SU−27さん毎度でございまっす〜 さてさて今回はまず余談から(笑
> トップのマスカット、なかなか立派なものですね、しかし自然が相手となるといろいろ大変なんでしょうね。
お褒め頂きありがとうございますです。 が、TOP写真のはあれでも本来のクオリティからはちと落ちる見てくれだったり(泣 でかくて美味いのばかりを狙って作るのは正直、今の時代だとリスクが高すぎる上に 単価もアレなので…色々難しい時代ですね_| ̄|○
> うちでも一時期家庭菜園でケール(青汁で有名なキャベツの仲間、サラダにすると美味しい)作ってましたが休日手を入れるだけではどうしても世話不足で最後は野菜作ってるのかチョウチョ養殖してるのかわからない状態に…
家庭菜園でも困る事は多々あるかなと思います。 …私も自分で食う為にトウモロコシとか植えていても油断してるとカラスに ほぼ喰われてしまうとかいった悲劇も多々起こりますんで(爆
防除防虫は何より大切だと考えてはいますが…アレキさんなんかだと元々 そのあたりに異常に弱いのでお高い農薬をガンガン撒き散らさないと育つ 事すら出来ないのも自然界の厳しさを物語っていますね。 んが、露地栽培のモノならある程度は仕方ないかなとも(泣
> メイン板のほうで「ケムい」と説明しましたがもう少し詳しく説明するとこんな感じです。 > ・休み明けなど数日動かさず置いていると始動がすこぶる悪い。キック連打。 > ・ようやくかかってもしばらくアイドリングのまま置いておかないとアクセルひねるとすぐエンスト > ・暖気が完了して走り出せば快調、(ただし全開走行後など派手に青煙噴くことあり)
さて本題ですが、症状を伺う限りではオイルポンプの不良の可能性はかなり 高いと私は考えますね。 2stDio系のオイルポンプの場合、放置状態で始動しづらいとか白煙が異常なまでに 出る場合だと、停車時にオイルポンプシャフトのシールから生のオイルが漏れ出し、 クランクケースに溜まっていくといった症状が代表的です。
ヤフオクとかで互換寸法のシールも出ているのでこれを交換してみるのも手では ありますが、これには一つ大切なポイントがあります。
シールそのもののリップの劣化「のみ」でオイルが漏れ出しているのであれば シール交換だけで解決しますが、経年劣化が進んでいるとオイルポンプの内部の ワンウェイバルブ部分が詰まってしまう事も多いんですね。
なので、もしも先にオイル経路が詰まっており、そこからシール側への漏れが 始まっていたパターンだとシールだけ交換してもオイルが全く流れなくなって しまい、そのままボンといった非常につらい状況に陥りやすいです…
2stって意外と不思議なモノで、長時間全開巡航でもしないかぎりはオイルポンプ 自体が詰まっていても、停車時に漏れ出したクランクケース内部のオイルのみで 潤滑を行い、ある程度の距離ならば走れたりしてしまうんですよ。
なお完全にオイルポンプが詰まっていなくとも、短距離走が多い使用用途で あればこれに気付かないまま運用してしまう可能性も0では無いです。
> ただし半日でも置くと暖気しないとはじめのうち吹け上がりが悪くなる
こちら、オートチョークが完全に正常な場合だと、暖気をしなくても無理矢理 走り出せばなんとか吹け上がるのが正常ではありますが、オイルがクランク ケース内に流れ込んでいる場合には暖気をすると余計に症状が酷くなる傾向には あるので、一概には言えなかったりもします(汗
ただし、エンジンである以上ある程度の熱を入れないと安定動作しないというのは いたって正常ですし、新車状態+オートチョーク完全でもなければエンジンをかけて すぐに調子よく走れ、かつチョークコントロールも適正でそれに気付かない、と いうのは不可能なので、そのあたりはさすがに旧車ならではの扱いを心がけて いかないといけませんね〜
> このような状態なのですがやはり以前から何度か指摘のあったオイルポンプの漏れを疑ったほうがいいのでしょうか。一応、51エンジンのポンプがあるのでそれに交換しようかとは考えていますが…どうでしょう?
こちらはですね、予備のオイルポンプが完全動作している保障でもあればやってみる 価値はあるかと思いますが、やるならば60:1〜程度の適当で良いのでガソリン タンクにオイルを半混合で混ぜてから試すべきです。
なおクランクケース側へのシール漏れはもちろん無いのが前提ですし、やるならば 予防交換としてシールだけ交換しておいてから装着した方が良いですね。
が、それでもオイル燃費として1000kmで1L消費、程度の消費率があるのであれば ポンプ詰まりの可能性は低いですが、これが「漏れ」によって起こっている場合は 判断のしようが無いので正直、どうにもならないんですよ_| ̄|○
あくまで私は、ですがもはや年式的に2stホンダ系の中古オイルポンプは信用しては いませんし、AF18系だとすでに純正新品も出ないので社外品+保険の半混合とかを お奨めしたい所ですね。
正直、中古オイルポンプに一喜一憂する位ならば完全&半混合で走ったほうが後腐れも 出ませんし不安の種を一つ減らす事も出来ますから。 かなりの旧車であり、かつ純正新品も出ない、その上トラブルは起こりやすい形式の オイルポンプである、といった点を鑑みれば結果的に何が一番お得なのか、は おのずと浮かんでくると思われますよ。
後余談ですが、20年以上前の劣化中古パーツを前提としてのオイルの質や量は 論じても全く詮無き事ですし、絶対量が足らないとか安定供給が出来ていない 状態であればクランクシャフトやコンロッド大端部、シリンダー内壁等へ対して 磨耗促進にしかならない、といった点もポイントですね。
最後に、始動性が悪い、というのはオイル云々のみでは解決出来ない事も 多いですが、プラグやキャップ、コード、IGコイル、はたまたCDIやらをも トータルで鑑みないとノーマル以上の点火力というのは得られませんし、 こういうのは目で見て分からないレベルでも劣化する点もあります。
後、燃料ポンプからキャブまでのライン間に逆流防止弁を用いるのも手では ありますね。 ガスが落ちきってしまってフロート内部の油面が低いというのもよくある 話ではありますので…
ではでは、いつもながら長くなりましたが参考にして頂けると幸いです。 管理人でした〜
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