G太郎坊@北海道さん毎度でございます。
さてキャブセットですが…私は実際のokoにはそこまで詳しくありませんが、症状と 言いますか現状を鑑みるに、leadio126さんのおっしゃる様にジェットニードルを それなりに揃える事がこういった高性能キャブの基本になります。
写真で見る限りでもニードル先端での形状が異常な位異なっていますから、 PWK用のニードルをそろえるのが良いでしょう。 基本は「N68A」を基準とし、そこから前後2本ずつあれば大抵の場合は困りません。 (F、G、A、H、I程度)
後、この手のキャブの場合、ジェットニードルの「クリップ段数」を調整するのは あくまで3段目から上下1段ずつのみで、それ以上に変更が必要な場合には ニードルそのものを変更するのが筋になります。 だからこそいくつかニードルが必要、と言いますか無いと話にならないですね。
それと、スロットルバルブ(カッタウェイ)はお手持ちのoko24の場合、何番が入って いるのでしょうか? よく、ニードルの云々は言われますがこのスロットルバルブの番手があまりにも 異常だと、いくらニードルで誤魔化してもまともに走る事が出来ません。
特に、キャブ自体がエンジンの吸入負圧に勝る様な大口径なオーバーキャパな 仕様な場合、低回転から一気に「カパ開け」した時に追従させようとするとまず スロットルバルブ番手が適性でないと駄目です。
これ、70cc程度ならば3番か3.5番あたりがキャブ的にもベターな所になるかと 思いますが、SJをいくら下げても開け初めがゴボついた感が出たりする場合は ニードルのみならずスロットルバルブの方に要因がある事が多いですね。
ニードル調整というのはあくまでスロットルバルブの補正であり、本来はがばっと アクセルを開けていく段階のセットはスロットルバルブが請け負っている、といった 点をまずご理解下さいな。
ちなみに、ここがきちんと出来ていない場合、「このエンジンに対してキャブ口径が 大きすぎて合わない」といった本末転倒な結論に到達してしまう方がかなり多いので ご注意下さい。(これはPE24とかでも同じ事です) …実際、50ccノーマルエンジンにPWK28の直キャブでも走らせる事は出来ますんでね。
とまあ、このあたりはおそらくですがG太郎坊@北海道さんがお考えの「セッティング」とは 違ったアドバイスになるかと思いますが、以前アドバイスした様にビッグキャブと いうモノは、そういった点をきちんと考えてセットパーツにお金をかけないとセッティング 以前の問題ですね…
私に言わせれば、ですがニードルの段数を1段目とか5段目とかの極端な位置にするとか、 Eリングの上下にシムを噛ませて超微調整するとか、そんな意味不明な事を行う前に スロットルバルブを見直しましょう、としか言えないので。 当然、お金をかけずになんとかする、なんて不可能ですからキャブ本体を安価傾向で 購入したのであれば、セットパーツは奢りましょう、という事で。
ではでは、参考にして頂けると幸いです。 管理人でした。
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