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記事No 7258
タイトル Re^4: 最強のクラッチスプリング
投稿日 : 2017/05/20(Sat) 23:00:16
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先
ゅぅ@ジョルノさん毎度でございます〜
さてさて今日もあれこれをば(笑


> ベリアルのものが届いたのですが、スーディオZXのシューと合わせて6000ほどで走り出すようになりました。

おお、ベリアルのクラッチスプリングは今でもそれなりに強力なもので
あったという事でなんとなく安心ですよ〜
クラッチプレート側の支柱への負担はやむをえませんが、6000rpm程度の
クラッチイン回転数なら十分にイケる範囲なのでは、と思います。


>ただそれでもガツンと繋がる感じではなく、どこかが滑っているのかウィリーしてしまうほどのトルクが出ていません。

うーん、これはクラッチミート関連動作スクーターの駆動系動作メカニズムに
おいては結構難しい部類に入るのでちとご説明しづらいのですが…
体感的に「ガツン」と繋がる、といった状態は基本的にフライホイール等の
回転物が軽い状態で、「勢いよく」クラッチシューがミートしていかないと
なかなか得られる物では無いんですね。
(もちろんクラッチイン&ミート回転数はそれなりにパワーバンド領域に
近いのは大前提ですが)

これはよく重たいシューで遠心力を云々、といった意見もありますが…
そうではなく遠心力というのは重さと回転速度(角速度)の乗算なので、
クラッチミート回転数を決めているならシューを重くすればその分クラッチ
スプリングを強くしないといけないので、おのずと限度という物が出てきます。

なお前述しました様に、クラッチシューというモノは「最小変速状態かつ
規定変速回転数で出る速度」まではまず完全ミートはしない物です。
仮に、仮に現在8000rpm変速で、最小変速状態の駆動系変速比が2.6あたりで
ギヤがいくつでタイヤ径がいくつ、といった計算を行えば、「一番ローギヤ」な
状態で規定の8000rpm変速だと速度はいくつ出ているのか、が出せますよね。

一部の例外は除きますが、物理的にその速度域まではクラッチシューって滑って
いないとメカニズム的に駄目なものなので…様は、エンジンパワーがあり
かつ、駆動系の構成が無茶で無い限りは、その速度域まで一瞬で加速すれば
クラッチが完全に繋がるのも速くなる、という感じですね。

…これは分かりづらいとは思いますが、クラッチ本体の滑りを無くそうとして
ベルトがだだ滑りになる様な構成は愚の骨頂なので、これだけは気をつけて
下さいな(汗


> スカイのシューも探してみたのですが、運良く新品が出ていてゲットすることができました。これ相当軽いですね!ただ手持ちのスプリングではどれもスカイの穴に対して長く、短いスプリングを買う必要がありそうです。

おお、今時スカイのシューが手に入るとはかなりの幸運ですねえ(汗
しかも新品とは…せっかく新品なのであればクラッチアウターも可能で
あれば新品を奢り、ずっと一緒の組み合わせで使っていくのがベターでしょう。

で、スカイクラッチシュー用のクラッチスプリングはお察しのとおりで
俗に言うZX寸法の物では長すぎるので、一部スーパーDio系とかに採用されている
短めの物を使うしかありません。

私もこれに関しては流用品ではバッチリな物が見つけられず、KN企画製の
短くて赤くてそこそこ硬い物を突っ込んでましたね〜


> そしてSS1/32のエントリー締め切りが今日なのですが、残念なご報告があります。
> 昨夜、セッティングランに出ていたところ、ケツの下からのシャリシャリ音と、クランクシャフトが指で左右にミリ単位で動くことを発見してしまいました。
>
> 腰下割り決定です\(^o^)/
>
> orz
>
> 今月のエントリーは諦めて来月の開催に運良く間に合えばという状況になってしまいました。/(^o^)\


そしてSSですが…直前のトラブルとはなんとも残念です_| ̄|○
クランクシャフトはガタは少しはあってしかるべき物ですが数o単位となれば
明らかにトラブルでしょうからそのまま走ると不味い事になるかなと(泣

…こればっかりはパワーアップチューンの弊害、と言いますかどうしても
避けられない事ですし、元々が50cc用途の耐久性、強度しか持たせていない
物に81ccの排気量を上乗せすれば、耐久性は格段に落ちてしまうのは
どうにもなりませんしね。
耐久性、耐摩耗性を削ってパワーに変換するのがパワーアップ系統の
チューニングですから、こればかりは覚悟の上でやるしかないのが基本に
なりますね〜


> エントリーはしないですが、観戦には行こうと思いますので、どなたかに言伝や何かレポして欲しいことあれば調査してきます!

もう明日になってしまいましたが、観戦だけでも楽しめると思いますんで
是非楽しんできて下さいな〜

と、イワイサーキットでの参加者の方々だと…もう私の事を覚えている方も
おられないのでは、とも思ってしまいますが(笑
今でも活動されているのは…SC等の「虎の穴わーくす」氏、SBでライブDioの
「ミヤきちドール」氏、SA-GTでDioの「金欠トーシロー」氏、色んなマシンに
乗られる「ヤマンボ」氏といった面々でしょうかね〜
他にも交流のある方々はおられるはずですがエントリーネームが変わって
いたりすると分からないので(泣

個人的好みとしてはやはりSAやSA-GT系統を気にしてしまいますが、
ホンダDio系エンジンベース車だとどなたを見ても楽しいので(笑


> これからエンジンバラししていきますので、またその周辺で質問させていただくと思います。
> 一向にカリカリチューンにならないのに無駄に上がる整備スキル。笑

こればかりは手数もさることながら、トラブルが起こった場合は何が
原因でそうなったのか、をきっちり追求する事が一番大切かなと
私は考えていますね。

原因を判明させないと、その場はパーツ交換で直ったとしてもまたいずれ
同じ事が起こる可能性は高いですから…多数ぶっ壊しまくってもその
原因を突き止めなかったのではいくら壊してもちっとも経験値が溜まって
行きませんので(泣

カリカリチューン…これは何をもってカリカリ、というのかは人それぞれかと
思いますが、私なんかは仮にボアアップひとつでも、ゅぅ@ジョルノさんが
トライされている様にシリンダーのピストンのクリアランスをきちんと
気にして内燃機屋さんに出したりしていれば、派手な加工や速さが無くても
それはそれできちんとしたカリカリチューンだ、と解釈しますしね。

「チューニング」というのは言葉通り「調律」なのであって、見た目の派手さや
音量等で目立つのはそれは「カスタマイズ」だと私は認識してます(笑
カリカリのカスタム、ではなくカリカリのチューン、を目指しているのであれば
見えない所がきちんとしている、というのも一つの方向性である、という事で。


ではでは、いつもながら長くなりましたが今回はこの辺りで失礼しますね。
管理人でした〜

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