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記事No 6754
タイトル Re: 対策をいくつかご提示してみます
投稿日 : 2014/02/02(Sun) 18:39:43
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com/
アクシス中毒さん毎度でございます〜
…ブツは無事に到着した様でほっとしている管理人です(謎


さて、画像板も拝見しましたがこの状態になってしまったのですね_| ̄|○
これ、私も経験ありますがこうなった以上は運の問題も出てくる、という事は
覚悟されていた方が宜しいかとも(泣


> リーダーさんのやり方を参考にして分解してみたのですが、ステーが緩むのではなくもう一つの変形ナットの方が緩んでしまったので限界まで変形ナットを書いてあった通り「上を固定して下を回す」手法をとってみました。

こちら、最初はナットを締め込みきった上で、ステー側のネジ山は緩んだと
いう事ですから、ナット側も完全固着で全く動かなかった訳では無い、と
いった点がポイントになるかとも。


> 何とか下側のステーは外す事が出来たのですが今度は限界まで締めた特殊ナットの方が緩まなくなってしまいバイスプライヤー等で固定しても緩む気配がありません(どんなに頑張ってもダンパーロッドと共周りしてしまう状態です)

現状だと、まずは作業をしやすくする為にスプリングコンプレッサーにしている
部分を取り外して、ショック部分のシェルケース単体にしてからあれこれと対策を
講じた方がやりやすくなるかと思います。
…とはいっても画像からの判断なのですでにバラされているとは思いますが(笑

これは、スプリングを縮めているだけの状態ではどうあってもバイスプライヤーが
入るか入らないか、だけの隙間しか無いので、ロッド自体を完全に露出させて
やれば、お持ちであれば、ですがバイスプライヤーを2、3本掛けてしまえば多少は
ロッド本体の供回りも防ぎやすくなるかとも。


また、締めすぎは絶対にご法度ですが万力をお持ちであればロッド部分のみを
「出来る限り広い範囲で」掴んでやればこれまた摩擦を増やす事が出来ます。

もちろん相手はストロークする部分のロッドなので、内部オイルシールにダメージを
与えない様に、どちらの場合でもゴム等で保護して掴んでやるのが良いでしょう。
円形のロッドの場合、掴む場合はその表面に対して全体的に摩擦が働いた方が良く
バイスプライヤーにしても単純に掴んだだけではグリップ力が足らないのであれば
ヘッド&ベースガスケットみたく各部の段差を吸収させる、といった事が基本です。

なお画像の掴み具合だと、元々バンプラバーがある部分なのでそこは多少強く掴んだり
傷が入ったりしても問題ありませんが、そこからさらに「上」を掴もうとするので
ロッドの保護に気を遣ってトライされてみてはいかがでしょうか?


> ダブルナットで緩めようと思っていたのですが、ダンパーロッドにあったナットが手持ちの物では大きすぎて二つナットを入れる事ができませんでした。(M12ナットは大きいのばかりでした)

これもねじ山ピッチが合う物があれば可能性としては宜しいかと思いますよ。
ただしここは細目ピッチで「M12xP1.25」なので、このサイズでなおかつロッドに
ダブルで掛けられる薄いナットというのは一般入手しづらいかとも。
(ねじNo1.comのサイトとかなら探せばあるとは思いますが)

サイズだけで言うなればDio系太軸クランクのフェイスを止めるナットとかですが…
多少の出費にはなりますが、画像板で書かれている通り薄いフラットバーを用意し
そのはじっこにM12xP1.25のねじ山を切った物を2枚こしらえ、それを直接ロッドに
ねじ込んでいきダブルナット風味に固定すれば、フラットバーそのものがウデになって
回しやすくなるかな、とも考えられますね。

ただしこれだと材料と10.7oのドリルのキリ、そしてM12x1.25のタップが居るので
作成コストは無視出来ませんし、出来る事なら私もお手伝いして差し上げたいですが
そのサイズのタップは持っていませんので_| ̄|○
一応チェックしてみましたがM12x1.5と1.0しかないという(泣


> 潤滑油等は一応分解する前はステーと特殊ナットに潤滑油をたくさんかけて一日放置しております。

これは基本ですが、一度緩んだ物の場合だと固着や潤滑よりも「噛み込んで」いると
いった状態なので、それを上回るオーバートルクで外す方向性しかありません。

場所が場所だけに…ガスとオイルが封入されているので熱してやるのも危険ですが
冬場である、といった事を鑑みれば出来る限り温めてやるのも気休めにはなるかと(汗

バーナー等ではなく、ドライヤーやヒートガン等でじわじわ温めて温度を上げてやれば
危険性も低いので、環境があるならばそれも一つの手ですね。


そして、最終手段としてはろぷろすさんがおっしゃる様にナットの破壊ですが…
残念ながら一般的なナットクラッカーではこんな巨大でなおかつ「肉」が厚い物は
割れませんから、破壊するならサンダーでカットするしか無いでしょうね。
(もちろん時間と手間を気にしないなら金ノコもありです)

ただし、この場合も高熱にならない様に少しづつ切れ目を入れていき、何箇所も
切れ目を作りながら最後にはこじり取る、といった方向性になります。

材質的にはロッドの方がかなり硬いので、ナットを多少こじってもねじ山が逝かれて
しまう事は無いと思いますんで、多少のキズは覚悟の上で破壊する、というのも
最終手段としてはアリでしょうね。


なお、破壊後の代替品は…ワンオフで作成するしか無いです(泣

これは正直、真ん中のねじ山でロッドを固定し、周りの部分は外筒とある程度だけ
すぽっとはまっていれば問題ないので、丸い板状のブツに対してM12xP1.25の
タップだけ切れば後は二面幅部分のカット等の現物合わせで上等かとも。

これ、本来ならば別に外筒のガワなんて無くてもロッドが折れたりはしないのは
他の一般的なリヤサスを見れば分かりますし、オクムラは倒立設計であくまで
スプリングの「座」を外筒にセットしているからこそ外筒がある、といっただけの
話なので。
ぶっちゃけるとそこのナット部分は結構適当な物でも、外筒がある程度固定されて
さえいれば実用において問題は出ない、と私は判断してます。

…その構造上、特殊ナットを私の手持ちの設備で作れと言われるとちと難しいと
思いますが万が一の場合にはご相談頂ければ何かしらの手は打てると思いますので
よろしくです。


と、あまり無いトラブルになってしまったかと思いますが、最初からびくともしなかった
物とは違い、一度緩んでいる物ならなんとかなると信じますよ。
…私、過去に一度だけどうやってもびくともせずに分解を諦めた物というのも
あったりしますんで_| ̄|○


ではでは、頑張って下さいませ。
管理人でした〜

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