記事No |
: 7122 |
タイトル |
: Re^4: leadio100 の変速について,画像訂正 |
投稿日 |
: 2017/03/11(Sat) 19:31:24 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
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leadio126さん毎度でございます〜 …何か排気量が上がっていますが(笑
と、早速今日もさくっとレスをば。
> 先ずはタコメーター注文しました。 > 基本に返り、色々試して見ます。 > ちょうど、錆取液に漬け過ぎてダメにしたパーツがあるのでスペアエンジン買ったので > 2基ありますので、言われてることを潰していきます。
あらら、タコメーターってお使いでは無かったのですね(汗 これ、さすがにエンジンや駆動系をいじくってどうこう、となれば 無いと始まらない物なのですが、出来ればリード100エンジンが完全な ノーマル状態の時に色々な計測を行っておいた方が良かったです。
何事も、ですが「基準」となる物が無いと比較や検分のしようが ありませんので…
エンジンについてはスペアがある、という事であれば何かあったら ノーマルに戻してみる事を旨とすればトラブルシュートもやりやすく なるかと思いますよ。
> 自分も不思議なのは、デカイタイヤの割りに(外径492mm・ノーマル437mm) > 発信から85kまでの加速は超絶速いんですよ! > > それでいて、それ以上になるとパンチ無いんですよね。
うーん、これも加速が速い、とはいってもそれがノーマル10インチに 対してどれ位速いのかを測ってみないとなんとも言えないかなと。 人間の感覚って意外と騙されやすいものでして、例えば下がスッカスカに なったとして、ピークがノーマルと変わらない状態だとしても いきなりのパワーの盛り上がりを感じますから、これでもノーマルより ぐわ〜っと加速している、なんて感じる事もある物なので(汗
これ、純粋な加速に関しては、まず20km/h程度の速度で一定巡航し、 そこから電柱でも何でも良いので加速開始ポイントを決め、そこで アクセルを全開にして加速し、これまた何か目印を決めてその ポイントまでに何km/h出ているか、といった手法を試みてもよく 分かるものですよ。
ただし、発進具合は加速に含めない方が良いでしょう。 スクーターの場合、何かを調整すると発進に絡んでくる点がかなり 多いので、発進具合を気にしすぎてしまうと純粋な加速力って結構 見極めづらくなってしまうので。
> そうですか、センタースプリングDioと互換あるんですか? > 確かにリードのは、長いんですよ 一度やって見ます。 > これ疑わしいですね!
当HP内では定番の様に記していることなのですが、タンデム可能な 原付二種車の場合にはそのあたりを加味したセットが施されている 場合が大半なので、一人乗りに適正なところまで調整してみるのは 必須になりますね。
互換に関しては確かリード90と100はイケた記憶がありますが、 リードの90とDio系だと寸法の互換はあるのでいけるのでは、と 思った次第ですね。 …現物は手元に無いのでちょっと確認は出来ませんがご容赦をば(汗
> 確かに2スト100は、各社ポートも加速も大人しく静かに作られてますよね。 > ランナーやCZ125みたいな過激なヤツはいないですね。
これをハイチューンする、というのではなくせめて原付一種のスポーツ スクーターと同じ程度位にはしないと、排気量なりどころではない パワーしか望めませんからねえ…
圧縮比なんかも、2stエンジンとしては原付二種クラスのノーマルだと 極端に低いものばかりなので、このあたりはかなり改善の余地が あったりしますしね。
なお、圧縮比を「ノーマルより」上げても、限界突破しない限りは 高回転が鈍くなったりはしませんのでよろしくです(笑
> リードのポートも真ん丸に近く(大げさか・・)排気始まりが上死点から28mm位でした。上下はいじらず横に各5mmづつ削った感じです。
上死点から28o位置が開口部、という事であればタイミングとしては 私のデータとしてはBBDC90.8°というところなので、とりあえずは ベターな位置までには収まっているかと思いますよ。 が、欲を出すならば93°程度まで行っても悪くは無いかなとも。 (※圧縮比の補正は必須です)
弦長については写真を拝見しましたが、左右共に5oずつの拡大であれば ちょっとオーバーな感じも受けますが…リングの折損にだけは充分に 注意して下さいな。
寸法についてはきちんとマーキングして加工修正されている様なので 問題は無いかなと思いますが、私も過去に作った物の画像を張って おきますね↓
これで排気ポート弦長がボア径の70%、頂点から最大開口部までの 落差は3o取っていますね。 もちろん下半分はなるようにしかならない修正で、無駄に広げたりは していません。 …かなり以前の物なので加工イマイチかもしれませんが参考までに(汗
> 1/32mile競技用なんかですと、かなり過激なポートですよね。 > これもまた、モトチですがリード100ベースに57mmピストンと56mmクランクで140cc > のタルキチSCが2.945secを出してましたね。 > まぁ目的も仕様も全然別物ですが・・JF06エンジンでそこまでって憧れますね。
SS1/32mileの場合はさすがに局地戦闘機的な仕様になるので、ちょっと 通常チューンとはかけ離れているものですが… タルキチ選手のリード100ベースエンジンの記録ってかなり凄いと私も 思ってますよ〜
なお、SS仕様だと単純に50m走りきれれば良いだけなので、排気ポート なんかは耐久性とか一切無視してるのが定番です(笑 …歯に衣を着せずに物を言いますと、正直SSチューンってのは他の ジャンルにはほぼ応用は出来ないですから_| ̄|○
後、リード100だと社外のボアアップシリンダーでも掃気ポートは イマイチのままなので、そのあたりを気持ちよくする手立てが無いと いった面もデメリットなので、その分他の箇所をきちんと詰めていかないと 高圧縮低回転ピークのディーゼルもどきにしかならないので注意です(泣 私、市販57φボアアップも分析した事ありますが、正直これは…と(以下略
> トルクカムは、45°→60°です。
これは高速度域のフン詰まり感を無くしたいのであれば45→90°のタイプの 物の方がストレスは確実に小さくなりますよ。 なお、これで変速中の大きな谷が出る場合、特性にもよりますがパーツの 劣化や磨耗が悪さをしている事も多々あるので、そのあたりの見極めも 必要になってきますね。
…これもいつものクチなのですが、方向性が分からない段階であれば、 WRとセンタースプリング、クラッチミートの調整程度のみに留めておき 駆動系のパーツ構成はフルノーマルにしておいた方が絶対に良いです。
駆動系ってのはそんなに簡単な物でも無いので、下手にいじくるならば ノーマルの方がはるかにマシというのはよくある事ですね。 まずプーリーを変更しろ、みたいな方向性そのものが大間違いである、と 私からはアドバイスさせて頂きますです。
ではでは、また何かあればツッコミ頂ければと思いますよ。 管理人でした〜
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