白玉さん初めまして。 当HP管理人のねぎのリーダーです。
なんと当サイトを10年もご覧頂いているとは嬉しい限りですよ。 そうおっしゃって頂けるとやっている甲斐もあるというモノでして… どうもありがとうございますです。
では早速本題ですが。
> NS50系撃墜を目論み、12インチのZZからネクストゾーンJOG-Zに乗り換えた者です。
ふむふむ、相手はホンダMT車という前提でのスポーツ走行という解釈で 合っていると思いますが、その為に12インチZZから3YK型JOG-Zに 乗り換えられたのですね。
こちら、12インチZZだと確かにタイヤのおかげでコーナーリング限界は それなりに高いと思いますが、エンジン等で車格に見合ったパワーを 付与するのはかなりの難題になるので…「速く走る」といった点のみに 重点を置けば3YK型JOGは一番無難な選択だと思いますよ。 ただ、3YK-1〜3型だとフロント周りはなんとかしないとかなり怖いかなと(汗
> サーキット仕様には欠かせない社外CDIですが、スーパーの付かないJOG-Z、7psジョグシリーズのCDIが軒並み廃盤になってしまって困っています。 > キタコ、デイトナ、ポッシュは廃盤のようです。かといって中古の出品も皆無に近くお手上げ状態です。
で、社外品CDIについてですが、これはおっしゃる通りで現在ではすでに 車両自体が27年〜落ちにもなりますからもうアフターパーツメーカーで 新品の販売、というのは無いに等しいでしょう。
なお、このあたりは結構難しい話になるので…流用をお考えであれば 簡単にはいかない、といった点は最初に記させて頂きますね。
まず、ご存知かとは思いますが3YK型の2stJOG系だと3YK1〜3、4〜6、7以降と いった大別において、CDIはもちろんハーネスやローターベース等の 変更がなされており、CDIの流用を考えた場合にはそのあたりの理解が 必須となってきます。 厳しい言い方になりますが、配線や構造を理解せずに繋ぎ換えの手法のみを 知っていてもまず上手く行かないレベルなので。
点火方式はどれもAC発電AC点火の為、コイルで発電しているAC電流を直接 CDIに入力するのですが、このあたりのアース処理の違いやピックアップ コイルが1線なのか2線なのか等の違いで、CDIへの入出力配線処理も 異なっている変更になっているんですよ。
基本、3YK-1〜3型の車体であればそのあたりの構造は3YK4〜6型の スーパーJOG-Z(EX含む)と同等の構造になっているので、その手の 社外品CDIがあればハーネスレベルの配線加工のみで使用する事が可能です。
なお、3YK-7型以降のスーパーJOG-ZRだとこれはローターベースあたりの 構造から異なる為、単なる配線加工のみでは真っ当な動作は出来ません。 これをやるならば一番無難にハーネスとローターベースを3YK7型以降の モノに交換して、専用のCDIを用いるのが一番簡単ですね。 車体自体は大差が無いので各パーツの互換には問題は出ないです。
後、個人的にはですが…純正で回転数リミッターの無い3KJやらのCDIを ローターベース交換&配線加工で装着するというのも点火力が失われて いかないのでベターだとは思いますが、これはCDIの選択にもコツが あったり、当然ですがローターベースやハーネスの仕組みを理解して いないと難しい面もあるので、一つの案として参考までにどうぞ。 (…個人的にはAC点火のままで良いなら純正流用が安定感では一番かと)
他にはですね、FNレースの世界では近年では3YK-JOGにおいてもDC駆動の バッテリー点火のCDIを用いて走る、といった例もあったりしますよ。 ただ、これは保安部品を動作させる場合にはバッテリーそのものの 管理やCDI直結配線を設けないといけないと思いますんでストリート前提なら あまりお奨めは出来ませんが、手段としてはそういうのもありますね。
と、ざっとですが手法としての選択肢はこんな感じとなります。 残念ながらヤマハ2stJOG系は車種特有の変更が多い為、AC-CDIであっても CDIを簡単に流用する事はちと難しいのでそう簡単にはいかない、と いう事になってしまいますね(泣
FNクラスレギュレーションに合わせたいとか、出走したいレースでの レギュレーションに抵触するとかの制限もある場合であればまた アドバイスの方向性も違ってきますので…
ではでは、取り急ぎ方向性のみですが不明瞭な点があればツッコミ下さいませ。 管理人でした〜
P.S 私個人としてはこのあたりは無意味に隠そうとしたりはしたくないので、 分かる限りであれば何でもアドバイス致しますのでよろしくです。
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