G'乗りの狂さん毎度でございます〜 さてさて早速今回もいつものパターンで。
> ノーマルか分からないんですが、カヤバのサスで似たのを見たことがあります!赤と紫のバネのやつですね!
なるほど、それだと確実にノーマルではありませんね。 ノーマルだともっとほっそりしていて黒巻きのスプリングが上から下まで巻かれて いる物なので、それはおそらくカヤバのオイルオンリータイプのリヤサスでは、と 思いますよ。
ちなみに余談ですが、カヤバの他のタイプはサス内部のオイル室の隣にガスを 封入した部屋があり、減衰力の安定に一役買っていたりします。 よく言われる「ガスショック」なのですが、名前がガスショックだからといってガスしか 入っていない訳では無いので誤解なき様にお願いしますね。 オイルが無いと減衰力なんて生まれませんので(笑
> フロントフォークはZXの金サスがいいとか聞きますが、リアサスはZXのはダメですか? > そちらのが値段的には汗
ZXというのはAF28スーパーDio-ZXのノーマル純正品、という事でしょうか? 残念ながらリヤサスに関してはスーパーDio-ZXでも純正ではたかが知れているものですし、 これはライブDio-ZXでも同様ですから、全く意味がありませんね。
むしろ全長も異なるので、そういった面も鑑みないと流用は難しいですが、攻めるLVだと リヤサスの純正流用はまず意味が無いと断言しても良いでしょう。 リヤサスはどうあっても社外品、これは攻める場合には絶対に必要な事なので。
なお、フロントフォークだとライブDio-ZX系のオイルダンパーは高性能ではありますが、 Gダッシュの車体に組み込むとフォーク長の数十oの差や、内部構成やセッティングの 違いにより、あまりしなやかに動く特性にはなりえません。
Gダッシュは元々かなり良いフォークを持っていますし、新品状態を維持してやれば 現在でもトップクラスの性能があるので、個人的にはあまりライブDio-ZXのフォークに 変更しても多大なメリットがあるとは考えられませんね。
少なくとも、ジムカーナターンの様な低速での大きな加重移動が必要な場合であれば Gダッシュフォークの方が動作特性が合っているかとも。
> ちなみに新品時の慣らしとはどんなことをされますか?
慣らし、といってもまずは新品を出来る限り手でゆっくりストロークさせる事を何十回か 繰り返し、車体に装着した後ではスタンドを立てずに両手でシート上にぐいぐいと 荷重を掛けてストロークさせる、といった事を出来る限り繰り返してやります。
その後、シートに座って同じくぐいぐいと出来る限り多量のストロークが起こる様に 100回位ストロークさせてやれば、実走行前にもそれなりに馴染みというモノは出て 来るものなのですよ。
実際の走行でも、いきなりデコボコな道を走ったり急な動作は与えない事が前提で、 じわじわと動作を「慣らしていく」といった点がポイントですね。
…正直、可能であればスプリングを抜いてダンパーのみのストロークを繰り返したい 所ではありますが、さすがに安価なサスだとそこまではやりません(笑
なお、ショック取り付け部分のボルトはオーバートルクで締めるのは絶対にご法度ですし 下側取り付け部はガタが出ない程度にシムワッシャーを挟み込むのも良いでしょう。 ぎゅうぎゅうに締めこんでしまうとサス自体が「動かなく」なってしまいますからね。
GダッシュはDio系に比べ、サスの動きは良いのでこういった点にも気を使うと、ある意味 リヤサスの値段分以上の動作を得る事が出来たりしますよ。
> 今の所バーナーで一度あぶろうかと考えてますが他に手段はあるでしょうか? > ちなみに3年前は焚き火にぶち込みました(゜Д゜;)
そうですね、ノーマルマフラーを覗いてみて極端にウェットな感じになっているので あれば、ガスバーナーを用いて内部に熱を通し、ある程度炙ってやるのが良いでしょう。 その上でパイプユニッシュを使ってみるとベターです。
ちなみに焚き火への投入も悪くはありませんが…全体的に熱が入ってしまいますし マウント部分のゴムブッシュも傷むので私はお奨め出来ないです。
ポイントとしては、排気ガスの通る部分の表面を熱したいのですから、その部分のみ 高温が通っていればそれで良いんですよ。
これもパイプユニッシュの使い方と同じですが、丸ごと焚き火に放り込んでもある程度 良さそうなのは、純粋なチャンバーのボディ部分のみでしょうしね。
なお、こういった手法を用いても駄目な場合だと、諦めて正常な品に交換するのが 一番ベターになります。 内部洗浄といっても万能ではありませんし、劣化しすぎると交換しないと根本的な 解決にはなりませんから、程々の所で妥協するのも大切ですよ。
ではでは。参考にして頂けると幸いです。 管理人でした〜
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