なべさん毎度でございます〜 さてさて今日もレスをば。
> 比べてみましたが、POSHの方が長いです。
POSHのベルトは当然長いと思いますが、それがデメリットになって いる可能性もあるので、純正程度の長さで試してみるのも手です、と いう事ですね。
> >純正でも長めなのが3WFとかですが > 3WFは4JPに変更になったと見た記憶もあるようなないような・・・
3WFは今でも普通に発注出来ますよ。逆に4JPの方が結構前から欠品に なってしまっており、手に入れようとしても手に入らないです(泣 なお4JPの代替とするならば3WFではいささか長すぎるので、3KJ品番が 良いでしょう。
> これはまだ1mm程度は余裕があります。ベルトが新しく、ひずんでないからかもしれませんが。
ドリブン側のべるとかかり系のはみ出し具合ですが、出ているワケでは 無いのであればまあまあ安心かなと。 ただ、その状態でトルクカムが「閉じ切って」いるのは駄目なので、 ドリブンからセンタースプリングを外した状態でベルトを入れてみて、 トルクカムが閉じきっていないかどうかをチェックしておくと良いです。
> 目的としては、シムも抜いているしプーリー側をハイギア化する目的です。
もちろんこれが狙いなのは分かりますが、それをやるとベルトが800mmを 超える長さだと逆にイマイチハイギヤ化しきれない、という事なんです。 正直、3YJプーリー+3YJフェイスのセットでシム抜きのボス長38oなのであれば、 ベルトは3KJの793oとかでも丁度良いんですよ。
ただし、ここからさらにハイスピードプーリー加工を行ったりした場合には もうちょっとだけ長いベルトが必要になってきますが、それでも800o オーバーは私は要らないかな、と思いますんで…
> トルクカムの方も、マジックの残りを見る限りでは、溶接のところいっぱいまで来ているようですから、仮にローラーの動き代がまだあるのであれば、トルクカムを削るとかでもっとハイギア化できるかな、とみていますが、
ドリブン中央部の溶接部に邪魔される、といった懸念はあるかと思いますが、 正直、実働時でそこまでベルトが落ち込むともうかなりのハイスピード プーリー効果になっていますから、個人的にはそこを削ってまでどうこうと いうのはよほどの事があってもやらないですね。
変速比を算出していくとある程度は分かるのですが、そんなところまで 行くととんでもない変速比となってしまいますから、少なくとも50ccの ライトチューンエンジンで使おうとする変速比では無いかなとも。
後、そこまでやるとなるとWRがいくら動こうとも、プーリーの「横スライド量」が 足らなくなるので、スライドさせる為にボスを長くしないといけない、といった 事にもなってきます。 11、いや12o程度スライドさせればもう限界レベルかなと私は分析します。
>そこまでする予定はない、というか現状パワーが追い付いていないようです。
そうなんですよ。結果的には現在で付与させてある変速比×ファイナル減速比が エンジンパワーに負けきっている場合では最高速度は上がりませんから。 実際、ファイナル比が9.6程度というのは50ccの排気量的には結構良い所を 突かれていますから、それをきちんと使えれば最高速度はノーマルの比では 無い所まで到達しますよ。
> ジャンクで買ったので、エンジンは4JPの3KJのようでした。キャブは3KJBでした。 > プーリーやフェイスは社外っぽいし、クラッチも3枚だしでめちゃくちゃでした。腰下も腰上もお釈迦です。 > そのため、新たに3YKエンジンを購入しました。 > 駆動系も一式あるのはあるのですが、ノーマルエンジンとして売りに出しているので、3YKのほうは、良く分からないセットになっています。ちなみに、プーリーのほうも、スタータークラッチを買ったら一緒に付いてきただけのものですが、3YJが(一部で)評判いいようなので使っています。
あ、エンジンそのものは3YKであった、という事ならばおそらくトルクカムも 初期型3YKの3FCが入っていると思います。 下手にいじられていなければ、ですが…この3YK1〜6型までの純正駆動系の 構成って、私が知る限りでは2stスクーターにおいては一番ロスが小さく ハイバランスな構成となっているので、いじくるとしてもさして手を入れる 所はありませんから、個人的にはその構成を基本としていく事をお奨めして みたいですよ。
プーリーに関しては3YJが一番ベターと言いますか、何をやっても素直に なりますし、トルクカムとの組み合わせの相性も出づらいので私も一番 好きですし、仮に3YKのノーマルレーサーを作れ、と言われるならば ベターなプーリーとしては3YJプーリーを選びたいですね。
> ちなみに、そのノーマルエンジン(+3KJB)でも乗ってみたのですが、フィーリングは4LVもどきとあまり変わらず、70km/h止まりですが、別で乗っている4JPはエンジンは良く回っているようです(感覚)が、最高速は(シム抜きで)75km/hくらいです。
うーん、エンジンが3YKでもそれがJOG-ZなのかZRなのかで天と地の差が ありますから、3YJプーリーを基準としたJOG-Z構成であれば最高速度は 75km/h位出てもおかしくは無いでしょう。
フィーリングが4LVと変わらない、となればおそらく3YK-ZRだと思いますが、 それなら70km/h程度というのも納得出来る範囲ではありますね。
> 正直なところ、どノーマル+ハイギアが一番ベストとなれば、それも検討します。
こちら、はっきり申しますが元々エンジンパワーがそこそこあり、かつ 駆動系構成もおかしくないヤマハ2stスクーターの場合だと、おっしゃる通りで 下手な事をせずにファイナル比を適正に持っていくだけが一番バランスが 良くてデメリットが出づらいベターな手法になるんですよ。
これ、原付二種系のヤマハ2stスクーターなんてまさにそんな感じでして、 パワーそのものは排気量に見合ってはいませんが、バランスの良い純正の 駆動系かつ、二種らしいハイギヤードなファイナル設定であるからこそ、 それなりの最高速度も維持出来ているんです。
実際には、純正構成からいじくりまくるとノーマルを上回る何かがありそう、 といった幻想に取り付かれており、パーツを換えまくれば換えるほどに 性能が上がりそう、と考えている方もおられるとは思いますが、ヤマハ系の 純正構成って外野があれこれやった程度で上回れる程の下手は打っては いないだけ、というオチですから(泣
ただ、なべさんの場合はご自分で色々と試された上で、ノーマルエンジンの パワー+程よいハイギヤが一番では無いか、といった所まで辿り着かれて いるのは事実ですし、それは実際には結構難しい事だと私は認識してますよ。
> シリンダーに関しては、どこかの3桁達成サイトで見たり、良く利用するSNSなどで見た情報でやってみたのですが、肝心なところをうろ覚えしていたようです。小細工してダメだったら何か探してみます。
情報の出所は色々あるかと思いますが、しっかり根拠を提示した上で手法も 他人様にお奨め出来るところ、となればそうありはしない、というのが 現実であるという点はご留意下さいな。
…そもそも、そんなところがあるなら私の様なややこしくて小難しい人間は 世の中に必要とされませんので、ね(笑
最後に、排気ポート通路の件なのですがこれ、おそらく駄目だとは思いますが 多少は「マシ」になるかもしれない手法を一考してみました。 私自身、なべさんの加工された現物を見た訳では無いので確実とは言えませんが 下記の図をご覧下さいな。
これ、絵をお借りしましたが出口側を抜いてしまったのは仕方が無いので、 排気通路の「上側」を削り込むといった感じです。
青線の様に、まず排気ポート内壁側の頂点部の高さを換えず、かつ ピストン移動方向に対して可能な限り直角に、出口側に向かって通路を 真っ直ぐ掘りこんでやり、拡大してしまった出口の「上端」に向かって 通路を「下ろしていく」といった感じで修正してみては?
小難しい話は端折りますが、排気通路上側に穴が開く可能性もありますし 余計スッカスカになる可能性もありますが、少なくともパワーバンドから 外れた状態からの復帰力は少しは回復すると思いますよ。
これは本来は通路上側ではなく下側で行うべき点なのですが… このあたりはネット上には出ていない個人的企業秘密なのであんまし 突っ込んだ事はご遠慮頂きたく思いますのでよろしくです。
ではでは、いつもながら長くなりましたが参考までにどうぞ。 管理人でした〜
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