メタボ鯖さん毎度でございます〜 アドバイスの方お役に立てて頂けそうで何よりですよ。 今回は追加でちょっと補足しておきますね。 …とは言いつつ長いので適当に流して下さい(汗
> タクトをいじりはじめてから大分経って純正シリンダー抱き付かせてようやくこのサイトに行き当たり、いろんなコンテンツを読み目から鱗こぼれまくりでした。
ありがとうございます。まさにそれが当サイトを存続させている最大のメリット、 と言いますか売りなので…(笑 2stスクーターにおける一般的に「見える」勘違いや誤解、誤った点等を すっぱりざっくり切り捨てていくのをモットーとしております。
> カブと同時にS13もいじっていたのですが、そのころの知識、経験で役にたっているのは工具の使い方とかの程度で、2ストはほぼ別物と実感してます。 > 駆動系もちょろっとはいじっていますが1が10に影響するみたいな感じでまるで銀河系並みの難解さですね。
なるほど、以前にも色々なご経験がおありなのですね。 ですが当サイトのどこかにも記している様に、他のバイクや車の経験が あるからといって、ナメてかかっては一番泥沼にハマり楽しく無いという 最悪のパターンになる、と言うのは結構あるので注意が必要なんですよ。
構造がシンプルでメカニズムも簡易に「見える」為、余計にそういった 錯覚が起きやすい人が居るというのは…私の人生の中では何度も何度も 経験しています(爆
> 基本は街乗り、たまにお山の下りってかんじの運用でしたが、ドリフト時代に行っていたサーキットでバイクのイベントがありそこで走らせてもらったんですが、まあエキシビジョン的な感じで大型〜原付(50は自分だけでした(泣))までクラス別けなしで10台中9位でした。お遊びとはいえ負けるってのは悔しいと久々に感じましたよ。
ジムカーナってパワー的に勝る方が良い、というのはかなりのハイレベルに なってからの話だ、と私は分析しておりますね〜 これ、小排気量+プアな足廻り車で大きな高性能車に迫る、というのは なかなかオツなものだと感じますし、チューニングやセッティングも当然 実力の内ですがやはりそのあたりも含め「ウデ」も大切という(笑
> まさにおっしゃる通りのドッカンパワー系です。 > ノーマルをある程度レストアしてちょっと走ってたらノーマルマフラーが根本からボッキリいってチャンバースタイルへの憧れもあり、急遽購入したのですが、ポン付けでは発進加速で満足できず、後にウェイトローラーをドクタープーリー製4.5gまで落としてまともに70キロ強出ました。 > その後、峠で擦るのでエキパイと本体のスリップオンの所を少し斜めに詰めてエンジン側に寄せて75キロ。ポート加工で80キロって状態で例のジムカーナでした > > 加工前後で確かにパワーは落ちましたがパワーバンド自体は上にあがりました。
チャンバーに関しては私の経験とあまり変わらなかった様ですね。 …チャンバーというモノは2stエンジンの特性を決める第一のパーツなので、 これがおかしいと何をどうやっても楽しく無いのでとっても難しいです。
> なるほどです。実はこの チャンバー納得できるパワー感になればステンで作り直すつもりなのですがそれはまだまだ先みたいですね。研究と試作、試走を重ね寸法は詰めていきたいです。
おお、ステンで作り直される予定なのですね。 しかし…お気を悪くされたら申し訳ありませんが、チャンバーそのものの 構造や特性をご自身で分析しつつ作り直していく、といった方向性で あるならば、言い方悪いですがもうちょっと良いチャンバーをベースとして あれこれ考えられた方がベターかとも。
とはいえ、現在では2stスクーター用かつ、しっかりとした理論やモノ作りを 行っている所はほぼ絶滅していますが、それでも例のチャンバーよりは 真っ当な特性が出るものは存在するはずですから…そういった方向性も 一考されてはと思いますよ。
> なるほどです。自分は溶接はズブの素人ですのでちゃんと溶着できてなかったみたいですね。
これについても補足しておきますが、AF18系縦型エンジン(AF24タクトも同型)の 場合だと、エンジンハンガー動作等の関係で、ピストンの上下運動云々による 振動があまり減衰されておらず、チャンバーの取り回しもあいまってかなり チャンバー側にクラックや破損が起こりやすいエンジンなんですよ。
なので、チャンバーひとつにしてもそれなりの箇所にスプリングジョイントを仕込んだり、 サイレンサーの位置や重量バランス、ステーを噛ませる場所等を考えないと、 強固に溶接するだけでは他にしわ寄せが行き、簡単にぱっくりと逝ってしまうと いう事はザラにあります。
スクーターのチャンバー自体、いくら軽めとはいえ重量はクランクケース側に全て 乗っているものなので、そこに振動が加わるとあえなくバキン、というのは AF18系エンジンでは特によくありますのでご注意下さいませ(汗
> テールパイプ径については確かに知り合いのジョグアプリオ(ほぼフルノーマルで3.50タイヤと新品ベルトだけで自分のより最高速以外速いです)を見てもあの細さと考えると太くするのは考えものですね。
ヤマハの規制前3YK系エンジン搭載車とAF24タクトを比較するのはさすがに あまりにも酷ですから…気にされない方が良いですよ(汗 アレは設計のまぐれ当たりの奇跡とも言えるレベルのエンジンなので、ある意味 元から良すぎて面白味は小さいかな、と私は考えていたり…
で、テールパイプ径なんですがさすがにノーマルマフラーの場合はかなり 小さいですが、ノーマルマフラーの中身の「チャンバー構造」は、一般の チューナーやショップレベルでは解析出来ない程高度になっています。
なので、ノーマルマフラーのテールパイプ径はあまり参考になりませんが、 50ccかつ、ノーマル比でピークを1000〜2000rpm程度上げてパワーを出す チャンバー、という前提でしたら内径で15〜18φ程度でしょうね。 あくまで私の理論なので参考までにどーぞ。
> 某ひぐらしではありませんが勇気を出して相談してみてよかったです。 > ネットで質問するのってちょっと怖かったんですよ。 > もしかしたら抜けなさすぎと思い込んでいたので危うくさらに抜けすぎで訳のわからないパワーダウン→また太く→とかやってしまうところだったのかもしれません。
いえいえ、こういうのははっきり申しますがざっとでも分かる人がそこらじゅうに 居るものでもありませんし、チャンバーなんてなおの事なんですよ(笑 仮に居たとしても、Web前提の場合だとネット上に出ていないのでは 情報を求める方からすれば居ないのと同じですから…私で宜しければ 何でもご質問下さいな。
…相談してみたらいきなりメタ視点が変わる可能性も大いにありますし、 最悪某症候群を発症するくらいならば違った見方が出来る可能性を 求めるのはとーっても良い事だと私は考えておりますです。
> やはりチャンバーがエンジンパワーの大部分って考えるとサーキット行くときだけ専用で駆動系とセットで一本ノーマルなりスポーツマフラーなりもっておく方がいいんですかね。 > でもチャンバーの不格好さとあのドカンって上でブーストかかるみたいなフィーリングも捨てがたいです。
そうですね、どこでも万能で無理の無い特性と性能、となればそれはやはり ノーマルが一番理想的なんですよ。 チューニングというモノは基本的にノーマルの何か、主に耐久性を犠牲にして パワーなり特性変化なりに「振り替える」モノですから…
おっしゃる通り、走るステージに合わせたパーツなりセットなりを複数用意して おくのも良い手段だと思います。
余談ですが私、ジムカーナはサーキット仕様のFNマシン、ライブDio-ZXの ノーマルレーサーを持ち込むのですがそれでもサーキットライクな足廻りの ままではあまり楽しくないので、面倒でもちょっと変更して持っていく位は 行いますしね。
そういった方向性の方が手間よりも楽しさが上回る、という事がご自身で 体感出来て気に入れば自動的にそうなるかなとも。
…なお個人的好みでは、チャンバー装着車でも0発進からドカン、とパワーバンドを 使わないと気に喰わない主義なので後でパワーが出てくる、というのは私は あまり好みではなかったり(笑
> 足回りについては書いていませんでしたね。 > タイヤは前後3.00-10のハイグリじゃない奴でエアは冷間F2キロR2.2キロ、今のところグリップ自体に不満はありません。 > リアサスはスズキの二種の純正品にワッシャー噛まして着けています。取り付け穴間で300ミリだったかと。これ不明品なんですよ。昔通ってたバイク屋から新品をもらったのですが、なにやらリコール品でとったけど客が以外といなかったらしく在庫余ってるからどうぞって(笑)下側が少し広いだけですんなりついたんで乗ってみたらしっとりしていい感じなのでそのままです。 > センタースタンドは撤去済みです。フロントはGダッシュ三ツ又に中期AF35ZX金サスです。
そして足廻りの補足ありがとうございます〜 写真ではライブDio-ZX用アルミホイールが入っているのは見えましたが、 タイヤ銘柄までは分析出来なかったので(汗
で、このあたりなんですが10インチスクーターでの基本的な点をざっくりとだけ 記しておきますね。
まず、タイヤは磨耗や値段の問題もありますが、峠やジムカーナ等のスポーツ的 走行を行われるならば、安全の面からもせめてフロントだけでもハイグリップな タイヤをチョイスするべきです。
現状グリップに不満は無い、との事ですがおそらく10インチタイヤでのハイグリップは 体感すると世界が変わると思いますよ。 小径が故に速度に対する回転数が高く、それが為にリカバリーもしづらいといった 致命的な弱点がある為、タイヤ1回転における路面へのフィット感というものはとても 大切になっているんですね。
一般的な使い方だと雨でも一般タイヤよりはグリップしますし、耐久性もそこまで 悪い訳では無いですから…(銘柄にもよりますが)
後、空気圧はいくらサイド剛性が低い一般タイヤでも、フロント2kgも入れていると 針の穴を通す様な設置面積になるので危ないかなとも(汗 温間時に圧が上がった状態を想定したとして、さらに体重を加味しても1.6〜7kg 程度で止めておいた方が良いですよ。
そしてスクーターはエンジンの重心がリヤミッドに存在し、前後軸の重量バランスは 最低でも4:6以上ですから、運動性においてはリヤショック&リヤタイヤに占める 割合はかなりのものです。
リヤショックは流用品かつ、何かの純正品という事ですが芯間が300oもあると 1G沈下量をふまえてもかなりのケツ上がりになっていると思われますね。
もちろんその方がキャスター角が適度に立ち、ホイールベースが短くなり リヤショックの動作角度も寝て動きが良くなるので良い事ずくめなのですが… これも1G沈下でどれだけ沈んでいるか、そこからのスプリング反力は適正かが ポイントになってきます。
こちら、おそらくですが300oかつ下側幅が同じレベルならば原付一種の何かの 物だと思いますが、基本的に原付一種スクーターの純正リヤショックは30km/hを 前提としているものなので、余り無理をする様には出来ていません。
私はスポーツ走行どころか、普通に乗るだけでもノーマルショックってのは嫌なので もしも新車の原付一種スクーターを貰えるならばまずリヤショックを一番に交換して 行くタイプです(笑 そして次にタイヤですが、エンジンパワーなんて二の次だったりしますよ。
> なるほどです。キャスターは車と同じく起こした方がクイックになるかと考えリアサス自体は変えているのですが、メタボな百キロが乗ってるんでもしかしたら社外のガチガチサスとかの方がしっくりくるのかもしれません。あと三ツ又も35ZX用も所持してるのでいろいろ試してみます。
なので、社外品ショックを試してみるのも良いと思いますよ。 ただし、体重に耐えられる物が大前提になりますし、AF18系エンジンはショックの 取り回し的に死ぬほど制約が多い為、簡単にはいきませんが…
近年ではショック自体、ピンとキリレベルにはっきり分かれがちなので手始めに スプリングレートは柔らかいですがデイトナ製ユニバーサルショック、というのも アリかなとも。 これは安いワリにまあまあスプリングと減衰力のバランスが取れており、ショック 本体も細いのでリヤタイヤを3.50化するとしても意外といけるものです。 あ、あくまでお試しレベルとしては、ですよ(笑
ただ、1Gでどれだけ沈むかは簡易計測で良いので他人に測ってもらっておき 自分用データとするのも良いでしょうね。 (フルストローク40oのショックにおいて1Gで30o沈んでは意味無いですから)
後、三つ又ですがこれはライブDio-ZXの物もお持ちならばそちらの方が フロント全体の「位置」は20o程度下げられますよ。 ただ、タクト車体でどうなるかは私は分かりませんが、アンダーブラケットの 部位がハンドルを切った時にどこかに当たるかもしれません。
それで駄目なら可能な限りフォークを突き出しj加工する、というのも結構 有用だったりしますよ。 ただ、フロントは車高自体が下がりすぎる方向性だとバンク角を失っていくので そのあたりも注意が必要ですね。
ではでは…補足といいつつ長くなりまくりましたが(汗 参考にして頂けますと幸いです。 管理人でした〜
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