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記事No 7464
タイトル Re: パワーフィルターの効果 管理人様へ…
投稿日 : 2018/02/15(Thu) 07:39:04
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先
りんだろうさん毎度でございます〜
最近ちとレス遅れ気味で申し訳ないです(汗

> 例えばパワフィルでのセッティングだと(吸入効果大とします)&MJ130でいい感じ。
> ノーマルエアクリでのセッティングだと(吸入効果小)&MJ90でいい感じとします。
> この時の燃焼効率は同じと考えて良いのでしょうか??

えと、この双方を比べた状態での「燃焼効率」という事ですね?
燃焼効率となれば、あくまでエンジンが混合気をいかに多く、かつ密度が
高い状態で吸い込めているかどうか、が第一となります。

なので、この場合は実際に加速テスト等を行ってみて、どっちが速いか、と
いった点で比較するしかやりようが無いんですよね。
他の所でも記しましたが、一定速度巡航からアクセルを全開にし、目標地点まで
何km/h出たか、で判断するとダイレクトに分かりますんで。


で、ここで一つジェット番手について注意しておきたい点を記しておきます。
まず、パワフィル仕様でMJ130番で真っ当に走った、といった場合があるとしても、
これはパワーフィルターでの吸入抵抗が意外と大きく、エアクリ容積も小さくて
ノーマルより吸入効率が悪かったとしましょう。

そういった場合だと、MJ穴からエンジンの吸入負圧によりガスを吸い上げようと
しても、ジェットの穴がそこそこ大きくないとノーマルと「同量」のガスを
吸い上げられない、といった現象が起こる場合もあるんです。

これだと、「見かけ上」のMJの番手は大きくなっても、実際にジェットから
吸い上げられているガスの絶対量はジェット番手と比例していない、といった
事も現実としてありえるんですね。

なので、こんな状態で走ったとしても、実際の加速力そのものはノーマルよりも
落ちている、とかであればもう答えは出ていますんで…


だからこそ、前述の「エンジンでの燃焼効率」としてはノーマルの方が上に
なっている可能性もあり、MJってのは大きければそれだけパワーが出ているとは
限りませんし、穴が大きくないと最低限の量すら吸い上げられない、となれば
それは高効率とは全くもって正反対である、という事です。

ただし、これはケースバイケースで全てがこうなるとは限りませんが、そういった
おかしなパターンもありえる、というのは実際にやってみないと分かりづらい面も
ありますんで…適当なパワーフィルターとか直キャブでセットを取ってみると
いった経験も必須ではあります、と補足しておきますね。


なおもう一つ、これはこの手の話でいつも例に出すのですが。
ヤマハの横型エンジン車、JOG50とJOG90の比較で、これらはエアクリやマフラー、
キャブは同等の物が付いており、かつジェット番手もほぼ同じです。

が、実際にエンジンパワーが出ているのは当然JOG90の方でして…この場合は
エアクリの効率、キャブの口径、MJの番手まで同じでも90エンジンの方が
吸入負圧がはるかに大きく、同一口径のエアクリ、ジェットから50よりは
はるかに大量のエア、ガスを吸い込んでいるという証左になりますんで。

こういった例も頭の片隅に置いておくと宜しいかと思いますよ。


ではでは参考までにどうぞ。
管理人でした〜

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