても リングは動きませんから、片面だけに傾斜があるか無いかを判断する事が出来ますね。
ちょっと文章では分かりづらいかと思いますので画像板に絵をUPしておきますが、最低でも キーストンなのかプレーンなのかはこういった手法を用いた上で判断しておくのが基本に なりますね。
とはいえ、これもいつものクチですが私はこうやっている、と言うだけなのでよろしくです(笑 新品状態ならば見ただけでも分からない事は無いですが、確実性を上げる為には こういった手法も必要だと私は考えています。
なお基本として、上下共がプレーンリングの場合であればトップセカンドの区別は元々 付けられていないと判断してよく、組むのはどっちがどっちでも良い、となります。 代表的なところではJOG90なんかが純正でも上下共通リングになってたり。
と、こればかりは歯に衣を着せずに物を言いますと文字通り致命的なミスになって しまっているのが悲しいですが…リングというものは上下の区別が存在する場合は はまる様にしかはまらない、という事、そしてホンダAF18系(34系もですが)の純正の リングは、トップはキーストンでセカンドはプレーンである、という事も覚えておかれると 宜しいかと思いますよ。 リングのトップセカンドの区別に関しては、「区別の無い方が珍しい」とも言えますしね。
ではでは参考にして頂けますと幸いです。 管理人でした〜
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